ちゃろー(*´ω｀)
日本のリタイヤ老人にダントツで人気の趣味！
といえば？
そう、道の駅巡りですよね。
散歩？
ただのルーティーンは趣味にカウントしません。
早寝早起きや朝のラジオ体操が趣味って言えます？
◎趣味とは？
私の中では「カネを使うかどうか」が趣味かどうかの判定基準になっています。
「途中のコンビニでいつもコーヒー買うから、散歩も趣味に入るだろ？」という反論が出てきそうですが、その人が本当にそう思っているのならそうなのでしょう。私は「それは散歩途中でコーヒーをのむというルーティーンでしかない」という意見を曲げるつもりはありません。
とまあ趣味の定義について議論するのは不毛でしかない気がしますのでこの辺りで切り上げておきましょう。
本題は「道の駅」巡りです。
◎巡る
ただ道の駅に行くだけでは趣味とは言えません。
「巡る」事で趣味となるのです。
だってコンビニに行くのが趣味ですかね？
イオンに行くとそれは趣味を楽しんでいると言えますかね？
いえ、行ってもいいんですけど、それって日常でしかないじゃんってなりません？
趣味に昇華するには「巡る」事が必要じゃないかと愚考するのです。
つまり「全国のイオンやコンビニをコンプリートする」とかなら「おお、それは面白そうな趣味ッスね」と話が弾む気がします（気がするだけです。まだそんな人と出会ったことがないので）。
コンビニだったら訪れた全ての店でコーヒーを一杯買ってそのレシートを集めてでっかい日本地図に張りまくるとかだと立派な趣味じゃないスかね。
まあレシートを貼りまくるのはコンビニだと数が多すぎてムリですね。イオンくらいの方がいいでしょう。
というわけで「巡る」は趣味だと思うのです。
「西国八十八か所巡り」とかあるじゃないですか。あれは「巡る」が入っている趣味の代表格といえるでしょう。
「あれは修行だ。趣味ではない」というご意見も重々承知しております。
巡礼＝宗教儀式という側面があるわけですからいろいろ思うところがある人も多いでしょう。
かくいう私は無宗教主義、むしろ穏健的な宗教否定派（他人はどうでもいいけど自分は無宗教ですと主張する程度のマインド）なので宗教活動的なことには多少なりとも抵抗があるんですよね。
そこで道の駅の出番です。
◎道の駅
道の駅を巡ることが趣味となる理由は以下の通りです。
・カネを使う場所である
・基本的に宗教は絡まない
・西国八十八か所だけじゃなく、日本全国に点在する
・コンビニほどではないがイオンよりは多く、巡りがい？がある
・同好の士が多い（たぶん）
というわけで「道の駅」は「巡る」という行動様式？を付け加えることで立派な趣味といえるでしょう。
道の駅はまたスーパーマーケット機能に加えレストラン的な役割を担っているところもあります。なので趣味と実益を兼ねる「いい感じ」の趣味といえるのではないでしょうか。
とまあいろいろ理屈めいたことを書きましたけど、要するに「ドライブ＆何か」を考えた場合、「何か」に「道の駅」を当てはめるのは結構「いい感じ」なのではないかと思ったというわけなのです。
前回、DEFENDERでダムカード収集活動を始めたという記事を書きました。
記事では意図的にダムに行く話だけにスポットを当てましたが、実のところドライブの本題はむしろこっち、つまり道の駅巡りが主で、近くに「DEFENDERでもアクセス容易なダムがあれば寄ってみる」的な感じ。ダム・ハンティングは従なんです。
実は「介護なお年頃になってしまったので泊りがけは難しいけどせめて日帰りドライブを楽しみたい」というモードに突入してからは、ダムにはDELICA MINIで出かけておりました。納車された後はDEFENDERにバトンタッチしたという経緯です。
正直に言うと道の駅巡りもDEFENDERよりDELICA MINIの方がストレスがなくていいんですけどね。
理由は駐車スペースが狭かったりするところが多いからです。
日本には「いや、そのスペースだとドアが開けられないでしょ？」サイズがまだまだ多いですし、そんな道の駅に限ってそもそも駐車できる台数が多くなかったりしますからね。
上述の通りリタイヤ老人たちが大挙して道の駅に訪れますので平日でも結構な人出だったりするんですよ。あまつさえレストランが併設されているような道の駅でランチのタイミングにかち合ったりすると現役の方がそれに加わりますので駐車場は満車なんてこともあります。
別途トラックスペースが合ったりしますけどさすがにそっちには止めにくい。
◎道の駅を巡るということ
そんな感じで今回は道の駅「巡り」についてちょっとだけ。
駐車場に関して文句を言いましたが、それでも道の駅巡りはDEFENDER向きの趣味だと思います。
「何言ってんだ、DEFENDER向きなのはキャンプとかのアウトドア・アクティビティだろ？」
というご意見は至極ごもっともで、道の駅なんてどんな車でもオッケーなわけですよ。既述の通り最適なのは軽自動車です。
なので「DEFENDER向き」ではなくて「DEFENDERでもストレスが少ない」趣味であると言い換えましょう。山間にある道の駅も一部すれ違いが難しい狭小路を通る必要があったりしますけど、ダム・ハンティングよりは断然マシです。
そんな感じで「スーパーマーケットの下位互換」的な意味合いを込めて予定のない平日に道の駅目指してドライブなどを楽しんでおりました。
そんな折り、マイナーSNS上で敬愛するお友達から「ラリー、楽しいっすね」的なコメントをいただきました。道の駅巡りを楽しむ同好の士だったようです。
ただし彼はそこに私よりさらに深い？楽しみを付加しておりました。
それは「スタンプラリー」です。
スタンプラリー。
それは人が潜在的に持っているコンプリート欲求を刺激する悪魔の囁き。
現在のトレンドは関西万博会場で行われているポケモンスタンプラリーなどでしょうか。同居人が嬉々として楽しんでおりました。
そんなスタンプラリーを道の駅が開催しているわけです。
私もスタンプラリーの存在は知っておりました。
だって道の駅にポスターがはってあるんですもん。(^^;
でもね、私は「スタンプラリー」にはもともとあんまり興味を持たない性格なんです。
「コンプリートしなければ」的な強迫観念に囚われてスタンプをコンプリートすることが本来の目的になってしまいそうでどうしても規制がかかってしまうんです。
意味あいは多少違いますが、いろんなショップで「お得です」的に発行されるメンバーカードなども基本的には嫌いなんです。増えていくカードをいつも全部持ち歩くのか？と自問するとうんざりするわけですね。そんなストレスを抱えるくらいならお得じゃなくていいや、と考えるタイプです。
もちろん100%拒絶するわけではなくいつもじゃなくても持っているメリットが大きいと判断したものはメンバーカードを所有しております。徒歩5分のスーパーとかいつも行く美容院なんかはソレですね。
なので道の駅のスタンプラリーがあるのは知っているけどめんどくさいのでスタンプラリーには参加しませんよ、というスタンスでございました。
◎邂逅、そして始まり
ある日のこと。
いつものようにGoogle Mapsでなんとなく選んだエリアで、ある「道の駅」に出合いました。
道の駅の名は「道の駅 はが」。兵庫県の西部、宍粟市の国道29号線沿いにある小規模などこにでもある道の駅でした。
そこが特別だったのは「近畿で第一号の道の駅」だということでした。
「へえ」と思って足を踏み入れたその場所で最初に目についたのがスタンプです。
ええ、例の道の駅のスタンプラリー用のスタンプを押すブースでした。
それを見た私は「ああ、天啓とはこういうことか」と思ったのです。
人類を超越した存在から「スタンプラリーをやれ」と言われたのだと。
何種類かの野菜とともにスタンプ帳を購入した私は、その場で封を開け「近畿 道の駅一号」である「はが」のスタンプを押したのでした。
スタンプラリー、スタートの瞬間です。
◎近畿「道の駅」スタンプラリー
私が参加したスタンプラリーの正式名称がこれです。
具体的な内容はurlをチェックしていただく方がいいでしょう。
要するに最長3年かけて近畿の道の駅をコンプリートしてね、というキャンペーンです。
スタンプラリーの存在は知ってましたが、興味がなかったので詳細はチェックしておりませんでした。
道の駅「はが」にはスタンプラリーに関するパンフレットなども複数用意されていたのでそれらを手に取って改めて内容をチェックしてみたところ、まず最初に「？？？」と思ったのが「福井県って近畿だったのか」ということ。
そうなんです。近畿「道の駅」スタンプラリーは福井県が含まれます。三重県は違うようです。
近畿って実はあいまいなんですよね。
私なんかは「近畿二府四県」という行政機関的な価値観？で「滋賀・京都・奈良・大阪・和歌山・兵庫」の6府県が一番しっくりくるんですが、三重県出身の知人に言わせると「近畿は2府5県。三重が入っている。お前が言っているのは『関西地区』だ」そうです。
法律で決まっているわけではないので決まりがあるわけじゃないんですが、三重県が近畿だという主張？には違和感があります。しかし今回の「近畿道の駅ラリー」では「近畿」でも「関西」でもない福井県がシレっと入っているではありませんか。
いや、それはいいんです。
私的には和歌山より福井県の方がアクセスしやすいのでむしろ和歌山をレスして福井を入れてくれた方がウェルカムなんですけど、そういうことじゃなくて純粋に「道の駅的には福井は近畿なんだ」と自分の常識が通用しない世界線に入り込んだみたいでちょっとモヤっとしただけなんです。
それからその「道の駅 はが」で知ったのですが「近畿」だけでなく「兵庫県」というエリアでも並行してスタンプラリーが開催されておりました。
兵庫県道の駅スタンプラリーの方はスタンプ帳は帳じゃなくてシート、つまり一枚ものということもあって無料配布でございました。近畿版の表紙がVWビートルなのが「わかってるなあ」というか私のような年代にはグッときますね。このキャンペーンのメイン・ターゲットはまさに私世代以上でしょうからね。
ちなみに現時点で「兵庫県」の道の駅は36か所、福井を加えた「近畿」だと158か所だそうです。
近畿スタンプラリーは2028年の3月末が期限、つまりあと3年近くありますのでムリなく楽しめる気がします。
スタンプを押すのが目的にならないように楽しんでみたいと思っております。
きっかけを作ってくれたSutemaru大兄には感謝しかありません。
ちなみに不具合はまだ出て（見つかって）おりません。
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