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★【VOLVO XC40 B4 AWD R-Design】ロードバイクを積んでみた

VOLVO XC40

にゃんぱす~(^^)

シリーズ「XC40に○○を積んでみた」第二弾は本命?のロードバイク編でございます

◎XC40は「ロードバイク・ファーストではない」車選びだった

以前は「ロードバイク・1st.」というお題目を掲げて「次の車は何にしようかな」なんて夢想していたわけですが、結果としては「ロードバイクを載せて走る時間より、載せて走らない時間のほうが圧倒的に長い」という、至極アタリマエな「解」を導き出してクルマ選びに関しての「縛り」から開放されて自由の翼を手に入れた私は、結果としてXC40をチョイスしたわけです。

が、しかし。
ロードバイクを積載することはあるわけで。

というわけで、MY2014のXC60からダウンサインジグしてXC40に乗り換えた結果、どうやってロードバイクを積むのか? が一つの大きなテーマというか懸案事項でございました。

ええ、もちろん納車後にチェックしましたとも。
そんなわけで、この記事が全世界のロードバイク乗りのXC40オーナーや、全世界のロードバイク乗りでXC40を購入候補にしている方々の参考になれば幸いです。

◎結論:MY2014のXC60と何ら変わることのない運用が可能

はっきり申し上げますと、購入時には以前のような比較的ラクな運用についてはすっぱり諦めていました。
というのも、MY2021のXC40の全長は4425mm。MY2014のXC60の全長が4645mmですから、220mmも短くなっています。
また計算上のルーフレールを含めたキャビン高(全高ではなく、ボディ部分の高さ)はXC40が1450mm。対するMY2014のXC60が1480mmで30mmも高いのです。

○まずは平置き

これはリアシートを倒して荷室を広げて1台だけ運ぶ時の積み方です。
メンテや修理の為にショップに運ぶ時や、ソロで遠征する時はこの方法が簡単です。
ワゴンタイプなら同じようなことが可能です。

ご覧のように充分可能です。


キャビン高があるSUVですから、長さがOKであれば荷室の高さには余裕がありますので、ブランケットなどで養生すれば二台もOKです。
XC40でロードバイクを2台運ぶのはこの方法だろうな、と思っておりました。

○MY2014 XC60での積載方法とは?

前輪とサドルを外して縦に積み込んでいました。
フォーク部分をバーに固定する方法です。

私が使っているのはMINOURAのVERGO-TF2という2台を固定できるタイプです。


http://www.minoura.jp/japan/transport/vergo-tf/vergo-tf2-wh-kit.html
こんな感じで固定します。

私が使っているのは旧型ですが、本体には大きな違いはありません。それよりもオプションの外した前輪をバーに固定する「ホイールホルダー」が劇的に変わっていて、1本で2本を固定できるようになっています。私が使っているのは1本でホイール一つなので写真のようにホルダーが2つ必要でした。
縦積みですから、ワンボックス系やミニバンなどの背が高いクルマを想定している製品ですが、XC60を始めとしてCCではなくSUVとして設計されたクルマの中にはサドルを外せばなんとか積載できるものもあります。

○実際に試してみた

で、XC40に今までと同じように載せてみたところ……。
問題なく積載できてしまいましたとさ。^^;

リアウィンドウにドロップハンドルのブラケット部分(ブレーキや変速を行うアレ)

が接触しない位置がここになります(私の場合、冬場はハンドルカバーがついていますが)。

この状態でキャビン側はどうなっているかというと、こんな感じです。

前輪をホルダーに取り付けるとこんな感じ。

写真だとわかりにくいですが、後輪は床の端ギリくらいで接地しています。
ホイールベースが長いロードバイクだと板などを渡して延長してやる必要があるかもです。また、後輪は私のドライビングポジションだとシートバックに触れないのですが、助手席はゆったりとしたポジションになっているためそのままだと入りません。なのでロードバイク二台を積む場合は後輪を中央に寄せて前席シートの間に来るようにしています。

シートポスト上端と天井の間にも余裕があります。もっともサドルを取りつたままでは絶対ムリです。SUVだとココは妥協しないとだめでしょうね。

ちなみに私のフレームサイズは54。同じモデルなら56でも余裕です。

◎ロードバイク積載に関する荷室長

実際にロードバイクを積んで思ったのは「XC60(MY2014)とXC40(MY2021)の荷室の広さはあまりかわらない」ということです。
こう書くと語弊があるかもしれませんがXC60に積載していた時の感覚とXC40に積載した感じを比較すると、ロードバイク積載に関する荷室長の差は5cmあるかないか程度です。
つまりクルマの全長での比較はそのまま積載性と比例するわけではないということです。
まあ、アタリマエといえばあたりまえの話ですね。
例えば、BMWのX6は全長が4945mmありますが、全長4425mmのXC40と同じようにロードバイク2台を荷室に縦に積めません(たぶん)。

そこで「ロードバイク積載に関する荷室長」についてもう少し考えてみます。
ざっくりいうと「空間的な長さと高さ」です。単純な荷室床の長さや荷室高ではないのです。
もちろん絶対的な荷室長と荷室高は重要ですが、ロードバイクを立てに積む場合に重要になるのはリアゲート側のある程度の高さと、できるだけ切り立ったリアゲートの存在が有効です。

この点に関しては荷室高は及第点のXC40もリアゲートの形状は褒められたものではありません。
もう一度この写真を見て下さい。
ブラケット部分がリアゲート(ウインドウ)に接触しないようにするためには、ここまで奥に固定具を接地しないといけないのです。


ざっくりですが、多くのロードバイクはブラケットの先端から糸を垂らすとフロントフォーク先端付近に降ります。
つまりリアゲートが垂直であれば、ミノウラのVEAGO(ベースバー)は限りなく前に接地できるのです。
そうすると必然的にキャビン側に余裕が生まれ、シート間にホイールが突き出すこともありません。
つまり全長が4500mm内外のSUVなら2台じゃなくて3台は積載できるのです。
そういう意味でミニバンやCITROENのベルランゴのようなカーゴ系は理想的な「ロードバイク・ファースト・カー」足り得るのです。

XC40のルーフ後端はデザインされているため、こんな感じで傾斜しています。

結構な傾斜ですね。
ここが垂直に近かったらもっと余裕があるのですが……。
たとえば今回、契約寸前まで行ったCITROEN C5 AIRCROSS SUVはこんなテール形状。

全長はXC40よりちょっとだけ長い4500mm、ホイールベースも30mmだけ長いのでXC40よりかなり余裕がありそうです。

そんなわけで、XC40におけるロードバイクの積載性は前車であるMY2014のXC60と比べても遜色がないというのが結論です。

なんというか「クルマは小さい方がスペース効率がいい」法則がXC40とXC60の間にも当てはまったということなのでしょう。


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