趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★Canon EOS M

カメラ

返品したい……その2?(初出:2013/06/24)

PASM的モードダイアルはもちろんNEX-7と同じで画面上に出てくるソフトウェアボタンでして、そのボタンを呼び出すのも実は画面上のボタン(アイコン)だったというオチです。
そのロジックがわかった時に、私はしみじみと思いました。
「返品したい……」

ヨドバシのお兄ちゃんに泣きつけば返品してもらえるかもしれませんが、開梱し、開封(カメラは不織布の袋に入れてシールで封印されているので)し、一度通電して使用してるわけですし、カメラに異常が見られない以上、さすがに返品は不可能だと知った上でなおそう思った私の気持ちを察していただければ幸いです。
分解して中のチップを破壊した上で『動きませんでしたからもういいです。不良品なので返品してください。交換はいりません』何てことは全く考えはしませんでしたよ、ええ、まったく。(・∀・)

冗談はさておき、PASMモードはあったので一安心。思っていたよりはまともなカメラだということがわかりました。
私のカメラ運用は基本的にはP基準で、アイリス(絞り)のcontrolはいわゆるプログラムシフトを使います。
いわゆるベテランはアイリス優先の人が多いと思いますが、私はボケコントロール至上主義ではないのと、むしろパンフォーカス気味の方がいいな、と思うショットが多い為です。

もちろん意図的に絞りを開けて撮りたいことも多いですから、Pで1ショット、プログラムシフトを使ってF値を買えてもう一枚、という撮影スタイルでやっています。
アイリス優先で撮ることももちろんあります。多くはテーブルフォトの場合ですが、最初から被写界深度を考えて何枚も撮るとわかっている時には当然アイリス優先モードに変えます。
シャッター速度優先で撮ることはまれですが、もちろん皆無ではありません。
つまり、やっぱりモード選択は物理的なダイアルが欲しいんです。
でも、IXYをメインで使っているユーザーは「PASM? 何ソレ?」的な方々でしょうし、そう言う人達がモードダイアルを見たら「なんか難しそう」と敬遠しかねない……キヤノンの営業部門はそう考えたのでしょう。
だからモードダイアルを「隠した」と。
つまりキヤノンの営業部門はEOS Mをハナからベテランや中級・上級ユーザーに売るつもりは(あまり)なかったと考えられます。
の、割にはダブルレンズキット、発売当初は10万円クラスでしたよね。

とは言え、EOS Mのダブルレンズキットは基本的には豪華な内容だと思います。

・レンズ二本(単焦点と標準ズーム)
・AFが使える純正マウントアダプタ
・ストロボ
・バッテリチャージャー

敢えてバッテリチャージャーを記したのは、最近USB充電に対応したはいいが、「だからバッテリチャージャーとかいらないよね」
的にコストダウンしているモデルが増えてきているので。
まあ、最近のモデルじゃないと言えばそれまでですが。

発表当時の全レンズ(今も一応この二本だけですが)とストロボに加え、EOSユーザーがもう少し遊べるようにとマウントアダプタまで入ったキットですからある意味「全部入り」です。
それが今や5万円程度で手に入るのですから、EOS Mのスペックと操作性に我慢ができるのであれば、これはバーゲン状態だと思います。

あ、ちなみに、ですが、レンズフードは別売りです、ハイ。
22mm単焦点にはご覧のように手持ちのOLYMPUSの旧4/3用パンケーキレンズ用のフジツボフードを流用したので、購入したのは標準ズームのもののみ。
で、この標準ズームのフードがイケてると私は思うのですよ。
何がイケてるって、サイズと形状ですよ。
もはや日よけとしての意味あいの為の機能は怪しいですが、私の様にそもそもレンズ保護としての機能優先なのでフードが大きすぎたりガバっと開きすぎているとがっかりするのですが、これだと及第点、というか満足です。OKです。
こんなもんでいいんですよ、ナノコート時代のレンズフードは。

ちなみにオリンパスのフード、ケラれません。
でもオススメはできません。
手持ちで持っている人はメーカーロゴなどどうでも良いと思っている私の様な節操のない人は使うべし、ですが、購入するとけっこうなお値段ですから。

うーむ。
なかなか核心に到達しないまま文字数だけが増えていく、そんなレビュー。(・∀・)