趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★Nikon 1 J1 ショートレビュー(その1 (^_^;))

カメラ

(初出:2012/03/24)

Nikon 1。

撮像素子が1インチサイズだから1。
そうに決まっているんだけど、メーカーは色々な後付けの理由で飾りたがる。
とはいえ、メーカーの広報が何と言おうと、公式Webサイトにどんなウンチクが書かれていようと、1インチサイズだから、Nikon 1マウント。
穿った見方をするならば、「1」という名称を「どーしても使いたい」と上の人、すなわち「偉いさん」が言ったために、本当は使いたくもない1インチというちっちゃなサイズを採用せざるを得なかった、のかもしれない。


まあ、どっちにせよ撮像素子を小さくすれば単純計算で1台当たりのコストは下がるのでライバルの様子を見ながら価格を下げるアロウワンスを稼げるわけで、そう言う意味では「(商売上)ウェルバランスなサイズ」だったのかも知れないけれど。
つまりコスト戦争に勝ち残る為のサイズ、それが1インチのNikon 1に違いありません。
いかにコスト優等生なのかは、実物をみればわかります。
100人中、66人が「安っぽいとは思わない」というラインまで落とした素材の品質と質感、
100人中、57人が「大きいとは思わない」というサイズまで肥大化させ、ダウンサイジングに要するコストをギリギリまで切り詰めたあのサイズ。
要するに見た目とサイズを(信仰心込みで)過半数がイエスと言えばいい、というところまで「楽した」カメラ、それがNikon 1のJ1とV1という最初の二台です。
って、断言しちゃいましたが、お家事情がどうあれ、背景がどうあれ、私のゲスの勘ぐりがどうあろうと、要するに私は手にした実物をそのまま評価するだけです。

実のところ、私は撮像素子のサイズには拘りはほとんどありません。
どうでもいいと思っています。
必要な時に必要なsizeを使うだけなので、Nikon 1の撮像素子が1インチだから4/3より描写が悪いんじゃないか? 何てことは一切考えないタイプです。
Nikon 1の撮像素子は1インチ。それを認識するだけ。
こういう部分はもう、人によると思います。
私がカメラを使う、その用途のほとんどは撮像素子のサイズに関係の無いものばかりだからです。
被写界深度、言い換えるならボケを求めてできるだけ大きな撮像素子のカメラを使う、なんてことは10年に一度あるかどうか、です。むしろカメラなんてみんなパンフォーカスだったらいいのに、と常々考えているクチなので。
だって、パンフォーカスカメラはピント併せる機構が不必要になるじゃないですか?
よりシンプルになるわけで。
表現としてのピントの薄さやボケが必要なら、それは画像処理で充分だと思っています。今はまだまだですが、そのうち自分の好みの前ボケや後ボケ、ぼけ具合を自由自在に操れる様になるに違いありません。
そうなれば、写真はパンフォーカスに限るわけで。
ポートレートを例にとりましょう。
「あ、ここは左目じゃなくて右目にフォーカスを合わせるべきだったなあ」なんて思っても後の祭り、というのが今の状況です。
それが、左目にフォーカスが合ったVersionや右目にフォーカスが合ったVersion、なんて自由自在です。
バックも完全に「溶けた色」にするよりも背景が船である事がギリギリわかるくらいにボカしたい、なんていうイメージをスライダーやパラメータを弄ることで自在に操れるんですから、そりゃもう楽しいに違いありません。
「フレクトゴン 35mm F2.4」「ゾナー 135mm F1.8」モードなんていうプリセットファイルを選べば一発でそのレンズで撮ったような画像が出来上がるなんて夢のようです。
その為にはレンズは何しろ解像番長、ボディ側は階調番長を目指して開発する必要があるでしょうね。さすがに写っていないものを作り上げるのはちょっとアレですし、階調が存在しないところに何かを浮かび上がらせるのも恐いものがありますからね。

とまあ、中味のない駄文を長々と綴って何が言いたいのかというとですね……。
要するにNikon 1 J1を買ったんですよ!
色は迷ったけど、背面と前面の色が違う「お面」みたいな状態がどうしても耐えられなかったので、消去法で黒にしました。
ええ、全体が同じ色なら白にしてました。
キットレンズがボディと色合わせをしてくれるので、白がいいなあ、と思ってたんですが、なにせ「ギリギリの安っぽさ」ですから背面まで塗装するコストはかけられなかったのでしょう。

ええ、私はV1を既に購入、愛想を尽かして手放しているという前科があります。
にもかかわらず、今度はJ1かよ? ってな具合ですが、そもそもCOOLPIX P7100があまりに安くなっていたので、また悪い癖が出て「安いし、一台手元においとく? もうこの手のハイエンドカメラは出ないかもしれないし」的な自己肯定をしつつ「ポチへの道」をまっしぐらに駆け抜けようとしていたのですが、フト目に止まる「J1、安おまっせ」的なプライスタグ。
3万円切ってるなら、ミルクス・ブースターとしては飼い殺しにするならコンパクトカメラのP7100ではなくて、こっちであるべき。
とまあ、そんなノリで。
V1もずいぶん安くなっているんですが、私の中ではやっぱりV1は「いらない子」です。上位機種のV1が要らないのに、下位機種のJ1はOKなの?
当然そういう疑問が私の中にもあるわけですが、そこはそれ、理論武装は完璧です。
この理論武装、完璧すぎて内緒なのですが、敢えてお教えしましょう!

「ストロボが内蔵されているから」

ヤッホー、内蔵ストロボ!
内蔵ストロボ最高!!
つーか、何、このストロボ!!!(・д・)
PENTAX Qのストロボを、超低コストでマネしました、みたいな?
Nikonの意気や良し!
受けて立とうじゃなイカ!!(何を?)

という感じで、J1買いました。(・∀・)
迷わず黒です。
裏と表がツートン、しかもマテリアルまで違うのはやっぱり愛着湧かないだろうなって想像。
私の場合はカメラの本質よりそっちの方が大事だし。
黒だと前面マット、背面テラテラなのもなんとか耐えられる……はず。
うん、たぶん。一ヶ月くらいは手元に置いておけると思う……。

という感じで。
J1のレンズキットって、レンズまでボディ色に合わせてくれる程頑張っているのに、なんで背面はテラテラのプラのマンマなんだろうなあ、って思います。
全面同色だったら、レンズの色とかが結構かわいいので白とか赤にしたんだけど。

という感じで、「いつか捨てたV1」の代わりに「飛び出す内蔵ストロボ その名もJ1」がやってきました。
コイツのポジションは「その辺に転がしておいて、気が向いた時にどうでもいいようなその辺ものを撮る室内カメラ」です。
食事を撮ったり。
テレビ画面とか撮ったり。
ケロロのフィギュア(ただし等身大)を撮ったり。
するのにいいんじゃなイカ? と。
今はそれをPENTAX Qが請け負ってるんですが、そろそろ飽きてきたな、と。
と言うか、PENTAX Qは標準ズームが私の使い方では使い物にならないので、単焦点レンズ付けっぱなしなんですよ。
明るくて写りもいいし、気に入っている組み合わせなんですが、上記用途にはやや融通が利かないなあ、と。
そこでJ1。
J1の標準ズームはかなり寄れるのをスペック的に知っているのと、暗所が強いのはV1で知ってますし、そういうメモ的な用途には内蔵ストロボが欲しい時もあるし、何よりダラっと撮影するわけなのでのぞき穴(EVF)は要らないんですよね。(私の場合)
だったらよりコンパクトなJ1で充分。
というか、V1に標準ズームキットないし!!
つか、ガイコクにはあるしっ!!!!!
責任者出てこいっ!!

というか、J1標準ズームキット、安っ!(・д・)
3万円切ってますよ。
CX6とか、Nikon P310とか買おうかな、と思ってましたが、J1ですよ、おっかさん。

という事でJ1を購入してしまった言い訳でした。

レビューじゃないよねー。
なので。
レビューらしき箇条書きを最後に。

1)結構いいよ、J1。全てのレバーとダイアルとボタンが安っぽいけど、値段が安いからOK。
2)V1は許せないけど、なんかJ1なら許せるって感じ?
3)色は相変わらずNikonの色で、特に空の青はイマイチ。(私的には、ですぞ)
4)というか、色々弄らず、お任せモードが最強。
5)手振れ補正は私と相性バッチリ。というかすごすぎ。(ケロロのポートレイトは、手持ちで一秒です。ほとんどブレてないんです。ちなみにほぼ真っ暗に近い倉庫部屋です、これ)
6)径が一緒だったので、薄型レンズ用の「微妙にフジツボフード」をはめてみたらほぼOK(広角端のフォーカスポイントによってはちょっとだけケラれるけど、ユルい使い方だと全然オッケーだと思います。ええ、まったく責任持ちませんけど)
7)標準ズーム込み、フジツボフード付きの状態だと結構コンパクト
8)というか、ストラップホール中途半端に狭すぎ。
9)沈胴式レンズを繰り出すとスイッチonっていうのは秀逸。戻してもOFFにならないのは個人的にはOKだけど、選べるようにすると一般の人には親切じゃなイカ?

ツー感じです。


今朝のコマダ珈琲。あんこモーニング(という名前ではないと思う)
これで500円也。
実はヒロに行くつもりだったんですが、駐車場がメルセデスとBMWとミニと(あ、miniもBMWか)アルファロメオとアストンマーチンとプリウスで満車だったため、直線距離100mくらいの(たぶん……いや、200mくらいかな)のところにあるコマダ珈琲へ。
「行ってらっしゃいマセ、ご主人様」的にややスカしているヒロに比べてコマダ珈琲は「へい、らっしゃい」的なカジュアルさがいい。
いえ、へい、ラッシャイなんて言いませんよ、ちゃんとお迎えしてくださいますよ、イケメンのお兄ちゃんが、素敵な笑顔で!(・∀・)
土日は店内全面禁煙なのも◎。

で、トーストとあんこと珈琲は合う!
名古屋の人はわかっていると思う!!

なので。(。・ω・。)