趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★憧憬のシンセミア【SIGMA SD1】VI

カメラ

(初出:2011/06/13)


(E-PL2/LEICA 45mm)

SD1。
正体がだんだん見えてきました。
現時点で言える事は

「SD15を買った方が幸せになれる」

です。
いや、ホンマ。
だから人には絶対勧めません。
ローンしてまで買うとか、ホビロンです。
余計なお世話かもしれませんが、私のようなライトユーザーは、60万のSD1より6万のSD15で遊ぶ方が断然楽しいなって思います。

SD1って「注文の多い料理店」みたいな存在なんですよね。
まあ、その辺はおいおい書くかも知れませんが、今日はSD1のレスポンスについてちょっと。

CF?
ああ、cash flowですか?
ええ、厳しいですとも。orz

◆レスポンスについて

これはまさに光と影。
賢者と愚者
月とすっぽん
カレーとう○○……

撮影レスポンスは実に快適。
AFは(私の使い方では)充分に速く、シャッターの反応にも遅さを感じません。
私のメインDSLRはK-5ですが、K-5よりシャッターの感触自体はいいと思います。
ただし、音はK-5の方が小さくて上品で好きですし、ミラーショック含めてシャッター周りの振動はSD1の方がそうとう大きいように思います。

そういうわけでSD15から劇的に変化して「これなら普通に中級機と名乗っても誰にも叱られないんじゃない?」的に快適になったSD1なんですが、そのカメラとしての快適さを台無しにするのが、メニューの反応や電源のON/OFFの待ち時間。
こればっかりは全然駄目。
ホビロンです。

そもそも電源を入れるといきなりCFにアクセスし出して点滅が十秒弱続きます。
ですから実際にシャッターを押せるまでに結構な待ち時間が発生するんです。
十年以上前のカメラみたいです。
しかもメニューボタンを押してメニューが出るまでに一拍あったり、パラメータを変更しようとボタンを押すとこれまた一拍あるので、「あれ、押し方が足りなかったかな? も一度押すか」で、行き過ぎる。

一気にパラメーターを移動させようとしても反応表示がまったく着いてこないので行き過ぎる。
撮影後の画像をチェックしようとしてもなかなか液晶に表示されない。

えっと……。
お前はD30か? D100かっ!?
いや、どっちも武藤さんよりだいぶマシだったはず。
比べるなんてCanonさんやNikonさんに失礼ですね。
もっともD100の書き込みは確かに相当遅かったけど。

TRUE2を2基乗せた! って鼻息荒くカタログに載ってたので反応にも期待してたんですよ。
で、これ。
2基でこんな体たらくなんだったら、100基でも1000基でも載せんかいっ!
とうか、どんだけダメな子なんだ、TRUE2。
ホビロン2という名前にしろ!

Σ:「ホビロン2を二基、搭載しました」
私:「うわっ。イケてねえ」

使ってみる。

私:「ホビロン2にしてはやるじゃん」

という結果になって好感度アップ!
高感度は知らんけど。

まあそういうわけでして、カメラとしての反応が随分いいだけに、ギャップが大きくてとてもサクサク撮影できるというレベルに達してないんです。
だからやっぱりこの呪文を唱える必要があるんです。

「カメラではない。計器である」

そう思って根気よく付き合わないと、とてもじゃないけどやってられないと思います。