趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★北欧オーロラ撮影の旅 XXI

カメラ

(初出:2012/10/21)

フッティルーテン(HURTIGRUTEN) 二日目、オーレスンに寄港

オーレスン(Ålesund)は、北行クルーズの最初の観光地(寄港地ではない。物資配達の為に夜中などに一五分程度の寄港がけっこうある)。
二〇世紀初頭に大火で街はほぼ全焼して、その後にいわゆるアールヌーボー調に「デザイン」された街なので、綺麗なはずです。
(ノルウェイはどうもアールヌーボー調が好きなようで、フィンマルケン号も基本的にアールヌーボー調の調度になっていると思います)

オーレスンは「タイムマシン」が有名。
また、港から見て街の背後にある丘(山?)からの眺めが非常に綺麗なので以前から是非行ってみたいと思っていた街で、つまりは昨日から楽しみにしていました。
最初の観光地ですしね。

で、港に近づくにつれ見ての通り可愛くてモダンな建物が見えてきました。

「私のE-M5とM.ZD1220が火を吹くぜ!」

的な写欲が湧き上がってくるんですが……

ずっと雨なんですよ。
というか、オーレスンに寄港した頃ははっきり言ってちょっとした嵐でした。
写真じゃわかりづらいと思うのですが、雨もけっこう降っているんですが、風がハンパじゃないんです。

とりあえず雨装備をしっかりして傘さして下船して……
真向かいの庇がある倉庫まで走ります。
エクスカーション(ツアー)の人達がたむろしているのが見えると思いますが、実は船から向かいの倉庫の庇まで距離にして20m程度なんですが、そこに辿り着くのもやっと。


というか、その間に一本、傘が宙を舞い、海の藻屑となりました。
ええ、私も傘挿して庇まで走ったんですが、傘など差してはいけなかったんです。台風に傘挿すアホウと一緒です。

というか撮影どころではありません。
カメラ手に持っているバカは私だけでしたよ。(・∀・)

この時私は思いました。
「防塵防滴のM.ZD1250、持ってきたらよかったー!(>_<)」
(あくまでも写真を撮ろうとする根性を褒めてあげて!)

走行しているうちにも風が強くて、しかも寒くて(5℃くらい)、雨が叩きつけてくるし。
なので。

私達は船に戻る事にしました。(・∀・)
ええ、観光放棄です。

ご覧のような雨も風もこないラウンジにどかっと腰をかけて、
MZD12F20とMZD7518をつけたE-M5をテーブルに置いて、とっかえひっかえしながらぬくぬくとオーレスンの街並みを(窓硝子越しだけど)撮影したり、「それでもオレ達は行くぜ」的に死地に……じゃなくて街に出かける人達の根性に合掌しながらのんびり過ごしたのでした。
まあ、エクスカーションに参加するひとはお金払ってますからね。
行かないとソンという事なのでしょう。

ちなみにカッパを着ている二人は農作業スタイルではありません。
ガイコクの人のセンスはいつでも私の常識を越えています。

最後の写真は、非常にわかりにくいですが、街を一望する丘(山?)が背後に薄く見えてます。
あそこに行くつもりだったんですが、このガス具合だと絶景など見えないのは間違いないところです。

タイムマシン?
ええ、まあ、そんなモノはもうどうでも良くなりました。

そんな感じで迎えたフッティルーテン(HURTIGRUTEN) 二日目のランチ。

ランチは指定席で、ブッフェ。
朝とはもちろんメニューは違い、ノルウェイの家庭料理(らしい)が出される。
豆やジャガイモ系の煮物と魚の酢漬け系多し。

珍しくルッコラの葉っぱがニンニクの味のする酢にもタマネギ臭いドレッシングにも犯されていなかったので。
あとはドレッシングに犯されたトマトとキュウリ(昼は普通のがなかった)。
ソーセージの切り身? と茹でた小型ジャガイモ。
フルーツはウリとキウイ・フルーツ(タテ切りが斬新だ)
あとはオレンジジュース。
パンは食指が動くモノがなかったのでなし。
昼食はこれで全て。

この後、ラウンジで珈琲という感じです。

フッティルーテン(HURTIGRUTEN)設備紹介?

最上階八階にある展望ラウンジのまど(と窓枠飾り??)。
天井にテーブルとチェアが写ってるんですが……わかりにくいですよね。(>_<)

そして夕食。
二日目からはコース料理となります。

パン、オードブル、メイン、デザートという内容で、サラダがない!(・∀・)
オードブルに野菜盛ってるので、それで終了という事らしい。

ちなみにオードブルは暖めたブリーチーズを生ハムで巻いたものに、乾燥イチジクの和え物、カリっと上げたスティック状のパンにルッコラのサラダ。
ルッコラは昼の残りか? (・∀・)
最初はカマンベールチーズかな、と思ったんですが味が薄いので尋ねてみるとブリーだとか。
Norwayなのにフランスチーズかよ! とか思ったのは内緒。
ソースはたぶん、というか間違いなくバルサミコ酢。

メインはチキンのハーブソルト焼きに、野菜リゾット。野菜は焼いたビートにレンズ豆の煮物、ソースは赤ワインをベースにしたもの。


ヨーロッパの人ってレンズ豆が好きだよね。
市場に行ってもレンズ豆は大量にうってますよね。
昔「本場のレンズ豆だ」ってんで買って帰って色々やってみたけど、「日本には大豆がある」という結論にたっしましたっけ。

デザートはアップルクランブルにシナモンたっぷりのアイスクリームをかけたもの。(クルミとシリアルを潰して、小さく刻んだ林檎の上にまぶしてオーブンで焼くだけの、超簡単スイーツ。オーブンじゃなくても魚焼きグリルですぐできる)


今度はイギリス料理かよ!
という突っ込みは声に出しませんでしたが、ここに来てアップルクランブルなどを出されるとは……。

問題はシナモン入れすぎなのと、珈琲がない事です。

味は総じておいしかったです。