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★Xマウントボディの決定版!……なのだろうか?【FUJIFILM X-E3】その1

カメラ

私がX-E3を買う気になった理由

「名は体を表す」なんて昔の人は言いましたが、X-E3はまさにその名の通り、X-E2の後継機です。わかりやすいです。というか、わざわざ私が「後継機です」なんて説明する必要すらない自明の理というやつですね。

箱がでかかったのでもしやと思いましたが、予想通りボディのみの箱とレンズのみの箱を寄り大きな箱に入れただけでした。

 

そうなると「じゃあそのX-E2の後継機であるX-E3って、X-E2と比べていったいどこが違うの?」という話というか疑問が真っ先に生じるわけです。というか普通にチェックしますよね。
マイナーチェンジくらいの変更ならむしろX-E2Sとかいう名称の方がわかりやすくていいわけですが、2から3に名前が変わったということはそれだけの違い、つまりメーカーとしてはブランニューモデルである事をアピールできる部分があるはずです。

あ。
因みに海外ではX-E2Sというモデルが実際に存在しているとかしないとか。
X-E2Sというモデル名が出たついでにFUJIFILMにまつわるどうでもいいような蘊蓄を披露すると、同じ型番を使う場合、FUJIFILMはGenerationの違いを表す為にアルファベット1文字を末尾につける習わしがあるようです。すなわち二代目はSを、三代目はT、四代目はFがそのGenerationサインとなります。もちろんSはsecond、Tはthird、Fはfourth(流行の? forceではありませんぞ)という序数の頭文字です。
次に蘊蓄から余談に脱線しますが、FUJIFILMにはX100というAPS-Cセンサを積んだ135判換算35mm相当の単焦点レンズの人気コンパクトカメラがあります。これ、現在4代目を発売中で、X100Fという名前です。
さて、ここで今まであまり考えられていなかった問題が勃発しました。
これ、五代目の名称はどうなるんでしょうかね?
FUJIFILMの文法に従うと五代目はX100fifthなので四代目と同じX100Fという名称になっちゃいますね。六代目と七代目は二代目と同じX100S。
だったら五代目はX100Fi、六代目はX100Si、七代目はX100Seにする?
いや、さすがにちょっとどうなのよ、って事になる気がしますね。
なので私はX100Fの後継機の名前がどうなるのか気になって気になって夜しか眠れない日々が続いております。
予測ですが、X100という名称はX100Fで終わり。後継機はX200という名前になって手ぶれ補正内蔵の「ネクストジェネレーション」モデルになるにちがいありません。で、X200も四代目までは引っ張る、と。(・∀・)
さて、当たるかなあ。

閑話休題。
X-E3の話に戻りましょう。

最初に結論から書いちゃいますと、X-E3は「私にとっては」理想のXマウントボディなんです。
※あくまで理想の「Xマウントボディ」であって、理想のミルクス(MILCS=Mirrorless Interchangeable Lens Camera System)ではない。いろいろ諦めた上での妥協の理想像(なんじゃそれ?)に過ぎませんので、そこのところヨロシク。

理想のボディたる理由ですが、
1)ジョイスティック……じゃなくて「フォーカスレバー」搭載
2)AUTOレバーあり
3)タッチパネル対応
4)USB充電可能
ね?
加えて
5)光学ファインダとかハイブリッドファインダとかややこしいものはいらねー
6)一眼レフスタイルのボディトンガリ部分がバッグから取り出したりする時に引っかかって鬱陶しいからいらねー
という、他ボディのネガがない。
あまつさえX-E2よりコンパクトになっているんですから、私にとってはまさにX-T10とX-E2のいいとこ取りカメラ。加えてセンサーや映像エンジンは上位モデルだ下位モデルだのと言って区別しない(できない)太っ腹FUJIFILMなのでX-PRO2やX-T2と同じもの。
まとめると「中味はX-Pro2、ガワはX-T10とX-E2のいいとこ取り」、それがX-E3というカメラ。

つまり。
私がX-E3を買うという事は今ある2台を1台にまとめ、その画質故に多少の後ろ髪を引かれつつ一度は手放したX-Pro2の高解像度センサを取り戻せるという、まさに千載一遇の? チャンスと言っていい行為なのです。
なので「そのうち買おう、X-E3」ではあったわけです(千載一遇のチャンスって書いておいて「そのうち」とか(・∀・))。

そんな「煮え切らない潜在的購買者」、つまり私みたいな相手に対して、FUJIFILMは「次の手」を打ってきました。
そうです、XF18-55mmとのレンズキットとは別に、XF23mmF2 R WRとの単焦点レンズキットが追加発売されることになったのです。
これはまさに(私にとっては)「カモがネギを背負っている」的なカメラと言っていいでしょう。そしてFUJIFILMにとってはボディのみならずレンズまで買ってくれちゃうという「カモがネギを背負って」やってきたのが何を隠そう私である、ということになりますね。
まあ、双方にとってX-E3の単焦点レンズキットは「カモネギセット」と言っていいのかもしれません。

バッテリーチャージャーが同梱されているところにFUJIFILMの良心がうかがえます。因みにバッテリはX-E2やX-T10などと使い回しができるので個人的にはありがたいお話です

 

で、その追加された「カモネギセット」であるところの「FUJIFILM X-E3 単焦点レンズキット」の発売日ですが、11月末日ということになりました。
「よし、さっそく予約だぜ!」

だがしかし。
そうなるはずだったのですが、さに非ず。
理由はお仕事ですね。
5年ほど前から(社畜なので抗えず)首までどっぷりと浸かっていたとある巨大(我が社的には、ですが)プロジェクトがあるのですが、それがまさにその頃「朝から晩までクライマックスだぜ」状態を迎えていたわけです。
で、予約サイトをのんびり眺めてニヤニヤする時間など取れない状況が続いておりました。
そんな感じで予約どころか余裕がなくてすっかりその存在(単焦点レンズキットが11月末に発売されること)が頭から消え去っていましたとさ。

そして12月に入って少し経ったある日。
携わっていたプロジェクトがようやく節目を迎えました。要するにシステムのテイクオフというかカットインですな。
だがしかし。
走り出したまったく新しいシステム。その後に訪れる予想以上(いや、私は完璧に予想してましたが)の「えらいこっちゃ状態」。
当然息も出来ないほどにどっぷり溺れる私。
そんな折りでした。
「あのお方」が現れたのです。
いや、降臨と言った方がいいでしょう。
まさに突然目の前に出現された「その方」こそ、救世主。神? いやさ「存在X」?
まあ、なんというか皆さんもよくご存じの「あの方」なんですヨ。
その名も「逃避規制」という、ある意味で我らが最強の味方。(・∀・)
そしてその瞬間に私の心の隙間に入ってきたのが「FUJIFILM X-E3 単焦点レンズキット」「カモネギ」「ポチる」という癒やしの呪文でございました。
というか思い出しました。
「しまった、そう言えばもう発売してんじゃん」

というわけで12月の中旬頃、久しぶりのXマウントボディが手元にやってまいりました。
私の会社のシステムは相変わらず絶賛迷走中ですが。

続く。
さて、次回はいよいよ実機レビューなのか?(・∀・)