趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★ブラシ洗車機は正義か悪か

クルマ

この世界には「マーフィーの法則」という言い回しがあります。(初出:2015/03/25)

その言葉の正確な意味を知らずとも、この言葉そのものをまったく知らない人はあまりいないと考えている私はあながち間違ってはいないと思います。
あ、私は「マーフィーの法則」は読んでませんし今後も読むつもりはまったくありません。なのでマーフィの法則について得意げに語ることはできないのですが、そこはホレ、知能指数が低かろうがこのご時世、スマートフォンでネット検索をかければ核心部分のみを知識として得る事など赤子の手を捻るよりたやすいわけです。
あ、でも「赤子の手を捻る」なんてヒトの心を持っているならそうそうできるとは思えませんので、殆どの事は「赤子の手を捻る」より簡単なきはしますが、まあそこはそれということで流して下さいませ。
ネットで検索。
本当に便利な世の中になったもんですよね。
昔は広辞苑と百科事典と図書館と本屋がその役を担っていて、一つの事柄を「検索」してその結果が得られるのに、長ければ数日かかっていたのですから。
親? 先生?
いやいやいや。あいつ等(ごめん)全然役に立ちませんよ? 地理の先生にバミューダトライアングルって正確にはどことどことどこを頂点とした三角形ですか? なんて質問しても答えられませんし、歴史の先生に「一万円札の聖徳太子は実は朝鮮からの使者の絵だってホントですか?」という質問しても頭からバカにして答えようともしませんし、古文の先生に「清少納言が紫式部を目の敵にしてたっていうのは、源氏物語が実質恋愛エロ小説だったのがけしからんと思ってただけなんじゃないですか?」と質問したら出席簿の角で頭を叩いてきますし、英語の先生なんて遠足先で白人に英語で何やら尋ねられても通じてなくて、その後、その場面をたまたま目撃していた私達数名を贔屓してたし、数学の教師なんて今から思えば天才だった友人がひねり出した公式(もう忘れちゃったけど、教科書に載っているものよりも、実にシンプルな公式だったと今でも思ってます)を何も調べもせず、ただ教科書に載っていないという理由だけで使用禁止にしちゃいましたし、国語の先生なんかは最悪で、教科書掲載されたとある長篇小説の断片場面について、全編を読了していれば誰でもわかる、どう考えても正しいとしか思えない私の解釈を大した検証や他の生徒の意見も聞かずに否定し、中途半端な教師用アンチョコ解釈の方が正しいと言い張るし、当てつけのつもりか期テストにその問題を出し、あまつさえその問題に不自然な大幅配点を行って私に喧嘩売ってくるしで、全くもって「井の中の蛙」なのですよ。
え? 国語のテスト?
もちろん点数をとるためにいわゆる「模範解答」を書きましたよ。
もっとも欄外に「それでも私の解釈の方が正しい」とメモっていたところ、帰ってきた答案ではメモが赤線で消されて「必要ない事は書かない!」と注意書きされておりましたっけ。ええ、その先生とは中学校卒業するまでずっと険悪な間柄でございましたとも。

えっと……。
そうそう、マーフィーの法則でした。
「マーフィーの法則って何?」 って聞かれて皆さんは相手が納得出来るような簡潔な回答が出来ますか?
私は出来ますよ。しかも3文字という簡潔さです。
「ググれ」
いやまあ、それを言っちゃうとマーフィーの法則どころかこの3文字で全てオッケーなわけですが。
真面目な話、「マーフィーの法則」を簡潔に説明するのはかなり難易度が高いとおもいませんか?
実際に説明する場合はどうかというと、私を含めてこういう感じじゃないでしょうか?
まず事例を挙げ、最後に次の「ような」ワードを付加するわけです。
「のようなもの」「みたいなこと」などなど。
もっともそれで通じるでしょうし、実害などないと思うんですが、時々こう、スッキリしないものを感じるわけですよ、私は。
これはもう性格なのでしょうけど、「○○の法則」というものを説明するさい、まずは文章で「ふむふむ」と思える概要が欲しいんです。
たとえば「万有引力の法則」を説明する際、「世の中のありとあらゆる物質は互いに引き合っている」と説明されると「ふむふむ」と思うわけですよ。
で、その後例を挙げて「なるほど」と納得する。
そうそう。法則系の説明で私が一番好きなのは「ピタゴラスの定理」を説明する一文、「直角三角形の斜辺の平方は他の二辺の平方の和に等しい」です。
世の中にこれほどわかりやすくて美しい説明文はちょっとないと思います。
私はこの文章に出会ってしばらくの間、数学者になっていろんな定理を証明し、それを簡潔かつなスピーディでな言葉で緻密に表現し、美しい作品として作り上げてみたいなんて真剣に思っていたものです。
もっとも小学生が麻疹のように夢に見たそれは、隈無く別のものに上書きされつづけ、現在では「簡潔でスピーディな言葉を使った文字による美しい作品」とは逆の「ムダに長い駄文」しかかけない人間になってしまったわけですが。

と言うわけで、どなたかぜひマーフィーの法則を簡潔でスピーディな言葉を使った彫刻のような美しい文章で表現してくださいませんか?
拙文ながら、私が現時点で作り上げた説明文を参考までに晒しておきますと、
「想定の範囲内に於ける、およそ最悪と思われる事態」

ま、そんなわけで先週末の土曜日に洗車してきたんですよ。
洗車です、洗車。
もっとも私の言う「洗車」というのはブラシ付きの洗車機に放り込む事でして、私がやることと言えば、操作パネルにカードを突っ込んでコースを選び、所定の位置にクルマを駐めるだけです。
それだけ。
事前のホイール洗いとか事後の拭き取りとかもいっさいやりません。
ンなもんイチイチやってられませんよね-。
そんな面倒くさい事をやらずに済ませる為に、高いカネ払ってわざわざコーティングしているわけですから。

で、まあそのコイン洗車機のあるSSまで行くのが面倒なので殆どその洗車もしないわけですが、いつも世話になっているコーティング専門ショップのオヤジさんが「頼むから一ヶ月に一度は洗車してやって。水で流すだけでもいいから。お願い」と私の自堕落な洗車生活??にだめ出しをしてきたので、XC60からは心を入れ替えて、一ヶ月に一回はコイン洗車機に通す事にしているわけです。
で、結構続いた雨で水垢だらけになっていた事もあっていつものSSで洗車機に突っ込んだという話なんです。
因みにそこの洗車機、XC60とかEVOQUEだと対応横幅がギリです。主にトレッドの問題で。
床にガイドがあって、その幅に納めないといけないのですが、アプローチがカーブになっててぼんやりしているとXC60とかだとその範囲に入れられないんですよ。ぼんやりしてなくても下手くそだとまずムリじゃないかなと思われます。
あと、夜は暗くてガイドが不明になるのでそこそこ車輪間隔に自身がある私でも「君子危うきに近寄らず」で敬遠しております。タイヤ切っちゃったらヤですからね。
で、そんな危険な? コイン洗車場を使っているわけは、そこしか知らないからですね。
もう15年以上使ってますからね。もちろん私の車だけでなく、洗車機も何台目かになっています。
あの手の自走式洗車機って、面白いですよね。
水やシャンプーが勢いよく噴射されるわ、ブラシがバサバサ当たってくるわで、中でそれを見るのも結構楽しいわけですよ。
特にEVOQUEなんかはパノラマルーフ付きだったので屋根にバサバサあたるブラシが結構見物でした。
残念ながらXC60はただの天井なので前後左右の窓でしか楽しめなくなってしまいましたが。

コーティングのおかげもあって、洗車機を通すだけで結構綺麗になります。
水垢系も「だいたい」落ちますし、ブレーキパッドで色が変わったホイールも「結構」本来の色に戻りますので、私的にはもう「新車?」みたいな気分になって、面倒くさいですけど満足感が高いわけです。
一回300円もしませんし。

で、洗車機を通して家に帰り、翌朝見たらもうね、どろどろなわけですよ。
夜の間に中途半端に雨が降り、折りからの黄砂と花粉が斑で彩ってくれちゃっているわけですよ。
で、いつも思い出すのが「マーフィーの法則」という言葉。
「(私が)洗車すると、すぐに雨が降る」
ええ、それから数日したら、元の水垢だらけのクルマになっておりましたとさ。

洗車なんて不毛だと思うんです。
私の場合、もはや「洗車の法則」とか出来そうなんですが、それらはすべて「マーフィーの法則」の一例に過ぎないというところが悔しいというかなんというか。

あ、タイトルは意味ありません。
ブラシ洗車機なんて「ないわー」な人と私の様な「洗車って言ったらブラシ洗車機でしょ?」という人の間には複雑な距離がある。それだけの話ですしね。
というか、一家に一台ブラシ洗車機欲しいぜ、というお話でした(?)。