趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★日本の春!自作の春!!【第二話】

PC IT系

やっはろー(*’ω’*)

みんなー、自作PCつくってるー?

「作ってねーよ!”(-“”-)”」

まあそうでしょうね。
でも私はすでに自作PCでこのブログを書いてるんだぜー!!(*’▽’)

というわけで、私のPC作りの旅はケース選びからスタートすることになりました。

◎自作PCは見た目が全て

ゲーマーの場合は自作PCはグラボの性能が(ほぼ)全てと言っていいかもしれません。
しかしゲーマーではないせいぜいExcelで家計簿つけるくらいが目的の私の場合は前述のとおり「愛でる」ことが重要。
つまりPCケースのデザインがマストといっても過言ではありません。
というわけで私の自作PCの旅はPCケース選びから始まりました。

昔の話をすることになり恐縮ですが、私が若かりし頃の自作PCって情報は雑誌(もちろん紙)と【パソコン通信】くらいですから実際に悩むにはPCパーツを扱っているショップに足を運ぶ必要がありました。
私は大阪府在住なので日本橋~恵美須町界隈を徘徊することになるわけです。
いやあ~楽しかったなあ。

今はネットでなんでも入手できます。
情報にあふれてます。
いやあ、幸せだなあ。
本当にいい時代だよねぇ。

なんてことをホザきながらケース探し。
こういう作業は毎日が日曜日系国民の私的にはお茶を飲みつつリラックスしながらマイペースで楽しめる本当に至福の時間でございます。

まあ、そんな感じで約一週間。
PCでの作業は予備PCで行うため、可及的速やか系の案件ではありませんので、マジで楽しみながらのんびりやりました。
そしてPCケースの候補をいくつかに絞りました。

◎Fractal Design Terra

フラクタルデザイン社のTerra。
いわゆるキューブ型PCと呼ばれるものです。

Terra
Terraは、現代のゲームプレイヤーの自宅からインスピレーションを受け、デスク環境を向上させるために作られたスモールフォームファクタケースです。アルマイト加工厚板やFSC認証のウォルナット無垢材など、ブティックデザインの特徴を取り入れていま...

真っ先に私の審美眼?に留まったのがこいつですねん。
画像を見て「これや!」って思わず声が出ちゃいましたよ。
キューブ型ってだけでもいい感じなのに、前面に機能性皆無(むしろPCとしてはマイナス?)の天然木をアクセントとしてあしらっているところなんて北欧デザイン的なテイストすら感じます。

中国の会社もやるところはめっちゃやるじゃん、マジでリスペクトするわ~と思って会社概要などをチェックすると……スウェーデンの会社でしたわ。そりゃあ北欧テイスト入って当然ですやん。(^^;)

Terraは3色展開していて、どれもいいんですが買うならだんぜんグリーン。メーカー的名称はTerra Jade。

〇気に入っているところ

・その1

なんといってもデザイン。
そして質感。


「愛でる」=机の上に置くことが前提なのでデザインは重要。
私のメインデスクは某国のアンティーク(をモダナイズしたもの。要するに中古なんですがね)、つまり木製です。
なので「いかにもPC」的なものは避けたいところですから、こういうデザインは本当にドンピシャです。
メーカーwebサイトの画像なんかを見ると表面処理や作りなどはとてもよさそうに見えます。でもその辺は信用しない私はネットのレビューなどをチェックしてみたのですが、どうやら期待を裏切らなさそうです。

ウッドパネルの電源スイッチが本体と同じ色で、かつLEDライトが透けて見えるデザインになっているのも「凝ってるなあ」とうならせてくれます。

・その2

サイズは小さければ小さいほどいいわけですが、小さすぎると【デザイン力】というかデザイナーの腕を見せる部分もミニマムになってしまい画一的な感じになりそうですし、小さいけど存在感はある、という落としどころがこのキューブ型と呼ばれるサイズ感のPCではないかとおもいます。

私もかつてはこのタイプを自作してメインPCにしておりました。
いやあ、クルマもそうですが私は基本的にこういう「ちっちゃい系」ガジェットにビビッとクルタイプなんですよね。
あ、ロリコンじゃないですよ?念のため。

・その3

小さいほうがいいとはいえ、やはり機能性を犠牲にしたくはありません。
その点このTerraはただかわいいだけじゃなくてかなりこだわって設計されているのがわかります。
私が惚れたのは作業性の良さ。
こんな感じでパネルを取っ払うと内部はフルオープン。

いろんなパーツを取り付ける際の作業性が高いのは容易に想像できます。

特に自作PCあるあるで、内部をちょっとチェックする頻度が高くなりがちなのですが、その際サイドパネルを開く時、ねじを外したりする手間すらないんです。サイドパネルはボールジョイント的にはまっているだけなので下部に少し力を入れて引っ張ってやると開きます。左右とも同じ方式なのでガルウイングよろしく開くところがなんとも私の所有欲をくすぐられます。

以前使っていたキューブ型PCは背面のねじを数本外して、前面から内臓をズルっとスライドさせて引き出すタイプ。
特にレールなんかないので配線がちょっとはみ出たりすると引っかかってはまらないし、そもそもスライドさせて取り出すわけなので前方に相応のスペースが必要で、机の上では作業できず、メンテのたびに移動させる必要がありましたのでTerraのこの方式は本当にありがたいのです。

〇気になるところ

・その1

このTerra、本当によくできていると思うのですが、きわめて個人的な好みの問題として私は前面にIOポート(USBポートなど)があるタイプはあまり好きじゃないんです。
理由はUSBメモリなどは押して刺すわけなんですが、PC本体の重量や固定方法にもよりますが以前のキューブ型PCの場合、USBメモリをきちんと差し込もうとすると後ろに動いちゃうんですよね。
なので左手でPCを固定して右手で挿す、てきなプチ面倒な作業を強いられていたのです。

・その2

もう一つの問題は価格です。
ざっくり4万円です(正確には2024年3月26日現在、Amazonでは税込み37520円)。
3000円台でちゃんとしたPCケースが買えるこのご時世においてケースだけに40000円。

4万円のPCケースって、ほぼハイエンドと言っていい価格帯なんですよね……。

・その3

最後は拡張性に制限があること。
キューブ型PCなのでそこは当たり前。
でも【制限がある】ということをきちんと理解した上で購入するかしないか決めないと結局あとで別のPCケースを購入する羽目になる……というのは過去の私です。
なので「今回の自作PCは本当にこのサイズでいいのか?」ということに悩むことになるわけです。

〇判定

保留。
いろんなケースを見ているうちに「やってみたいこと」がだんだん見えてくるものです。
当初はExcelがサクサク動けばいい程度でスタートしたわけですが、だんだんと目的ではなく手段の方に興味がわいてくる自分を発見するわけですね。

で、Terraの最大の弱点であるサイズによる「拡張性」というか「発展性」の制限が気になってくるんです。

まずはCPUをぶっ挿すマザーボードのサイズが限定されてしまうことが気になりました。
Terraが対応しているサイズは【mini-ITX】という一般的なPCケース用としては最もフットプリント(面積)が小さなマザーボード規格。
小さな面積にCPUやチップセット、電源コントローラ、メモリ、ストレージやグラフィックボードを嵌め込んだり貼り付けたりして運用するわけですが、それらが「密」になるということはスペースに余裕がないということであり、熱がこもるということでもあります。

mini-ITXのイメージとしては、4畳半一間にテレビ、冷蔵庫、テーブル、ベッドなどを詰め込んだ状態です。

機能的にまず考えられるのは大型の(つまりよく冷える)CPUクーラーは取り付けられないであろうこと、また大型のグラフィックボードもしかり。
当然ながらメモリやストレージなどの拡張スロットの数も制限される形になります。

中でも私が一番問題視したのは冷却です。
実は今回、久しぶりにPCを自作するにあたって「やってみたいこと」に掲げていた重要項目が「水冷のCPUクーラーを使ってみたい」というものでした。
そう、手段が目的に代わる典型的なパターンですね。
私がPCを自作していた時代は水冷のCPUクーラーなんてありませんでした。正確に言うと発表されてはいましたが、まだ特殊な存在でした。

それが今はなんと「アタリマエ」のようにチョイスできるんですよ。
「つ、使ってみたい!」
と私が考えるのを誰が咎められましょうか。

そんな感じでいったんTerraは保留。
ほかにいいものはないかとまた旅に出たのでした。

◎Fractal Design North/North XL

同じフラクタルデザイン社のNorth。
ここは本当にデザイン性に優れたPCケースを作ってますね。

North
NorthはゲーミングPCを再構築し、自然な素材と細部の独自加工を通じて、生活空間へスタイリッシュにゲーミングを加えます。デザインの威力を利用してゲーミング体験を改善します。エアフローを強化してわかりやすいレイアウトを採用しており、スムーズ...

Northには2種類ありNorthとNorth XL。
その名の通りXLはNorthのでっかい版です。

両者のサイズは次の通り。

North:447 x 215 x 469 mm(奥行×幅×高さ)
North XL:503 x 240 x 509 mm

〇気に入ったところ

・その1

もちろんデザインです。
Terraほどの破壊力はありませんが、こちらもこれまでは金属一辺倒だったケースに天然木をあしらう、という提案を行っているところに惹かれます。


時代的にはこのNorthの方がTerraより先に世に出ています。
Terraは天然木を主張するパネルを用いていましたが、こちらはスリットを網じゃなくて天然木で見せる的な?

Terraに比べると普通のPCっぽいですが、それでもインテリアに溶け込もうとしているところに交換が持てます。

ディテールもいい。

私のようにディテールにこだわる不幸な人間を幸福へと導いてくれそうじゃないですか?

・その2

Terraを見た後では値段も安く感じるところです。
最初に高いものを買おうとして悩んだあとなので余計にそう思いますね。
ちなみにTerraと同じ日にAmazonでチェックするとNorthが22,645円。

XLはどうやら私がPCケース選びをしているまさにその時に日本発売したところのようでまだ掲載されていませんが、上新電機はじめコレ系を扱っている通販では38,500円になってます。
XL、Terraより高いじゃん!(;’∀’)

・その3

拡張性が違います。
mini-ITXしか選択肢がなかったTerraに比べると自作PCのスタンダードともいえるATXというフォーミュラを使えるところは◎です。


ちなみにATXが使えるということはmini-ITXも使えるということになります。大は小を兼ねるというやつです。
つまり4畳半から12畳位の広さになるということですね。

〇気になるところ

・その1

オリジナルのNorthかXLかで迷ってしまって決められません。
私の好みはもちろん小さいほうのNorthですが、Northも基本的にはPCとしては小型です。
車で例えるとBセグと言ったところ。XLはギリCセグと言ってよさそうです(ちなみにTerraはAセグというか軽自動車)。
なので余裕のあるXLを選んだほうが後悔がなさそうな気がしてたんですよね。

高さや奥行もそうですが、幅が2.5cm違うのはかなり「大きい」と思います。マザーボードサイズもそうですが、マザーボードとサイドパネルとのクリアランスは大きければ大きいほどいろんな意味で余裕が生まれます。
Northでは使えないE-ATXというATXより大きな本格的なマザーボードも使えます(私は使わないけど)。

うーん、悩ましい。

・その2

やっぱ値段ですね。
Terraの値段を見て2万円台のNorthは「安い」と錯覚してしまいますけどXLにすると発売直後でナビ木梨的な約4万円の支払いが待ってます。

〇判定

保留。
保留ばっかかよ。(^^;)
やっぱ値段がねぇ。

◎Fractal Design Torrent Compact

またFractal Designかよ! と言われそうですし自分でもこれを見つけたときはそう言っちゃいましたけど、やっぱデザインいいですわ、Fractal Design。名前に【Design】って入れちゃってるくらいだからそれが売りなのでしょうね。

Torrent Compact
Torrent Compactは、箱から出してすぐに冷却性能を最大限に発揮できるように設計されています。主な特徴としては、魅力的なレイアウト、オープンフロントグリル、2台の180 x 38 mm Dynamic PWMファン(RGBバージョ...

webサイトの製品ページにしてからおしゃれでかっこいいんですもん。


Torrentには3種類のサイズがありますが、候補としてはTorrent ConpactかTorrent Nano。
オリジナルのTorrentを選ばないのは奴が「フルタワー」というEセグサイズだから(544x242x530mm)。

奥行×幅×高さはCompactが450x222x467mm、Nanoは417x222x374mm。
つまりCompactはNorthクラス、NanoはTerraのライバルという感じです。

〇気に入ったところ

・その1

まあデザインですよ。
TerraやNorthと違って、こいつはハードコア寄り(?)ですが、モノリス的PCって感じじゃなくてやっぱりなんか洒落ってるしかっこいいからアンティーク系の机でも合う……というかスウェーデンだから木製の机を想定したデザインにしているはず(個人の思い込みです)。

名は体を表すとはよくいったもので、Torrent、つまり激流、要するにエアフロー頑張ったぜ、という総スリット作り的なイメージを出しているのでしょう(個人の想像です)。というか前後にファンつけて横置き煙突化かな。

特にお気に入りなのは前面いっぱいいっぱいに配置された2つの大型ファン。が透けて光っているのがキュンとします。

作業性もよさそうです。

・その2

バリエーションが豊富なところ。
従来のPCは基本的に側板は文字通り「板」でかこっているわけですが、torrentはそのうちの1枚をシースルー、すなわち板は板でもガラス板にするバージョンが選べます。加えて純正の「天然色に光るファン」付きかそうでないか、あとは白と黒のカラーバリエーションもあります。

〇気になるところ

・その1

まずCompactかNanoかで1週間くらい悩みそうです。
で、Nanoにしよう、と決心するとだったらTerraもいいわけじゃん、と候補がさらに増えたりするところでしょうか。

・その2

値段。(^^;)

ここまで来てようやく理解しました。
Fractal Designは高級品だということに。

◎LIAN LI O11Dynamic EVO RGB

いったんFractal Designから離れることにした私はまた数日かけてゆったりとPCケースのチェックをしておりました。
そしてその旅の途中でPCケースにもトレンドがあるんだなということにようやく気付くわけです。
それまでは「パッと見」的な全体的な外見の見栄えみたいなところにしか目が行っていなかったのでえすが、いろいろ見て回るうちに「その外見は実は中身から作られている」PCケースがあることに気付いたわけです。

うまい表現が思いつきませんが、クルマで例えるならパワートレインが違うと車のデザインも違ってくる的な感じです。
つまりミドシップとFFとFRではいろいろとボディデザインが違ってくるというお話でございますね。

ということで、PCケースのトレンド的なものをキーワードで表現してみましょう。

・オールホワイト
・イルミネーション
・ガラス張り
・フレームレス
・デュアルチャンバー

このうち【イルミネーション】と【ガラス張り】はセットととらえる方がいいかもしれませんね。
もともとPCケースの内部を見せるということで始まったのでしょうが「内部を見せるならパーツを光らせたら気分が上がるんじゃね?」的に「気分」が成績に直結しそうなゲーミング界隈の方々が牽引してブームを作ったのではないかと愚考します。

【フレームレス】もガラスパネルによるシースルー化によってもたらされた「映え」要素。
PCケースの多くは強度メンバーとしてのフレームで骨組みを作り、そこに外壁というかパネルを張り付けるという構造になっているわけですが、その「フチ」をなくしてパネルそのものを強度メンバーとした構造のこと。
正確には完全にフレームをなくしたわけではなく見える一部だけなくしたものです。

【デュアルチャンバー】もこの一連の「映え」が生んだ手法です。
その名の通り2室化された構造であるという意味です。
しかし従来のPCケースも多くの場合はデュアルチャンバー構造です。電源室とそれ以外のパーツを入れるメインの部屋に分かれているわけですから。
それなのにあえてデュアルチャンバーという名称がつけられた理由は、それまで電源室をケースの上部もしくは下部に設けたホリゾンタルな分割であった構造をバーチカル、すなわち縦割りに分割したからです。
その意味するところは画像を見てもらえば一目瞭然です。
「シースルーで中身を丸見せすると上下にある電源室がちょっとウザいなあ。もっとすっきりさせたい」と思ったPCケースデザイナーのエリック(知らんけど)が「そうだ、マザーボードの裏側にスペースを作って表から見えないようにしたらいいんじゃん」と思いついたのが始まりだとかそうでないとか(きっとそうではない)。

そして色。
ホワイトじゃなくて敢えて【オールホワイト】と表現したわけは単なるカラバリとしての白ではなく、フレームまで真っ白になっているからです。
「お前らわかってるよな?ここまで白くしてやったんだから内部のパーツも全部白でヨロシク!」
って感じのエリック(?)からの挑戦状みたいなものなのでしょうか?(きっと違う)。

で。
こうして「トレンド」を眺めていると「なるほどな」と思いました。
つまりガラス張りでイルミネーションをバリバリにしたフレームレスでデュアルチャンバーの白いPCがいいな、と。

そして見つけたのがこれらのトレンド要素をすべて網羅しているまさにトレンドど真ん中の一台、リアン・リー o11 Dynamic EVO RGB。こいつにもXLというフルタワーがあります。

O11D EVO RGB
• 適切な照明効果を備えた上下 2 つの L 字型ライト ストリップ。 • コンポーネントと RGB 照明をシームレスに表示できる、取り外し可能なピラーを備えた前面および側面の強化ガラス パネル。 • 420 つの高さ調整可能なマザーボード...

 

LIAN LIはPCパーツ界的には実績と信頼のある台湾の会社。発音的にそんな感じですよね。

LIAN LIにはより「シースルー化」を推し進めたo11 visionという天板までガラスにしちゃったケースがあって、美しさだけなら断然そっちのほうが上。

なのですが天面にファンが取り付けられない=拡張性に大きな制限が付く、ということでこちらに。

Fractal Designと違って名称からして汗臭いというかややガキっぽさが混入したPC系パーツらしいというかなんというか。

でもこれ既述の通り【この時代】を代表するに値するPCケースだと思うんですよ。
今までの路線とはちょっと(いやかなり?)違いますがこれもありだな、と視野が広がりました。
フチが光るギミックもソソります。

ちなみにいろいろ光らせるとこんな感じ。

黒ボディの方がわかりやすいです。

私のデスクは木製、色はダーク寄りなので白くて光るPCケースなんて置いたら異物感がハンパじゃないなと思っていたのですが、実は部屋の壁紙はオフホワイトなんですよね。
なのでマッチングは悪くない気がします。

ちなみに大きさ478mm×W290mm×471mm(奥行×幅×高さ)。
今まで紹介してきたPCとの大きな差は幅ですね。
要するにデュアルチャンバー化により最低でも電源の厚み分が増加する道理です。

〇気に入ったところ

・その1

令和のPCケースのトレンドすべてを取り入れ、かつ下品にならないクリーンなデザイン。前面パネル(面積は小さいけど)なんてサテン仕上げで、かつUSBなどのIOは脚部に押しやってプレーンな美しさ担保しているなど、ただガラス張りにしたわけではなく結構こだわっているのもわかります。

・その2

最新のトレンドを取り入れた最もモダンな構造のケースで自作できるというわくわく感がちょっと抑えられない。

・その3

めっちゃ組み上げやすそう。
デュアルチャンバー化は見た目重視という観点から生まれたものでしょうが、その結果として結構広いバックスペースを確保することができるようになりました。
と書くとPCを自作したことがある人はわかると思います。特に電源からの配線作業がかなり楽そうです。
PCを自作したことがない方もこの動画を見てもらえばなんとなくわかっていただけるかと。
一瞬でわかりにくいかもしれませんが、マザーボードの大きさ比較なんかもやってますね。

・その4

いろんなギミックが楽しい。
先に書いた「光るフチ」もそうですが、IOを入れ込んだ「脚」が取り外せて場所を変えられるのには驚きました。
「前面にIOを出したくない」派の私としては非常にうれしいギミックです。


そして私が舌を巻いたのはリバーシブルであること。
どういうことかというと、写真を見てもらえばわかるとおりこのPCケースを愛でる場合、デスクの左側に置かないとダメじゃないですか。でも諸般の事情で左側に置きたい人もいるはず。そんな人のために内部の構成パーツを組み替えることで左右反転することが可能なんですよ。すごくない?

あと細かいところだと年々でっかく重くなっていくグラフィックボードが自重で撓むのを支えるパーツまであったりと、トレンドを取り入れるだけでなくそれに対するケアもできているなんてリアン・リーのデザイナーはFractal Designとは違う地平の素晴らしさを持っているといっていいでしょう。
というか、リアン・リーの中の人は自作PC大好きなんだろうな、としか思えません。

・その5

オプション類が豊富。
製品サイトを見てもらえればわかりますが、百人いれば百通りある(かもしれない)自作er(?)の要望をかなえてくれる小物がいろいろと用意されているのもいいところ。
o11 EVO RGBだけでなく、他のPCケースでも共通に使えるようにデザインすることでコスト管理も行えるということなのでしょう。
個人的にこういう考え方は大好きです。実に素晴らしい。

〇気になったところ

・その1

値段。(^^;)
3万円越えです。

・その2

デザインというか佇まいというか、やっぱりちょっと攻めすぎかなあ、部屋で浮いちゃわないかなあ、ギラギラなPCでやってることといったらエディタでテキスト打つかExcelひらいてるだけなんてシュールすぎない?……などと思い悩む今日この頃。

待てよ、黒だと実はシックなんじゃないだろうか?とか思ったり?

〇判定

保留。

ま・た・か・よ!

◎PCケース選びをしてわかったこと

私が欲しいと思うPCケースはお高いことがわかりました。というかいいものはそれなりの値段だということですね。値段を理由に諦めたら後悔している未来がクリアに見えますし。

ということで、チョイスの結果は次回。