趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★SONY α7R

カメラ

~itemized discussion~(初出:2013/11/19)

α7/α7Rを語る上で、取りあえずメニューボタンを無視する訳にはいかないと思うのは私だけではないはず。
ただし、間違ってはいけない。
問題はこの位置にメニューボタンがある事の是非ではない。
なぜSONYの技術者がここにメニューボタンを付けようと考えたのかが重要だ。
もちろんその技術者のアタマをかち割って中身をしげしげと眺めてみたい、という意味に他ならない。
つまりは議論の余地などない、という事だ。

「メニューボタンは右側に」

これはISOで標準化されている項目だ(いや、知らんけど)。
「ウィンカーレバーはハンドルの左右にかかわらず、コラムの左側に生えているべきだ」とするISOを私は支持する。
日本車に乗る度に私がワイパーを盛大に作動させ続けているのは決して私が悪いのではなくて、ISOに従わない日本の自動車メーカーが悪い。
奴らはイギリスやオーストラリア、シンガポールやインドなどのマイナーでクルマの構造に反した右ハンドル圏(左側通行圏と言ってもいいだろう)に輸出する際にはウインカーレバーをちゃんと左側に生やしている事実を日本国民はもっと知るべきであろう。
輸出車のドアにはビームを入れて安全性を高めたモノを用意しているにもかかわらず、日本向けの同型車はそれら構造的な安全パーツを割愛していたような国産自動車メーカーの二枚舌には相変わらず恐れ入りっぱなしだ。
もう一度言おう。
ウインカーレバーはコラムの向かって左側に生やすべきである、と。
理由はもちろん私が主に左折時にワイパーを作動させないために、だ。

そう言うわけで、このメニューボタンについて大いに語ろうと思いまする。
ここ、内蔵ストロボのぽっぽアップボタンがリザーブしている場所デスよね?
α7Rには内蔵ストロボがないのは知ってますけど、押したら出てくるかも、という期待を抱かせるボタンっすよね?
いや、MENUって書いてるからストロボ飛び出させたら大問題です。知ってますよ、それくらい。私だって。
でね、メニューって結構開きません?
α7Rって、ユーザーカスタマイズのプリセットが2つしかダイヤル登録できないんですよ。
個人的に5つ、いや7つくらい欲しいんですよ、特にエフェクト選ぶとRAW同時記録ができないという謎仕様のSONYの場合は!
かろうじてメニューボタンを押すと「直前に弄った画面」がすぐに出るのでパラメータを変えたりするのにメニューボタンを一押しする事が結構あるんですよ、SONYの場合は!
どんなときでもブレずにカードのセットアップ画面を表示するオリンパスはね、いいんです。あれで。
だってメニューめんどくさいですから。
オリンパスの場合はスーパーコンパネ呼び出す方が楽なんです。
中途半端にスーパーコンパネ真似てますけど、あれ、どうかと思うんです。操作性悪いよね?
せめてα7Rにタッチパネルがあればまだ使えるかもしれませんが、どちらにしろスーパーコンパネほどの操作性はないっすね。
なのでせめてメニューの呼び出しボタンくらいは持ち替えなどせずスカっと推させて欲しいわけですよ。
SONYの技術者って本当に自分でカメラを(楽しんで)使っている人がいないようで、他社との数値比較などをして「勝った」「負けた」ってやってパラメータいじって遊んでるだけというイメージがこのメニューボタンから漂ってきます。
いや、使いやすいと思いますよ、α7Rというカメラ自体は。総論的には。
でも手放しで褒めようとするとこのメニューボタンが待ったをかけるわけですよ。
「α7R? 操作性は結構いいよ。でもメニューボタンの場所がちょっとね」
「α7R? 使いやすいと思うけど、メニューボタンの場所がちょっとね」
「α7R? デザインが嫌いじゃなかったらいいんじゃないかなあ。あ、でもメニューボタンの場所がちょっとね」
等々、異口同音にメニューボタンの位置を指摘するはずです。

いや、まてよ……。
ひょっとしたらこれは「わざと」ではないかと思い至りましたよ、私。
つまり、このメニューボタンをα7、α7Rを語る際の「アイコン」にしようとしているのではないだろうか、と。
「α7R? ああ、あのメニューボタンの場所がちょっとアレなカメラだろ?」
「α7R? うん、メニューボタンの場所がちょっとアレだよね」
「α7R? メニューボタンの場所がちょっとアレだって聞いてるよ」
みたいな?
つまり、メニューボタンと言えばα7、α7Rなんていう強固な紐付けが成されることをSONYの技術者は見越しているのかもしれないわけですよ。
どういう事かというと、

他機種のMENUと書かれたボタンを見る→α7Rを連想する→なんでこのカメラはα7Rじゃないんだろう? と思い始める→やがて「α7Rのメニューボタン、押してみてー!」という欲情……いや衝動がこみ上げてくる→α7やα7Rが飛ぶように売れる

これだ!
なるほど、これは大胆かつ緻密で巧妙な心理的なAdvertisementなメソッドであったのかかかかか!(・∀・)

とまあ、MENUボタンについては、そんな感じ。

あとは

・意外にぶれない。24mmだと。(・∀・)
・あと、やっぱり電子先膜シャッターないとガシャガシャうるさい。

α7R w/SEL3518

相変わらず雲にシアンが乗るのはSONYのデフォルトっぽいですな。