(初出:2012/01/07)
もしくは「三段論法で青空を」
あるいは「顔面発射はデジカメの未来を拓くか?」
それは昨日の夜。
仕事帰りのJRの車内での出来事。
私のすぐ後ろ側のシートに座っているのは、観光客と思しき関東弁っぽい言語で会話する女性二人。
偶々ヘッドフォンを外して、ケーブルの撚りをなおしていた私の耳に、聞くともなく入ってくるやや大きめのボリュームによる会話。
導入なので、少し長めの会話シーンを再現。
「あ、これこれ」
「拡大して拡大して!」
「うーん」
「写ってないじゃん」
「読めねえ」
どうやら本日撮った写真のチェックらしい。
私はこの時点ではほぼまったく興味はなく、単に聴力による音声として認識していただけでした。
しかし……
「○○(彼氏の名前らしい)のカメラだったらちゃんと写ってたかもなー」
「一眼レフ?」
一眼レフ、という単語が発せられた瞬間、私の注意の20%が彼女たちに向いてしまった。
(聞いたら負けだ)
と思いつつ。
「違う違う。この間買ったヤツで、ソニーの高いヤツ」
「ふーん」
このやりとりに於いてモデル名を聞かない時点で、彼女たちは私と同類ではない事を認識。一眼レフというキーワードに反応した私はどんだけー、とややorz状態になる。
しかし、○○君の彼女は○○君のカメラがちょっと自慢らしく、聞かれてもいないのに解説を始めた。
「なんかさ、新しいんだって。中味が。ってユーかフィルムにあたるヤツ?」
「あー」
(「あー」って、わかってるのかなあ、とまたもや注意力の50%くらいが奪われてしまう私。もうヘッドフォンの撚りはなおしたので、耳に装着して音楽流せば周りの音はほぼ100%shutout出来るの! 出来るのに!! ちくしょー_ノ乙( 、ン、)_)
「なんて言ってたかなあ、そこが違うから奇麗なんだって」
「違うの?」
(??? な私。この時点で70%に!)
「えっと、なんか『顔面発射』みたいな名前」
「ええ?」
(ええええええ?! ←この時点で注意力100%)
「『顔面発射』は違うよね。げへへへへ」
「あははは」
○○君の彼女の笑い方は豪快。
たぶん若いと思うんだけど、笑い声はもうオバハンで、なんかもう色々ドギマギする私。
しかし「顔面発射」という単語で、彼女が言おうとしていた事がわかってしまう私。
「『顔面なんとか』に似てるヤツ」
「ええ?」
「(しばらく考える) そうそう、顔面照射かな」
「『しょうしゃ』って何?」
「照すヤツじゃん」
「ああ、照射かあ」
お、惜しい!
って言うか、どんな記憶回路だ、○○君の彼女!
「へえ、顔が明るく写るとか?」
「何かとにかく奇麗なんだってさ」
「ふーん」
「あ、この写真、ぶれてるし」
「うわ」
以下、話題は完全に本日の観光の話と写真の出来の話になり、私は拳を握り締めながらもヘッドフォンを装着することになった。
あああああああ!
訂正したいいいいいいい!!
以上、実話でした。
で。
裏面照射と言えば、思い出すのはPENTAX Q。
なので久しぶりにPENTAX Qを取り出して、フト思いついてGRD IV(白)と並べてみました。
並べてみてつくづく思うのは、
「フットプリントより、厚さが気になる」
ということ。
パンケーキレンズを是非作って欲しいとマジで思う今日この頃。
で。
PENTAX Qを久しぶりに持ち出した私は、空を撮ってみた。
合焦するねえ、雲にもちゃんと。
頑張れ、NEX-5N、と改めて思う。
で。
PENTAX Qにはシーンモードで「青空モード」があったのを思い出して撮ってみたのが、トップの写真。
Jpegそのままを縮小。
で。
思いついてACR(あどびかめら郎)でおまかせ現像したやつと比べるとどうなるんだろうと思ったのが次のどぎついヤツ。
まあ、海外の空っぽいよね、アドビ。
あと、ピクセル数増量して現像するんだね、アドビ。
ということで、「裏面照射」>「PENTAX Q」>「青空モード」 で、青空を撮った、というお話し。
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