趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★Apple MacBook Pro with Retina Displayの○と×

(初出:2012/06/13)

わが家にCTOモデルが届くのは7月上旬っぽいです。
きっと買ったことを忘れた頃に突然届くんだろうなあ。
一緒に買った周辺機器は今日とどいてたりするんだけど。

なので。
仕様表や写真を見て、無聊を慰める今日の私。


・Displayが高解像度になった
→というかもう、自称フォトグラファーというか、デジカメユーザーならば、これだけでMBP15を買う理由になり得るんじゃないかと。
これ以上の解像度を持つDisplayを使っている人はあまりいないはずですしね。
もちろん、発色その他の問題は敢えて無視です。
プロじゃないんだから、どうせ色なんて自己完結です。(自己満足とも言う)

・IPS駆動のDisplayになった
→最近のTN方式は左右についてはずいぶんまともになってきましたが、それでもIPS方式には敵いません。上下についてはなにをか況んや、です。
この解像度でこの駆動方式。これだけでもう、買うしかないわけです。(・∀・)

・小さくなった
→同じ画面サイズならば、フットプリントが小さくなるのは歓迎です。

・薄くなった
→レッツノートはじめWindowsノートなんか(「なんか!」とか言っちゃったよ)とは違い、出っ張りがほとんどないMB系ですからもともと鞄への収まりはよいプロダクトだったのですが、さらに全体に6mmほど薄くなるなんて、これはもう大ボーナス。
フットプリントの減少と併せ、鞄の選択肢が増えると言うことはとてもいいことだと思います。ええ、鞄選びの楽しみが増えました。

・軽くなった
→15インチなのに、13インチのMBPとほぼ同じ重さに。
MBA13を毎日持ち歩いている私ですが、1.4kg→2.5kgはさすがにしんどいですが、2.0kgへの移行ならなんとか許せる範囲だと判断しました。

・光学ドライブがなくなった
→いりません、あんなもの。
だいたい、アップルのSuperDriveってスロットinタイプというどうしようもないシロモノです。見た目はスッキリとして綺麗なのでまさにあのトンデモ男、ジョブズが好みそうな方式ですが、ディスクに傷を付けざるを得ないという「仕様」が許せません。
新品の音楽CDを入れて、リッピングが終わって取り出して盤面を見てひどいひっかき傷を発見した時のあの「orz感」。
ジョブズに弁償して欲しい気分です。(ええ、この件については、私はジョブズを絶対に許しません。呪い続けるでしょう)
最近はリッピングにもWindows用の(超ダサイデザイン・使い勝手の)USB外付けドライブを使うようにしています。
つまり、私的にはMacの光学ドライブなんて全く使わないので、なくなってせいせいしました。
ドライブくっついてるといちいち変な音が鳴るしね。
なので、光学ドライブを撲滅してくれたことに感謝。
もちろん、光学ドライブについてはまだまだ個人的な事情で必要な人もいると思うので誰もが喜ぶ仕様ではないとは思いますが、使えないわけではなく、外付けが用意されているし、Windows用でもいいわけなので少数派は我慢してね、というタームに入ったということなのでしょうね。

・FireWireポートがなくなった
→いいぞ。(・∀・)
Thunderboltを押なら、もういらんでしょう。
主にビデオ関係で機材に投資をしている人はムカっとしているでしょうけど、IEEE1394など、もはや消え去る運命です。少なくとも一般ピープル(死語?)には必要のないポートです。
私もFireWire系のプロダクトはいくつも持ってます。
外付けHDD、Audio Interface、カードリーダーなど。
でも、もういいよね、と思ってます。
どうしても使いたい人はアダプタ付ければいいわけなので、ああいう開口部のでっかいlegacyPortは潰しておくのが吉だと思います。

・RJ45ポートがなくなった
→これもヽ(^o^)丿!
便利なんですが、見難い穴でしたね。RJ45。
RJ11が早々になくなったのですから、RJ45なんてUSBポート一つと引き替えにとっととなくしたらいいのに、とずっと思っていました。
まあ、USBアダプタになると速度がどうのこうのという人がいるのでアレなんでしょうが、今回Thunderboltを使ったギガビット対応のRJ45の口がアダプタとして提供されているので、もはやそれでいいと思います。
無線LANで使う人の方が圧倒的におおいでしょうし、正解かと。
私は固定して使う場合は有線LANに繋ぎますが、Thunderbolt Display側にRJ45ポートがあるので、元々本体側には必要が無い環境が整っているわけで。

・HDMIポートが搭載された
→変換アダプタ類は、出先でいざ必要になった時に困る、というパターンが考えられます。でも、多くの人はそんなシチュエーションに遭遇することはないと思われます。出張が多い人とか、少ない人でしょうか。(少ない人の方が旅慣れていないので忘れがちという判断ですが)
ネットワークについてはWiFiが使えればツブシが聞くことが多いですし、この先無線環境は充実する事はあっても減っていくことはないと思われますので良しとすべきだと思います。
むしろ問題は画像出力系。
学会や出張先でいざpresentationとなった際に「VGA(DVI)アダプタ忘れたー」なんていうパターンはしょっちゅう耳にしますからね。
まあ、ユーザーがアホなだけなのですが、それでも本体に画像系ポートがアルのとないのとでは安心感が違います。
そこで、HDMI。
これがあればそうとうつぶせるのではないかと思います。
さらに、家庭でも居間のテレビにサクっと繋いで楽しかった旅行写真のスライドショウを家族や仲間と楽しんだり、という事が「やりやすい」ですしね。
従来私はThunderbolt HDMIアダプタを旅行には持参していたわけですが、アダプタを持っていく必要が無い、というのは小さな幸せなのです。

・Thunderbolt portが二つになった
いや、多ければ多い方がいいでしょうから単純に○ですよね。
今回は特にFireWire800ポートをつぶした言い訳にもなりますし。

・USBが(ようやく)3.0になった。
→これだけでも私は買い換えるつもりでしたよ、MBP。
外付けポータブルHDDからUSBメモリからカードリーダーまで、もはやUSB3.0包囲網、というか空しい気持ちで使っていたのですが、ようやく日の目を見ることができるのですから!
ちょっと気になるのが、アップルの仕様表にはUSB3 とだけ記載してあり、3.0ではないんですよね。何なんでしょうね。

・Mt. LIONに無償アップグレードできる
→これでもう、買い控える理由が全くなくなったですよ。
そう。トドメですね。

×
・MagSafeポートが変更になった
→いやあ、まったくアップルってばいい加減にせいよ、と思います。
薄くするためとか。
最初からやっとけ、と。
しかもコネクション部分の計上が初代MagSafeと同じストレート挿しタイプに。
横挿しタイプになんでできなかったかなあ。(細すぎると付けにくいでしょ?という回答が予想されますが)
私のようなThunderbolt DisplayユーザーやACアダプタを職場と実家など複数個運用している人の為に、変換アダプタが用意されている点は評価します。
ただ、チト高いかと(980円。ええ、必要だから2つ買いましたとも)

以上。
×少なっ(・∀・)

★まとめ
新しいMBPを見た私の感想は、一言で言うと「安い!」でした。
Displayの解像度が従来通りであったら「高い」と思ったでしょうし、もしそうなら価格はもっと安くしていたに違いありません。
でも、私にとってRetina Displayを搭載した新しいMBP15は、ただの新型ノートじゃないんです。
「未知の体験を約束してくれる」ものです。
ざっとですが、3000×2000の解像度は、もはや解像度が増えたというだけに止まらないと考えます。
たいそうな言い方をするならば、パソコン画面の再定義が、MBPから始まったんじゃないかと思うわけで。
WYSIWYGを否定した時が一つ目のエポック。
今回はそれに続く二つ目のエポックだと思います。