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★【Xiaomi Redmi Note 9S】感想 その2

PC IT系

ちゃろー(^^)

短期間ながら、じっくり濃密に使ってみました

カメラ機能についてはかなり思うところがありました。
が。
それについてはまた別記事にしたいと思います。
なので今回はカメラ機能を除いた部分についての感想文です。

1stインプレッションはこちら。

★最強のKindle端末@ミドルクラススマートフォンは、【Xiaomi Redmi Note 9S】であろう
ちゃろー(^^) グローバル版しかないのでスルーするつもりだったんですが…… 買うつもりはなかったのですが、日本版発売の報に、つい魔が差してしまいました。 驚いたのはその値段。 「コレはもう買うしか!」 とあいなりました。 いやあ、シャオミ...

◎Redmi Note 9Sを丸2日使ってみて

最初に結論を書きたいと思います。

・Qi対応ではない
・NFC(あるいはFeliCa)がない
・IP系の防水ではない(Redmi Note 9Sは防滴レベル)

以上の3要素が許容できるのならば、税込3万円以下で新品が手に入るコイツは本当にとんでもなく「買い」のスマートフォンだと思います。
※「お風呂で使う。ただし水没させない」レベルであれば3つ目は消してもオッケー(かも)

ただし私の場合は「なんとか妥協させていただきます」という感じです。
まあ「けっこう気に入った」ことには間違いありません。いやホンマ。
ドライに言えば「(この価格帯では)やはり私が理想とするスマートフォンは存在しない」ということになるわけですが……。まあ値段を考えるとないものねだりですよね、はい。

そうそう、SoCの処理能力なのかルーターとの相性なのかどうなのかわかりませんが、Wi-Fiを使ったデータ通信で速度テストをしたところ、Reno Aが30Mbpsどまりなのに、Redmi Note 9Sを同じタイミングで計測するとほぼiPhone XS Maxと同じ90-100Mbpsの値を叩き出してくれます。
5回位計測し直しましたが、傾向は変わらずです。

もっともReno Aを使ってWi-Fi経由でネットでなにかやっていて「遅い」と思うことはありませんし、またRedmi Note 9Sで同じことをしていても「おお、やっぱReno Aより速いぜ」なんて感じることもありません。

ちなみに私の個体のantutuスコアはこちら。

◎Kindleリーダーとしての操作性について

Redmi Note 9S購入の最重要項目は「画面幅」でした。
計算上、通常のスマートフォンとしてはほぼ最大幅を誇るRedmi Note 9Sに私が期待したのはKindleアプリでコミックスが快適に読めるだろうというもの。

ええ、実測しましたが、我ながら計算通りの幅でした。
プラスチックスケール的には計算より少し広めになるのも計算通り?

ですが……。
「その日、人類は思い出した」……じゃなくて「その日私は思い出した」でございますよ。
その日とはもちろんRedmi Note 9Sを触った日。
何を思い出したのかというと、Kindleコミックス端末にとっての快適性は画面サイズだけではないことを、です。

それはページ操作。
もう少し詳しく書くとKindleアプリの読書設定にある「音量ボタンをページ送りボタンに割り当てる」という部分ですよ。

Reno Aの場合、電源ボタンは画面を見て右、音量ボタンは反対側の左にあります。
左手でスマートフォンを保持する私の読書スタイルの場合、ページ送りに使う音量ボタンは左側にあるのがベストなのです。
左手親指で操作出来ますから。

しかし、Redmi Note 9Sの音量ボタンは右側。電源ボタンの上にあります。
「こんな罠があったとは!」
というのが、Kindleアプリを使ってみての第一印象です。

まあ、右手中指とかを使って慣れるしかありませんが……すでに数回ページ送りするつもりで電源ボタンを押してスリープさせてます、ハイ。^^;
ま、「考えればわかるだろ」レベルの話でございました。Redmi Note 9Sは悪くない。
あと、スマートフォンの保持などのほうほうについては人それぞれですしね。

◎Kindleリーダーとしての没入力は?

比べてみましょう。
向かって左から、Redomi Note 9S、iPhone XS Max、Reno Aです。
計算上横幅が大きい順番に並べていますが、実測上もこの順番です。
iPhone XS Maxと比べても僅差ではありますが大きめです。

わかりやすい写真なので、ついでに画面の色についてもちょっとだけ書いておきます。
ご覧のように「白」が結構違います。三者三様ですね。
(iPhone XS MaxはTrue Toneを敢えてONにしています)

こういう比較画像というのは「比べると何となく違う」というのが分かる程度であって実際の色は伝わりません。
そのあたりはその日とその人によって鑑賞する環境が全部違うので同しようもないのですよね。
全員がCMSを理解していて一定のカラーキャリブレーションを行っているのであればそこそこ話が通じると思うのですが、お互い全然違う環境で「色が青くみえる」とか「オレは黄色く見える」とか言ってもあまり意味はありません。
だって「私が見ている色とあなたが見ている色は違う」のですから。
カラーキャリブレーションをビシっと決めたガモットの広い高級ディスプレイで見ている人と、39,800円で買った安いWindowsノートPCで見ている人が同じ土俵で色を語るな、というお話です。まあこの分野はかなりディープな話になってくるのでこの辺にしておきます。

とは言ってもパット見てわかるように相対的な違いはあります。
今回は一応、カラーチェッカーを使って、画像処理ソフトでホワイトバランスを取った状態の画像を貼っておきました。

左のRedmi Note 9Sだけが液晶で、残りの2台は有機ELです。
私の個人的な感想ではありますが、Redmi Note 9S単体で使っている限り何の不満もありません。きれいな表示だと思います。
しかしiPhone XS Maxととっかえひっかえ同じコンテンツを表示させて比べると、iPhone XS Maxのディスプレイが非常に美しく、かつ目に優しいということがわかります。
このあたりは有機ELのもつ黒の締りとコントラストと発色がそう思わせ得るのか、あるいは「白」をControlするAppleのTrue Toneが効いているのかはよくわかりませんが、同じOPPOのReno AよりもiPhone XS Maxの方がより美しく感じるは確かなので、ただ有機ELだから、というわけでもなさそうですね。
(解像度も違いますが、ディスプレイからの距離を考えるとあまり関係なさそうです)

そういうわけでRedmi Note 9Sのディスプレイについての個人的な感想を述べるとすると、
1)白はややくすんだグレーっぽい
2)左右の視野角がやや狭い(色の変化が大きい)
です。
特に斜めからRedmi Note 9Sの画面を見るとかなりアンバー寄りの色になっていて「あれ?」と感じます。
もっとも実際の使用時は真正面から見るわけですから実質的なデメリットはありません。

◎グレイシャー・ホワイトについて

色の話が出たのでついでに同じくカラーピッカーを使ってホワイトバランスを取った背面の画像を貼っておきます。
よくあるミルキーな白もいいですが、私はこの「氷河の白」という名称の白も深みがあって気に入ってます。

◎3スロット(DSDV+独立したmicroSDスロット)がいい!

画面のnano simカードの位置は2nd sim。1st simはmicroSDカードの隣です。
あとsimは裏向きです。念の為。

さて画面幅が広いという特徴を別にすると、Redmi Note 9Sの持つ大きなアドバンテージはこれでしょう。
Dual simスロットを謳う多くのスマートフォンは2ndスロットがmicroSDカードと排他仕様となっていますが、中華メーカーのいくつかのモデルは3スロット、すなわちmicroSDカードスロットが独立しており、simを2枚挿した状態で同時にmicroSDカードが使えるのです。
Redmi Note 9Sは数少ないその3スロットモデル。
個人的にはここに大きな魅力を感じております。

内蔵ストレージ(ROM)が128GBもあるので(64GBモデルもあり)、多くの人は内蔵ストレージだけで問題ないと思います。
さらに言えば、多くの人はsimカードを2枚同時に使う必要がないので、2nd simスロットを潰してmicroSDカードを使う事に問題はないはず。
なので私の意見はかなり少数派であることは理解しております。

例えば仕事やプライベートなどで海外に頻繁に出かける人。
最初から2枚挿しっぱなしで運用できるのは面倒がなくてたすかるでしょう。

日本国内に限っても、例えば1つ目に通話やSMS用に最低限の契約をしたdocomoなどのメインのキャリアsimを挿して、2ndスロットにはデータ用のRAKUTEN UN-LIMITなどのMVNO系のsimを挿すなんて人も一定数居るのではないでしょうか。
特にこの時期は2ndスロット用にお誂え向き?RAKUTEN UN-LIMITというサービスがありますので、3スロット端末を手に入れたら「試しに」契約してみるのも吉ではないでしょうか。

そんなわけで「microSDカードスロットが排他のモデルより、独立しているモデルのほうが多くのユーザー層から支持される」ということはご理解いただけると幸いです。

かくいう私も2simは「必須」というわけではなく「あれば便利に使えるかも」レベルなので、排他でも妥協できます(し、しています)。

◎赤外線リモコンアプリは微妙

微妙というか、デフォルトでは使い物になりませんね。写真では右上の黒いやつがセンサーです。なお、昔のケータイのような名刺交換的な使い方はできないようで、リモコン操作専用かと思われます。


Miリモートアプリというやつを使って操作するようなのですが、これ、私が触った限りでは学習機能が見つかりませんでした。


つまり予め登録されているものかしか使えないということです。
そして私が使っている赤外線リモコン対応家電はほぼ使えない、と。
エアコン類は試してみませんが、映像、オーディオ系で反応したのはテレビのみ。

しかしそのテレビも地域設定ができない。^^;つまりチャンネルのプリセットが出てこないのですよ。「日本」で選んでも出てくるのはご覧の通り上海とか。大阪どころか東京すらない。
Xiaomiのテレビを買えってことでしょうかね。

「残念だったな」でございますね。

◎Redmi Note 9Sはとってもいい。でもiPhone XS Maxの代わりになれない理由

それは言い換えると「Redmi Note 9Sのここが残念ポイント」と同義。
具体的には次の項目です。
まあ、繰り返しになるんですが……。

・Qi対応ではない
・おサイフケータイ対応ではない
・ちゃんとした防水ではない(Redmi Note 9Sは防滴レベル?)

iPhone XS Maxとは値段が全く違いますので「無茶言うな」というお話なのですが。
それでも昨今の中華メーカーのスマートフォンの出来や開発スピードを見ているとiPhoneの半額以下で同等以上の性能を有したモデルが出てくるのは時間の問題じゃないかなと期待しております。なので「Redmi Note 9Sのここが残念」というよりも「後継機に期待したい事」というべきですね。ないものねだりかもしれませんが期待を込めて敢えて書きます。

Qi(ワイヤレス充電)機能はこれからのトレンドになるのは間違いないでしょうし、iPhoneのシェアを少しでも崩そうと考えているのではれば、防水機能は必須でしょう。

問題はほぼ日本独自の「おサイフケータイ(FeliCa)」機能です。
海外向けスマートフォンでもNFC搭載はアタリマエになってきているのでてっきり搭載しているとおもってました。調べてみるとRedmi Note 9系でも海外版ではNFCが搭載されているモデルもあるのですが、残念ながら日本版では割愛されてしまいましたね。

で、FeliCaがない問題ですが、NFCさえあれば「ツブシ」が効くような気がします。

私のような関西圏の人間はそもそも「モバイルSUICA」は不要。
つまり交通系にはもともと使っていないので問題は主に支払い系だけ。言い換えると支払いができればオッケーなのです。
だとすると、今後はFeliCaではなくNFCがあればいい時代に入るので、FeliCaの必要性はどんどん下がってくるのです。
そう。IDとかQuickpayとかEdyの時代はそろそろ終わりなのです。

今後は間違いなくVISAタッチやいわゆる「○○コネクト」系が主流になるでしょう。
これにはFeliCaは必要ありません。普通のNFC(NFC A/B)があればFeliCa(NFC F)がなくてもオッケーなのです。
もちろん現時点に於いて「○○コネクト」系は日本ではまだ普及途上です。でもこれ、あっという間に普及すると思います。
VISAタッチをいち早く導入していたローソンに続き、セブンイレブンがこの「○○コネクト」系カード支払いの導入を決めました。ローソンとセブン・イレブンという2大コンビニチェーンで使えるということは、現時点でもすでに「結構使える」場所があるのですから。
きっと今後は怒涛のように普及が進むに違いありません。
だって、QuickpayとかIDとか○○ペイとか、「よくわからない」人にとってはめんどくさいだけ。その点VISAタッチなどは「たんなるカード払い。ただし非接触でOK」ですから、わかりやすいことこの上なし。要するに今までCAT端末通したり、カード渡して紙にサインしていたのが、かざすだけでOKになったってこと。これがわからないという人はもはそもそもカード使ってないと思いますしね。
問題はむしろカード会社側の対応です。対応カードがまだまだ少ない。
私はVISAタッチが使える住友VISAカードは所有しているものの、メインカードではないので普段は使いたくない。で、肝心のメインカードのほうがまだ対応できていないのですよ。

ともあれそういう些細な事に拘泥しなければ、もうすでにNFCさえあればいい状況になっています。
FeliCaはもともとは交通系に特化した日本向けのオーバースペック仕様ですから、ガラパゴス化は生まれたときから決まっていたようなものかもしれませんね。

じゃあ関東圏で「モバイルSUICAがないと死ぬ」人はどうするか?
そういう人は物理カードをスマートフォンのケースに忍ばせとけばいいんです。
裏面はNFCとQiで使うので、カードスリット内蔵のディスプレイカバーがあるケース、要するに手帳型にすれば解決です。

かくいう関西圏在住の私はiPhone XS Maxを手帳型ケースに入れ、カバー部分に物理カードであるところのPiTaPa定期券を突っ込んでます。
この状態でQiで充電できますし、3つの交通機関を使って軽やかに? 通勤しつつ、QickpayやIDでお買い物をしております。

ここまで書いておいてアレですけど、正直に言ってしまうと仮に「モバイルPiTaPa」というものが存在していて、私がそれをiPhoneで使っていたとしたら「日本のスマートフォンにFeliCaは必須。NFCだけとかいう端末はクソくらえ。異論は認めない」って言ってる気がしますけどね。^^;

以上、とりあえずの中間報告まで。
続きがあるかどうかは……神のみぞ知る。


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