趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★ヒーローはいつだって遅れてやって来る?【SONY WH-1000XM3】レビューその2

オーディオ系

鞄からRP-HD600Nを取り出して装着して電源スイッチを入れる。
こんな一連の作業が日常となっていたある日のこと。

予定より少しだけ早く、そいつはやってきた

◎その名もSONY WH-1000XM3

名前の通り、WH-1000Xシリーズの三代目です。
PanasonicのRP-HD600Nも今年発売された新製品ですが、届いたSONYのWH-1000XM3は10月(日本では)に発売されたばかりなので、RP-HD600Nより更に半年も新しい製品ということになります。
一概には言えませんが、この手のデバイスは日進月歩。
新しいほうがなんかいろいろ新しいのでは? と思ってしまう私は単純でしょうか?
あ、レビューの第一回目はこちらです。

★4年ぶりのヘッドフォン・リプレイス【SONY WH-1000XM3】
冬が来た。 これはつまり、ヘッドフォンのシーズン到来、ということですな。 ◎説明しよう 私は通勤時間にDAP、すなわちデジタル・オーディオ・プレイヤーで音楽を聞くことが多いんですよ。 まあ、これってよくあるパターンですよね。 そしてDAPの...

まあ、それだけWH-1000XM3には期待している、ということですね。

◎XM2とXM3で少し悩んだ

まあ、ポチる前の話になりますが。

二代目、つまりWH-100XM2が発売された時にちょっとだけキモチが動いたような記憶があります。
ですが、思い入れはさほどでもなかったのでしょう。本当にポチるまでには行きませんでした。当然ながら試聴すらしないままに月日は流れ、時代はWH-1000XM3の天下?に。
そして私の最近のパートナーはなぜかPanasonicのRP-HD600Nになっておりました。

まあ、なんだかんだで実のところRP-HD600Nと比べて私はWH-1000XM3の方を選んでポチったわけですが、その時
「M2とM3とでは何が違うのか?」
と思ったものでした。
「最新のM3にするか、(おそらくは)価格が下る旧モデルのM2が賢い選択か」という、要するに「大した違いがないなら、M2を選ぶほうがお財布に優しいんじゃね? と考えたわけです。

◎M2とM3の違い

デザイン上の微妙な違いはまあ無視するとして、気になるスペック的な違いはざっと次の通り。

・そもそもチップセットが変更され(ノイズキャンセリング機能が4倍賢い?など)音質向上が見込まれる
※充電用端子がmicroUSBからUSB TypeCに
◆20gの軽量化
※10分の充電で5時間再生可能なクイックチャージ搭載

なお、「※」は私のハートがキュンっとなったポイント。
「◆」は「ふーん」的な感想しか出なかった(ようするにどうでもいい)ポイント。
「・」は「まあ、そりゃ新しいからには音がいいって言わないといけないよね、メーカーとしては」という程度の感想。

そもそも私の要件である、
「aptX HD対応であること」はXM2でも満たしまくり、というか、対応コーデックはXM2もXM3も同じなのです。
「これはXM2でもいいんじゃね?」と思った私は……WH-1000XM3をポチっておりました。
理由は……SONYストアではWH-1000XM2は販売終了になっていたから。
そういうわけで選択肢などはなかったのでした。

◎第一印象

主にPanasonic RP-HD600Nとの比較になります。
まず、箱の大きさは厚み? はほぼ同じ。微妙にRP-HD600Nの方が大きいものの、まあ同じくらいです。


ただし、箱の豪華さというか「高モノ感」はSONYです。
外側の分厚さなどが違ってます。

こういうところ、SONYは演出上手ってヤツですね。
「個人の感想」としては、SONYの方が2万円高い製品に見えます。
まあ、実売的にほぼそれくらいの差があるわけなので感想ではなく事実なのかもしれませんが。

まあ勝負? は箱じゃなくてデバイスですからね。
箱なんて買ったその日しか見ないですから、そんなものにカネかけてどうするんだ? むしろポリ袋でいいんじゃね? なんて思う一方、実店舗で陳列する際の「見栄え」を考えるとやっぱり重要だろうな、とも思います。
いつまで実店舗のことを考えてパッケージを作らないのかわかりませんが、今のところはまだまだポリ袋販売は無理なのでしょうね。

箱を開けるとセミハードケースが現れます。
これはRP-HD600Nと同じ。

そしてケースを開けてヘッドフォンを取り出すと、ケースへの収納方法がわかりやすく図で示されているのもRP-HD600Nとこれまた同じ。


このクラスだとケース付きは普通なのでしょうね。
あと、私にはなんで必要なのかわかりませんが、「この通りに入れてね」的な図は求められているのでしょうね。世の中アホばかりなのでしょうか??
ご丁寧に外側にネット状のポケットまであしらったゴージャスな? セミハードケースですが、私にはまったく必要ないモノ。


なので即座に外箱に入れて納戸行きなんです。
もったいない、というかこういうのにムダなカネかけず別売りにして、本体だけポリ袋に(以下略)。

本体、つまりヘッドフォン自体の見てくれは、RP-HD600NとこのWH-1000XM3では対照的と言っていいくらい違います。
多少野暮ったいけど、嫌味がなくて悪目立ちもせず、優しい装着感を予感させるRP-HD600Nに対し、「オレってかっこいいだろ?」的なスノッブ臭がプンプンする、WH-1000XM3。
私も正直に言うとWH-1000XM3の方が「かっこいい」と思いますが、個人的にはRP-HD600Nの方が「好ましい」デザインだと感じます。
この2つのヘッドフォンが、デザイン以外は全く同じモノだったとしたら、私は迷わずPanasonicのものを選びます。
中身が同じであったなら、ですが。

というわけで、WH-1000XM3のファーストインプレッションはここまでにしておきましょう。
次回は当然? RP-HD600Nとの「聴き比べ」でございます。