趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★(ようやく)掛け時計を導入

暮らし

着々と進んでいると言うべきか、遅々として進まずというべきか。

えっと、新居の整理の話です。
引っ越してもう数ヶ月経とうとしているのに、まだダンボールの山が一部屋を占領している状況です。

そんな中であの「大阪北部地震」ですよ。
もうね、やってられないとはこのことですよ。
食器棚のグラスは割れるわ、大事なスピーカーがなぜか右側だけ全部(と言っても2つですが)落下するわ、その時の衝撃でフローリングが削られるわ、TV台に置いていた貯金箱(箱じゃないけど)が落下して割れるわ、その時の衝撃でフローリングに傷がいくわ、山積みにしていたダンボールが崩れるわ、デスクの上に置いていたE-M1 MarkⅡ+M.ZUIKO12-100F4 Proが飛ばされて落下するわ、その時の衝撃でフローリングに傷がいくわ……って細かいことをあげつらうとキリがないんですが、要するにけっこう揺れたようで、いろいろあったな、と。

あ、E-M1 MarkⅡと12-100F4 Proのセットはなぜか外観も動作も全く無事でございました。当たりどころ? が良かったのでしょうかね。

とまあ、我が家的にはまだ引っ越しが完全に終了していない状態でひっくり返された感があってかなり「おこ」なのですが、まあ誰に対して「おこ」っていいのかがわからず、挙げた拳の落とし所が見つかっておりません。

いえ。
わかっているんですよ。
ダンボールを山積みのまま放置している私が悪いんです。
スピーカーをきちんと固定していなかった私が悪いんです。
貯金箱なんかテレビ台の上においておく私が悪いんです。
デスクの上にカメラを放り出している私が悪いんです。
食器棚にグラスを淹れている私が悪いんです。

という感じで納得するしかありませんね。
そんな中、自転車と並んで心配だったのが、地震の前日、いや前夜にようやく取り付けたばかりの掛け時計が落下していなかったのは不幸中の幸いでした。

こういう感じにするつもりで、掛け時計の場所はとうに決めてあったのですが、いろいろあって伸びに伸びてようやく取り付けました。


これもリビングのテレビ側の雰囲気に合わせた天然木の無垢材。オイル仕上げ。
厚めの欅の一枚板をくり抜いて、振り子機能付きのムーブメントを取り付けてあります。
このシンプルさがいいな、と思っております。

購入したのは神戸のとある木工所? 工房?
もちろん一品物なのでいろいろアレなのですが、一目惚れというヤツですかね。
フクロウ(ミミズクか?)型で振り子はフクロウが活躍する夜のイメージで月に見立ててあります。
しかも三日月型のスリットに満月を揺らすという発想がおもしろい。
まあ、昼間でも月は出てるので月=夜という世間の定理? には個人的に突っ込みどころはあるんですが、それはさておき、満月に見立てた振り子が赤に塗られているところにおどろおどろしさというか、かわいいだけじゃないんだよ、的なダークなデカダンス……じゃなくてセンスを感じたというか、つまりかなりチャーミングな掛け時計だと思いました。
フクロウの形も「これみよがし」というかわかりやすいフクロウちゃん的なデザインではなく、シルエット仕立てにして、誰が見てもわかるけど、「私、フクロウ。かわいいでしょ」系じゃないところも私の気を引いてくれました。
こちらも定期的にオイルを塗ってやらねば。

というわけで我が家のリビングについに掛け時計が設置されたというお話でございました。


いやあ、リビングに掛け時計がないのって、ビミョーに不便だったんですよね。
不便というか便利じゃないというか、腕に24時間付けている活動量計を見ればいいだけなんですが、視線をほんのちょっとだけずらせば時間がわかる位置に掛け時計があると、モアベターじゃないですか。
少なくとも私はそう思うタイプなんです。

なので早く掛け時計を取り付けたいと考えていましたので、今は満足です。

あ、ちなみにこの時計、時報もアラームも備えておりません。
ただ淡々と時を刻むのみ。
超単機能バンザイ。