趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★転ばぬ先の……冷蔵庫のリプレイス【MR-WZ55J】

暮らし

やっはろー(*^^*)

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夫婦そろって定年退職し「出勤しなくていい幸せ」を噛みしめているわけですがご想像通りそうなると出てくるのはカネの問題です。

私の場合、来年になれば「特別支給」分の年金を、再来年には通常支給の年金をアテにできるわけですが、それまでは無職生活=財産?切崩し生活となるわけですからね。カネは大事です。
流れ星をはじめ「願いが叶います」系のモノを見るたびに「カネ!カネ!!カネ!!!」とお願いする日々でございます。世の中、カネでございます。

その世の中ですが、ままならいものでございまして無収入になったからといって無支出になってくれるわけではないわけでして……。
そこで問題になるのが「高額家電リプレイス問題」ってやつです(そんな問題があるのかどうかは知りませんが)。
マーフィーの法則を引用するまでもなく、無収入になった途端に高額な出費が増えてくるのであります。

◎修理か買い替えか

近年では私が退職した途端にテレビがダメになりましたっけ。
で、今回は冷蔵庫です。

ブチっと壊れたわけではなく、いわゆる冷気漏れがひどくなってきたので本当にダメになる前に予防交換しておこうということにあいなりました。
冷気漏れはいわゆるパッキンの劣化が原因のことが多いのでパッキンの交換作業で買い替えるまでもなく修理で対応可能であろうとは一度は愚考したのですが、数年前に庫内証明が切れてそのまま放置していましたし、ここ数年はパッキンに問題がなさそうなチルドルームの冷えがかなり悪くなっていることも気になっていましたので「ままよ」とばかりに買い替えることを決断した次第です。

ちなみに15年ぶりの買い替えとなります。

◎機種選定

買い替えは決めました。
次は機種選定です。
というか、機種選定をする前に要求水準のすり合わせというか、スペック等の条件を洗い出しておく必要があります。そうしないと押しの弱い我々夫婦の場合、店頭で押しの強い販売員の口八丁手八丁にいいように?ヤラレ手島宇可能性が高いからです。

というわけで、箇条書きにしてみました。

・現状の容量は確保
・現状のサイズを大きく超えない
・現状と同じフレンチドアタイプ(冷蔵室が観音開きのタイプ)
・現状の冷蔵庫で便利だと思っている機能が確保されていること

うん。まあ大した条件はありませんね。
容量は今より減るのは使い勝手が悪くなるので困りますし、レイアウトの問題で置き場はまず変えられません。具体的には横幅が広がるのは問題ありませんが奥行きは現行から大きく逸脱しないことが重要です。
それからこれも置き場所のスペースの問題もあって使うたびに大きく開く片側ヒンジのドアは我が家的には却下。結局は両方開くことが多いとしてもドアが開くスペースが圧倒的に小さいという点でフレンチドア以外の選択肢は考えにくいです。これは同じ車種で2ドアモデルと4ドアモデルの違いのようなものです。狭いスペースでも乗り降りしやすいのは4ドアですからね。

譲れないと言い張る機能についてはいわゆる「勝手に氷」系があることがマストなくらいでしょうか。

要するに今の冷蔵庫と同じ使い勝手で、サイズが大きくなければ容量は大きくてもオッケーということですね。
予算を条件に入れていないのは冷蔵庫の相場なんて全く知らないからです。

ちなみに15年前に購入した現在の冷蔵庫は一応フラグシップクラスの500リットルタイプですが15万円ほどで購入しておりました(保証書にレシートを張ってあったので間違いなし)。

◎売り場に行く

今回も15年前に冷蔵庫を買ったそのお店に足を運びました。
というか、我が家の高額家電って大概その店で買ってるんですよね。
テレビもそこで買ったんです。
ええ、思考停止行動といってもいいでしょう。甘んじて首肯いたします。

平日の午前中という、まさに「職業:無職」連中の為に存在するような閑散タイムに突撃?し、各社の冷蔵庫をいろいろチェックさせていただきました。
最近は各社プロモーションビデオなんかもあって売りの機能なんかがわかりやすく自動説明されていて「ほほう」って感じで非常に便利。
加えて店舗側がそれをフォローするような感じで通電させた実際の商品に食品を入れて「こんな感じっすよ」みたいにアピールをしていたりして、冷蔵庫なのに熱意を感じます。
たとえば「庫内の湿度をコントロールしているのでラップをかけずそのまま入れてもカピカピになりませんよ」的な売りの冷蔵庫には「1週間前に投入」「3日前に投入」というカードを添えたロールケーキの皿を入れている、みたいな感じです。

各社の冷蔵庫をいろいろ見て回った感想ですが、次の通り。

・シロモノ家電なのに展示されているのは白じゃない製品が多い(そもそも白がラインナップにないモデルもある)
・見た目や質感にこだわっていて上位機種はガラス仕上げが人気
・面取りやキャラクターラインなどがなく、カクカクの文字通り「四角い箱」デザインが主流
・15年前と比べて「おお、確かにこの機能はすごい!!」と思えるような進化は感じられない
・それなのに意外にもメーカー感での使い勝手の差は大きい
・……値段がめっちゃ高くてビビった(約二倍。15年前とはそりゃ違いますわな)

◎私が三菱の冷蔵庫を選んだ理由

結局チョイスしたのは今まで使っていたのと同じ三菱の製品です。
三菱にこだわりはなく、ニュートラルな目で製品選びを始めたつもりでしたが、上述の通り「メーカーごとにけっこう個性がある」という事がよくわかり、他のメーカーの製品では「うーん、ここがちょっと気になる……」という点があるのに三菱だと「やっぱこうだよね」としっくりと納得できる仕上がりだったのです。

それは製品の出来の良し悪しの問題ではなく個人の好みや感性とのマッチング度合によってもたらされる差なのでしょう。
もしくは機能的に重視したいものがある場合はその機能優先の製品選びになるのでしょうが、我が家的には「この機能がなければイヤ」というほどのものがない、つまり今の冷蔵庫で特に不満がない(というか今の冷蔵庫の機能を便利だと思って使っている)ことも要因であろうと考えます。

結局、決めたのは今までと同じ三菱のMR-WZ55Jという容量550Lモデル。色は今まで使っていたものに近いベージュ系をチョイス。

三菱は同じラインで冷凍庫と野菜室の上下違うモデルがあるのですが(型番が違うので厳密には別モデル。あとは仕切り壁などの問題で容量が微妙に変わってきます)我が家的には使い慣れた冷凍庫が上にあるタイプをチョイスしました。

MR-WZ55J

MR-MZ54J

同じラインで600Lや500Lモデルもあったのですが、まあなんとなく「ちょっと大きめがいいかなあ、とはいえ600Lまではいらないかな」的なふわっとしたマインド?でチョイスしました。
値段的にはどれも大して変わらないのですが、奥行きが4cm変わるとけっこうかわるんじゃないかな?と恐れもしましたし。

MR-WZ55J

MR-WZ61J

決め手はいくつかあったのですが、機能的な部分では省エネに対する姿勢?に納得できたことが一番でした。
具体的には私がチェックした限りでは、三菱だけがドアのあるスペースはすべて隔壁で独立していることです。
何を言っているのかわからないかもしれませんが、実際にそうなんです。
私も今回初めて知ってちょっとショックを受けたんですが、真ん中にある「勝手に氷」的な部屋とチルドルーム的な左右に分割されている部分に隔壁があって独立しているのは三菱だけだったんですよ。


他のメーカーは基本的にモノスペースに2つの引き出しを付けているだけです。
(同じようなカタチの三菱以外の冷蔵庫をお持ちの方は確認してみてください)

そのおかげ?で三菱は各ルームごとに独立した温度管理をしていてチルドルームをファンクショナルなスペースとしてフレキシブルに使っている感じです。

感性的な部分では野菜室と冷凍庫の開閉がスーッとスムーズなのが三菱だけで、他メーカーはスムーズなようでしてどこかしらゴロゴロ感があるんです。見た目のオシャレ感や高級感がスポイルされている気がして機能とかそういうの以前に「うーん」と思ってしまった私でした。

あとは今まで使っていた冷蔵庫の「切れちゃう瞬冷凍」的な機能を日常的に享受していたのでそれが継承されている点もポイントの一つだったように思います。


これは炊き立てのご飯や焼きたての食パンをそのまま放り込んでおけるという、今の冷蔵庫を買った時にも「そんなことしてええんでっか?」と一番びっくりした機能。
便利なのは食パンの冷凍なんですよ。
我が家の場合、朝食は基本的にパン食でして、そのパンもホームベーカリーで焼いたもの。ご存じかもしれませんが、食パンは常温保存するより冷凍したほうがふわふわもっちりトーストになります(トースターの性能も関係しますが)。我が家なんて一回焼くと4日分ありますので、朝は基本的に冷凍食パンを食べているようなものです。
何が言いたいかと申しますと焼きたてのパンを熱いまま「切れちゃう瞬冷凍」庫に放り込んでおけば、処理完了なのです(もちろんポリ袋に入れてから)。
あとは毎朝食べる分だけパンナイフでスライスして、残りはまた瞬冷凍庫へ。
食パンは常温でスライスするより「切れちゃう瞬冷凍」状態の方が100万倍切りやすいんですよ。
あと、常温と違ってほぼパンくずが出ません。
ちなみに「冷凍庫」でカチカチになると固くて切りにくいです、ハイ。

というわけで「切れちゃう瞬冷凍」機能が生活の一部になっている我が家的には同じ機能が付いているというだけで三菱の製品には安心感がある、という点は感情的なプラス項目として重要でした。他メーカーの製品でも同じようなことはできるのかもしれませんが、三菱はこの機能を「売り」にしているのでやはり個性なのだろうと思います。

◎購入後の感想

というわけで酷暑の2023年真夏に冷蔵庫を買い替えた、というお話でした。
基本的には満足です。
が、敢えて感想文を。

・50リットル増量しているけど、特に体感はできなかった
・氷用の貯水タンクの容量が激減していてびっくりした(1/3くらい?)
・2つの(温度違いの)広いチルドルームがあって、買い替え効果として重宝している
・面取りやキャラクターラインなどない潔い四角い箱状のスタイルはシンプルでいい
・パネルの表面がガラスになって汚れが落ちやすくなった
・省エネ運転の状況がパネル表示され可視化されているのが地味に自己満足感を満たしてくれる


・最低でもまた15年くらい持ってくれるといいなあ

とまあ、こんな感じでしょうか。

でもね、一番驚いたのは冷蔵庫の管理アプリが存在していたこと。まあ時代なのでそうなのか、とも思いますが、こちらについては必要性を感じていないためまだ未チェック。なので何か特筆すべき感動でもあればそのうち記事にしたいと思います。

次の大型リプレイスは毎回エラーを吐いている洗濯機かなあ………。無職なのにモノ入りなのはこたえるなあ……。

コメント

  1. きゅうごすけ より:

    いつも車・カメラの項目を楽しく拝見させて頂いております。
    ホームベーカリーのパンを冷凍後スライスができる状態にできる冷蔵庫は良いですね。
    切れる冷凍は知っていましたが、肉魚のイメージで、パンで利用する発想がありませんでした。
    我が家も買い換え機会があれば三菱にしようと思います。

    • Natsumi Amagase Natsumi Amagase より:

      コメントありがとうございます。
      冷蔵庫に限りませんが「何を重視するか」というのがチョイスの根本なんだろうな、と今回しみじみ感じました。
      あと、家電とクルマでは「何を重視するか」というその根本というか世界観が全く違うこともなんとなくわかってきました。なぜなら冷蔵庫は多少背伸びをすればなんだって好きなものが買えますが、クルマは多少の背伸びではぜんぜん届かないクルマの多いこと。
      話がそれましたが、私と同じような食パンライフ?を送られているなら「切れちゃう瞬冷凍」はQOLを上げてくれる機能だと思います。
      ごはん派でも炊き立てを一食分ずつに小分けして熱いまま放り込んでオッケーなので、この辺りを重視する人には響く機能ではないかと愚考します。
      あとは耐久性ですが、これはもうどのメーカーでも似たようなものでしょうね。あと当たりの個体であってほしいところでございます。