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★長期レポート【PORSCHE Macan GTS】XVIII サマリー(10,000km)その4

PORSCHE Macan

ちゃろー(^_-)-☆

ウガンダ アフリカンムーン ドンキー!

味は薄目。全体に軽い感じですね。

というわけで、少し間が空きましたが続き、いってみましょう。

◎メンテナンス的なアレ

納車から10,000km。
国産車の常識は輸入車の非常識。これ常識。
国産車時代は常識だった「一か月点検」という名の初回点検です。
これは素行距離1000kmもしくは納車後一か月のどちらか早い方で受ける点検です。
しかし私が最初に購入した輸入車であるGOLF(3)で「そんなものはない」という新しい価値観に触れることとなりました。

あれから早31年。
この間ずっと新車の輸入車を乗り継いでいますが、その間「一か月点検」とは縁のない生活を送っております。
初回点検は実質的に法定1年(12か月)点検のことでした。
だがしかし。
PORSCHEは違いました。
存在しました。「初回点検」が。

ただしそれは「1000kmもしくは一か月」ではなく「3000㎞もしくは3か月」というもの。
点検は生地にしておりますので暇な方はぜひ。

★長期レポート【PORSCHE Macan GTS】XIII 初回点検
ちゃろー(*^^*) 3000km点検という名の初回点検に出しました 輸入車に乗り始めてこの方「初回点検」という単語をついぞ聞いたことがありませんでしたので、きわめて新鮮な感覚です。 ◎懐かしの「初回点検」、もしくは「一か月点検」 私がまだ...

ここでいうメンテナンスとは、必要に応じて交換するオイルなどの交換や消耗品の交換のことを指します。
で。
現時点では「いっさいなし」でございます。

Macan3 GTSはハイチューン・エンジンを積んでいるので「その手のエンジンはオイル消費が激しい」的な都市伝説?もありますし、オイルの継ぎ足しなんかはあるのかな? なんてことも予想しておりましたが、オイル漏れもなく、また10,000km程度の走行距離ではオイルが減ることもなく、ここでも「普通」でございました。

◎トラブル

さて、今回の記事における本題はむしろこちら。

「さすがPORSCHE、トラブルもなく完璧だぜ」
なーんてことはなく、トラブルもいくつか発生しています。

〇後部からの異音

荒れた道を走ると後部から「ギシギシ」と音がする、というもの。
これは初回点検時にリアサスを調整してもらって終息。
ありがたいことにその後は発生していません。

ちなみにどんな調整をしたのかは不明。

写真と本文は関係ありません

〇グローブボックスが締まりにくい

勢いよく占めないと閉まらない状態に。
こちらも初回点検時に調整してもらい、完治。

写真と本文は関係ありません

〇PCM交換

そもそもはPCMナビのMAPの不具合です。
気づいたのは北海道ドライブからの帰り。
名古屋港に着いたフェリーから自宅へ走り出してしばらくしてから。
「大阪府の一部と周辺のMAPが表示されなくなっていた」という状況に。


行きは(自宅から名古屋港まで)普通に表示されていましたので、その後2週間弱の間に何かがおかしくなっていたというわけです。

ソフトをリセットしたら治るんじゃね? という見解でしたが、結局重症だったようで、PCM自体を交換するという大手術になりました。
この件については別記事がありますので、詳細はそちらを。

★【PORSCHE Macan GTS】大阪エリア消失事件
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結果としてドイツ本国からモノが届くのに時間がかかり、交換に2か月以上待たされました。
そして交換したPCMはヴァージョンが上がっているようで、機能アップされているのでは? ということになりました。旧PCMのヴァージョンをチェックしておけばよかったと悔やまれます。

〇リアのセンターガーニッシュの水滴

センター・ガーニッシュというのは、リアの左右のコンビネーションランプをつないでいるプラの部分です。
ライトつけたら赤く一本のラインを描く、あの部分です。
その内部に水滴が大量に発生(?)というモノなのです。
が。

発生のメカニズムが不明なんです。
「気づいたら、水滴が」
からの
「気づいたら、治ってた」
みたいな感じで。
気づいてから4日目には消え去っておりました。
気づく前から存在していたのでしょうが、それがいつなのか、どういうタイミングで発生したのか、そのあたりが一切不明なのでございますよ。

一応、ディーラーにその旨連絡を入れたら、当然ながら「一度見ましょう」みたいな話になったんです。
面倒なことをせずに大量の水滴を発見した時に、その足でディーラーにクルマをもっていけば話は早かったんですが、まあ私にもいろいろあって、ディーラーに連絡を入れたのは発見した翌々日。
そしてその時には水滴はほぼなくなっていたのです。その代わりに多少の「曇り」が発生しておりました。
ディーラーにはその時の写真を送りました。


その時の担当営業氏とのやり取り。

営業氏(以下、営):「サービスの空き時間を見て、日程調整をして改めて連絡します。そちらのご都合のいい日は?」
私:「いつでもおっけー」
営:「サービスと調整しました。今週の土曜日のあさイチではいかがでしょう
私:「おっけー」

その翌日

私:「今日チェックしてみたら、ほとんど水滴とか曇りがなくなってるんですけど」
営:「なるほど」
私:「昨日との差を見るに、土曜日までにはこれ、消えてる気がするんですけど」
営:「なるほど」
私:「持っていく意味ありますかね?」
営:「なるほど」
私:「クルマをもっていくということは、診断するってことですよね? だったら送った写真で診断、みたいな感じはできませんかね?」
営:「なるほど、サービスと相談してみます」

しばらくして

営:「症状はわかりますが、実物を見ないと原因がわかりかねる、と」
私:「つまり?」
営:「つまり、症状が出ていないと持ってきてもらってもどうしようもないかな、と」
私:「つまり?」
営:「現時点で走行に問題があるという事がないのであれば、とりあえず様子を見てもらって、その後再発するようなら、今度はすぐに持ってきてほしい、ということでした」
私:「なるほど。その場合はいちいちアポは要らないよ、ということでよろしいか?」
営:「もちろんでございます」

という感じ。
これ以外にもいろいろと話をしましたが「交換することになると思うけど、ホシ(原因)をこちらで抑えないと示しがつかないんスよ」的なニュアンスでした。

雨の中を走った後か、湿度が100%超える日か、原因が不明なのはアレですが、これからは走る前と走った後はリア回りをチェックすることにします。

写真と本文は関係ありません

そんなわけで、トラブル的なものはいくつかありましたが走行に支障をきたすような重篤なものは皆無。
PCM交換などは金額的には「重度」な部類でしょうけど、PCMナビがなくても今はスマートフォンのナビアプリを代替として使えますしね。そもそもPCMナビを使っていない人もいるでしょうから、影響的には軽微なトラブルといえるかもしれません。
問題はパーツ待ちに時間がかかりすぎることでしょうか。
時勢的にもタイミングが悪かったのでしょうね。半導体不足ってやつ。カネになる新車に回すのが先で、カネにならない(むしろ減る)補修用は後回しってな図式が見て取れます。
もしくは「送料が高くつくから船便で送るわ」って感じでしょうか。

ちなみにこういった「本国から取り寄せる」系の修理・メンテの話はPORSCHEに限りません。
というか輸入車に乗るという事はそういう事なのです。
それでも昔はそれなりの在庫は持っていたようですが、最近はちょっとしたパーツでも「オンデマンド」で本国取り寄せ担っていることが多いようです。
VOLVOなんてけっこう徹底してましたね。センサー一つとっても都度本国から取り寄せって感じでした。
が。
VOLVOはけっこう大きいパーツもDHLを使っているようで、日曜日に持ち込んだクルマのパーツが水曜日には「パーツが届きましたので(修理するのに)ご都合のいい日をお知らせください」みたいなスピード感だったので、PORSCHEの「二か月」にはちょっとビビりました。

一事が万事といいますし、今後パーツ交換を伴う不具合が出た場合にPORSCHEの物流事情が心配です。