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★長期レポート【PORSCHE Macan GTS】XIII 初回点検

PORSCHE Macan

ちゃろー(*^^*)

3000km点検という名の初回点検に出しました

輸入車に乗り始めてこの方「初回点検」という単語をついぞ聞いたことがありませんでしたので、きわめて新鮮な感覚です。

◎懐かしの「初回点検」、もしくは「一か月点検」

私がまだ国産車を買っていたころ(かれこれ30年以上前)の話ですが、いわゆる「一か月点検」というのは新車を買ったオーナーの常識でございました。
これはまあ、その昔の話なので、今現在どうなっているのかは寡聞にして存じ上げませんが……。

だがしかし。私はカルチャーショックを受けることになります。
数十年前(確か1992年)に私が初めての輸入車(ゴルフⅢ)を買った時から、いままでの常識は非常識になりました。
そう、その後買った数々の輸入車にはどれも正式な一か月点検などというサービスは存在しなかったのです。
それによりどうやら一か月点検というのは日本独自のドメスティックサービスで、グローバル的には「ンなもんはない」ということを知ったのでした。

もちろん「俺は輸入車でも一か月点検してもらったぜ」という人もいるでしょう。
ええ、そうです。
そういう人もいるんです。

つまりはこういうことなのです(たぶん)。

ほとんどのインポーター(正規輸入代理店)的には「一か月点検」は存在しないサービスである。
ディーラーによっては独自に「一か月点検(あるいは初回点検)」というサービスを行っている。

つまり輸入車を新車で買って一か月点検を行っているのは、ディーラー独自のサービスだということです。

◎Porscheには「三か月点検」が存在する?

新車納車時の説明に「初回点検」がありました。
それは久しぶりに味わったきわめて日本的なサービスでございました。

「輸入車なのに初回点検があるなんて珍しいっすね」
営業氏にそう尋ねると、彼はこう答えました。
「これはPorscheジャパンではなく、我が社独自のサービスなんですよ」
そう。
やっぱり輸入車には初回点検などなく、最初の点検は相も変わらず法定6か月点検だったりするわけです。
我が(我が?)株式会社マイスターモーターズ傘下のディーラーであれば、享受できるサービスだったのです。

納車から3か月、もしくは走行3000㎞、早く達したタイミングでいろいろチェックしてくれるという、まあいわゆる日本車でいう一か月もしくは1000㎞の3倍版という感じでございます。

たとえ輸入車であっても、ここは日本なのでこういうサービスはやっぱりありがたいし、おもてなし感があってなんかしっくりきます。
ありがたいお話でございます。

◎初回点検時の特記事項

ざっくりといろいろチェックしてくれる初回点検ですが、このタイミングで通り一遍のチェック以外のもの、要するに「不具合」を見てもらいました。
とりあえず不具合は2つ。

〇後部のギシギシ音

不整路で発生するラゲッジ下からの音です。
ミシミシではなくギシギシです。
最初は内部的な艤装がスレあっているのかと思って、ズレがあるのかといろいろたたいたりしてみましたが変化なし。
これ以上は素人的には不明。たぶんリアサス関連かな、と思いつつこのタイミングでチェックしてもらいました。

サービスの方で試走したところ、幸いなことにギシギシ音はちゃんと再現したようで、対処してもらうことができました。
チェックしてもらったところ「再現しませんでした。もう少し様子をみていただけますか?」みたいな「あるある」な結末?を迎えなくて助かりました。

原因は「とりあえずリアサスを調整しました」ということで具体的に何をやったのか、詳細は不明。ブッシュを少し動かして(回して)みるとかそういうのかもしれません。あとはGTSはエアサスなのでなにやらリセットモードとかでキャリブレーションをする、なんてこともあるのかもしれませんが、不明です。
私のディーラーではこの手のサービスについても客への説明は営業氏がやるシステムのようで、この場合、その辺の具体的な施術?を尋ねると「サービスに聞いてまいります」と言って待たされ、その回答の補足を尋ねるとまた待たされ、という罰ゲームのようなパターンに陥る可能性があるので「結果良ければよし」と割り切ってあまり深く尋ねないようにしております。
ちなみにこれが今までお世話になっていたVOLVOのディーラーだと担当サービスが直接説明してくれるので話は速かったです。
餅は餅屋でしょうに……。

まあ私の「リアサス周りかな」というカンは当たっていたようです。

〇グローブボックスが閉まりにくい

これはどういうことかというと、ぼんやりとグローブボックスを閉じて全然閉まらないんですよ。
気合を入れて……じゃなくて気合だけじゃなくて力を入れて「ドチクショー!」って感じでけっこう強めに「バンッ」って閉めないと閉じずにダランと開いちゃうんです。
キャッチ部分のズレだと思いますが、こちらもお願いしておくとサクッと治って帰ってきました。
このロックについては初期は特に問題がなく、だんだん閉まりにくくなってきたものなので、ひょっとするとまた同じ状況になるかもしれませんが……まあその辺は様子を見るしかありません。

◎点検自体は特に問題なし

ということで、賞味2時間くらいで終了いたしました。
私の場合はギシギシ音のチェックのために複数回試走する必要があったでしょうから、何もない人に比べると点検時間は長めだったかもしれませんが、そもそも最初から「2時間くらいは見てほしい」と言われておりましたので問題はなしです。
(点検の予約をする際にギシギシ音がするなど、あらかじめ伝えておいた)

というわけで納車後3か月弱。点検時の走行距離はざっと3700km時点での我がMacan GTSは基本的に健康体でございます。

数日後に比較的長い北海道ドライブに出かけますので、その前にディーラーで一通りのチェックをしてもらえてラッキーでございました。というか、そのタイミングに入庫するようにスケジューリングしていたわけですが。

そうそう、ラッキーといえば洗車してもらいました。
出発前に洗車機に通しておこうと思っていたので手間が省けました。
ありがたいありがたい。

メーカーとコラボして作ったので、よろしければどうぞということでいただいたポルシェ水(?)。