フルで行くのらー\(^o^)/
私と付き合ってください!
「喜んで!」
そう応えるかどうかはアレですけど、そんな感じで最終的にハンコを押したのはVOLVO XC40でした。
◎「最後の一台」だったXC60についての補足
どうでもいい話かもしれませんが、私的には備忘録として必要かもしれませんので書いておくことにします。
敢えて書きませんでしたが、例の「最後の1台」というXC60の事です。
その「最後」の意味について。
XC60が全国であと1台しかない、なんてことはさすがにないと思います。
発売直後とかカー・オブ・ザ・イヤーを取った直後ならまだしも、ここへ来てまでそんなにバカバカ売れているとは思えませんからね。
実際の事は知りませんが、グレードや色など何もこだわらなければ年内登録が可能なXC60は相当数存在しているはず。
では「最後」とは?
それは「ディーゼルエンジンを搭載したXC60」の事です。
VOLVOはICE車の生産を行わないことを決めました。併せて日本で販売するモデルからディーゼルエンジンをカタログ落ちさせました。
そういうわけで在庫車が枯渇していたというわけです。
一方で私は「XC60を選ぶならディーゼルしかない」と決めていました。
理由はすでに書いたとおり「XC60にはさほど興味がない」からです。
ただし、エンジンがディーゼルならイニシャルコストはしょうがないとして燃費、つまりランニングコストが押さえられますので「いい車に長く乗る」気になると考えたからです。
言い換えるとディーゼルじゃないXC60はハナから及びではなかったのですよ。
というわけで、話をXC40に戻しましょう。
◎当然ながら同居人に相談
年内登録どころか、XC40は大人気だそうですからフリーの個体なんてないだろうな、と思っておりました。
何しろ一時は「1年3ヶ月待ち」まで伸びたそうですからね。
なので「あればその中から選ぼう。なければ1からオーダーして待ってもいいな」という気持ちで営業氏が戻ってくるのを待っていると、結果として「浮いた」クルマはありました。
しかも色も選べます。もっともふんだんにあるわけではないのですが。
ただし、選べるグレードは1つ。
それは XC40 B4 AWD R-design というグレードです。
その場はとりあえず適当な色で見積もりを作ってもらい、持ち帰ることにしました。
問題は……。
「明日の15時までに決めてください」
うーむ。
こっちは別に年内にこだわりませんから、そういう風に向こうの都合だけでせっつかれるとイラっとします。とはいえそこは大人の私、思っていることはぐっと呑込み「わかりました」と言って帰路に着きました。
代車の代車、V40 T3(現行モデル)に乗って。
そして帰宅。
「(XC60は)どうだった?」
「(ディーゼルエンジンのモデルは)在庫なし。最後の1台が商談中なんだって」
「そう。じゃあCITROËNに返事する?」
「いや……」
私はトートバッグからXC40の見積書を取り出してテーブルに置きました。
「XC40にしよう」
「え?」
◎実はふたりとも好きだった(^^)
同居人がXC40のことが好きなのは知ってました。XC40を見つけたら「カッコいいねえ」とか「カワイイ」とか感想を述べるのです。PEUGEOT 3008も気に入っているようですが、その比ではありません。
けれど同居人も私と同じく長らく「ロードバイク脳」でクルマを判断するようになっていたので「好きな車だけど、ウチには関係ない」というフィルター越しに見ていたのです。「欲しいけど我が家(のライフスタイル)には合ってないしねえ」と諦めていた感じですからね。
もちろん実のところ私も同居人と同じロードバイク脳に冒されていましたので「XC40いいなあ。でもウチには関係ないクルマだなあ」という、言ってみれば外野視点で指を加えていたわけです。
でも、視点(考え方)を変えれば何だって買えちゃうんですよね。
我々はそんな簡単なことすら忘れていたのです。
まあ、アレですよ。
「恐るべし、○○脳」
ってやつですよ。
「でもロードバイクはどうするの?」
「ロードバイクの2台くらい、前後のホイールさえ外せば積めないクルマは(ほとんど)ない」
「それを言うたら色々台無しやな~。でもそうか、XC40か。うん。ならよし。それで行こう」
「海外遠征については、また別途考えよう」
「了解。で、いくらくらいなん?」
そこで改めて状況を説明。
OKが出た時点で、基本的に検討すべきポイントは実はたった1つ。
年内登録可能なクルマで我が家的にOKが出せるかそうでないか、です。
具体的には「XC40 B4 AWD R-design。ただしオプションなし」というグレードでOKなのかということ。
この場合のオプションとは「憧れのサンルーフ」のこと。R-designグレードには他に大したライン(工場)オプションはありません。
それをどう考えるか。
というのも、XC60に乗り換えた時、一番残念だったのがサンルーフがなかったことでした。
XC60も在庫者からチョイスした関係でサンルーフの選択肢がなかったのです。
今までずっとサンルーフ付きか、あるいはコンバーチブルで屋根が開くクルマを乗り継いできたので、サンルーフがないXC60に乗り換えた時は随分寂しい気持ちになったのでした。
「でもまあ、別になくてもいいかな」
今はふたりともこうなってます。
もちろんあるにこしたことはないのですが、そのだけのために3ヶ月も4ヶ月も待つ事を考えると「別にそこまでする必要はない」と考えるようになっていたのです。
サンルーフのオプション価格が20万円を超えるというのも諦める理由になりました。
あとは、同じR-designでもB4とB5があって、エンジンのパワーに差がつけられているので、それをどうするか。
もちろんB5の方が上で、B4はレスパワー版です。
今乗っているXC60はB5と同じ出力です。なのでB4に乗り換えるとパワーが小さいモデルに代わるということです。
が。
B4とB5では価格が50万円違います。
ちなみに装備は同一で、単純にエンジンパワーの差で50万円の違いがあります。メーカー純正ロムチューン代金が50万円だと考えればわかりやすいですね。同じエンジンですから。
B4のパワーでも実は十分以上だと思っている私ですから、これはもう議論の余地もありません。
ということで、年内登録可能だというB4 AWD R-designでOKということになりました。
あとは注文する際に必要な色決めです。
これは我が家の車選びの法則に従い、いつものように同居人の好きな色に決めました。
というわけで、年内登録が可能(かもしれない)XC40を注文することになったのでした。
めでたしめでたし。
◎商談成立
今回、XC40に決めた時に脳裏に浮かんだのは前回、つまりXC60に決めた時の事。
あの時はV40を見に来たのに、買ったのはXC60でした。
つまり今回はあの時の逆になったのです。
もともとクルマはコンパクトな方が好きな私ですから、狙いはV40だったのに、XC60のトランクを開けて夢を膨らませてしまったのでした。
今回はロードバイクが入るトランクを求めて始めた車選びなのに、選んだのは小さなXC40だったわけですからね。
我がカーライフは真に興味深いな、と(なんだそれ)。
さて、買う車が決まったなら、あとは行動あるのみです。
ヤキモキしている? であろう営業氏にまずは連絡。
買うことを決めたこと、明日契約の為に来店することを告げました。
営業氏が「明日の15時くらいまで」と言っていたのは、登録できるリミットの日付からいろいろと逆算して、明日(12/13の日曜日)中にオーダーが入れば、スケジュール的に問題ないと思ったからでしょう。
ともかく、私はいわゆる申込金に相当する現金を封筒に詰め、最終的な商談に臨んだのでした。
前日は見積書の内容には全く言及しませんでしたが、さすがに「そのままで」というわけにはいかない内容でしたから、細部を詰める必要があります。
◎さてXC40の値引きは?
まず値引きですが、さすがは人気のXC40。
さすがに0ってことはアリませんでしたがCITROËN C5 AIRCROSS SUVの見積書を見たあとだと愕然とする差です。
とはいえ、そこはもうそれでOKです。
私は性格的に値切れないのです。^^;
色々問題がありそうなので実際の値引き額をここには書きませんが「売れているクルマは強気」というアタリマエの感想だけ書いておきましょう。
ようするにあまり期待しなければがっかりしなくて済むと思います。だってさすがに0じゃありませんからね。
◎XC60の下取り(査定)額
次はXC60の下取り額です。
モノはディーラー側にありますので、思う存分査定してもらったことでしょう。
で、提示された金額を見た私は思わず笑っちゃいました。
予想通り。ドンピシャでした。
同じ年式、同じ色、同じグレードのXC40を基準に、ネットで価格情報をチェックして私が独自にはじき出していた下取り額そのものでしたからね。
この業界は全くのシロウトではありませんし、まあ「さすが私」みたいな?
提示された金額が予想と全くの同額で気分を良くした私は、提示された額でOKとしました。
まあ気分を良くしたのが理由ではないのですが、最初から「予想とだいたい同じだったらそのまま下取りに出そう」と決めていたのです。
ここのところ3回続けて乗り換えの際には買取業者に売っていたからです。
例のネットで依頼して、複数の業者で見積もりをしてもらうというアレです。
私のXC60は走行距離も短いし内外ともかなりきれいなクルマなので、今回もその複数業者による相見積もりで売却する方法もチラりと考えました。
しかし、アレって売る方としてはかなりエネルギーを使うのですよ。
なんだかんだで半日近く時間が潰れるのが辛いです。それでたった数万円アップだったりするとちょっと凹みますし、安かったらさらに凹みますからね。
なので今回は「ほぼ想定額(以上)であれば、素直に下取りに出す」と決めてました。
想定額ピッタリで助かりました。
5万円以内ならそれでもしぶしぶ下取りに、10万円も差がついたらさすがに買取業者を呼ぼうかな、という心構えでございました。
5万円から10万円の間だったら? その時はなんとか5万円差になるように頼み込もう、と。値切るよりハードルは低そうですから。
◎最近の新車見積書の傾向からみるディーラーオプションについて
CITROËNもVOLVOも、最初から同じような、というか同じディーラーオプションを入れ込んでいました。
具体的には次の2つ。
1.コーティング
2.前後ドライブレコーダー
1はともかく、2は時代を感じますね。
で、その「コーティング」が高い。
CITROËNとVOLVOでは金額も全然違ってわらっちゃいましたけど、コーティングもピンきりです。
XC40用に提案されたコーティングは16万円超。
もちろんこれは契約時に削ってもらいました。
いつもお願いしているコーティングショップの方が安い。そして多分コーティングの種類も上位にできるはずです。
ディーラーのピンハネ分をわざわざ私の財布から出す必要はないでしょう。
前後のドライブレコーダーは悩みました。
「純正」という名称のどこかのメーカー品でしょうけど、これも8万5千円。
営業氏の言葉を借りると「純正じゃないとディスプレイとの連携や保証などの面で云々……」だそうですけど、嘘こけ。^^;
ディスプレイと連携させる必要はないし、きっと半額くらいで純正より高画質なモデルが取り付けられるでしょう。
なんというか、当たり前かもしれませんが私のことは完全にシロウト扱いしてますね。
まあ、無理もありません。
なんたってマトモに話をしたのは前日からですからね。しかもXC40とXC60の在庫の話くらいしかしてませんから、私の正体?など知るよしもなしでしょう。
というか、顧客カルテとかあるでしょうに顧客のパーソナルな特徴については申し送りなどがないのでしょうね。
とはいえ、ドライブレコーダーについては少し検討したのち、純正を採用することにしました。
理由はこれも「めんどくさいから」です。
純正はメーカーの3年保証があるそうです。
何もなければそれでよし。何かあった時には修理窓口が一本化できるのは合理的です。
また、新車を購入した後に別のショップにクルマを預けて作業~なんていう手間もめんどくさい。
あー、めんどくさいめんどくさい。^^;
……最近の私の行動原理はこのフレーズのような気がしてなりません。
◎XC60のアレのアレ
あとは……これは値切りの範疇ですけど、もし断られたらハンコ押すのはやめようかな、と思っていた要求がありました。
それは下取りに出すXC60のO2センサーの交換代金をチャラにしてほしい、というものです。
その分値引きに上乗せしてくれてもいいし、下取り額をアップしてくれてもいい。もしくは最初からそういう話はなかった事にして提示してくれた下取り額でそのまま引き取ってくれてもいい。
で「今、まさに修理にだしているXC60のO2センサー交換の件なんですが……」とこちらの要求を切り出したところ、それについてはあっさりOKでした。
それくらいの裁量はあるようですね。
そんなわけで商談はとってもスムーズに進み、営業氏がいそいそと用意した書類に実印を押し、契約はなされたのでありました。
時に西暦2020年12月13日、どんよりと曇った師走の日曜日の昼下がりの出来事でありました。