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★いまさらですけど1st.インプレッション【FUJIFILM X-H1】その2

カメラ

ちゃろー(^^)

製造中止になったカメラのインプレをいそいそと書いている私って。^^;

◎X-H1の特徴

の続き行きます。

あ、前回の記事はこちら。

★いまさらですけど1st.インプレッション【FUJIFILM X-H1】その1
やっはろ~(^^) X-H1を使い始めてはや数十年(うそ)……めっちゃ気に入りました!\(^o^)/ このタイミングで既にメーカーで生産が中止されている製品のファースト・インプレとか誰得?なんて私自身も思っています。 が。 ひょっと...

○縦位置撮影に対応した二軸式チルトディスプレイ

これは他社には「なかなかない」機能です。
それでも個人的にはX-H1の白眉の一つと言っていい特徴だと考えています。

ただし、この機能の恩恵に浴する人がどれくらいいるのかは疑問です。
だいたい縦位置でローアングル、もしくはハイアングル撮影を頻繁にする人達は、それが必要ですから、既に「バリアングルディスプレイ」がついたカメラを使っているはず。
それにX-H1の縦位置チルト機能は、どちらかというとローアングル用であって、ハイアングル用ではありません(撮れないことはありません。後述します)。

X-H1の二軸チルトディスプレイはバリアングル方式と違って全方位カバーできるものではないのです。
横位置撮影の場合は普通に上下に動きます。しかし縦位置撮影の場合は(ディスプレイに向かって)右方向、つまりシャッターボタンを上にして縦位置撮影するのに向いた方向にしか開きません。つまりアイレベルより下、ウエストレベルやローアングル向けなのでしょう。
素人考えではありますが、ハイアングル撮影よりローアングル撮影をする機会のほうが多いでしょうし、私自身もハイアングルと比べると圧倒的にローアングルの方が多いです。
ただしこれはあくまでも「縦位置撮影はシャッターボタン側を上にする」という考え方に基づいた考え方ですし、メーカーであるFUJIFILMもその理論?で開閉方向(ヒンジ位置)を決めたのでしょう。

誤解がないように言い訳を書いておきますが、私は別にシャッターボタンを下にして縦位置撮影をするのが「おかしい」とは思っておりません。シャッターボタンを上にして撮影するのがスタンダードである、と書いているだけです。
なぜなら、X-H1……というか多くのカメラは右手の人差し指でシャッターを押すように設計されているからです。
なので普通の人はそのままカメラを縦位置に構えます。すると右手が上になるわけです。縦位置だからといっていちいち持ち替えて親指でシャッターを押すなんてことはしませんよね、一般ユーザーは。
一般ユーザーはなんぞや?という議論はおいといて、誰かに師事した事がある人で、その師匠から「縦位置では親指で押せ」なんて言われて荘やっている人は一定数いるかもしれませんね。
初心者向けのカメラ教室なんかでもそうやって教えている先生がいることを私は知っています。

そうです。縦位置撮影というとシャッターボタンを下側にして親指で押す派の人も一定数います。「脇を締めるため」というのがその理由としては一番多いと感じております。
「シャッターボタンを上にして人差し指でシャッターを押すスタイルだと脇が開いて手ブレを起こしやすいだろ?」というのがそっち側の人達の主張です。

ブレに関しては「そうかも知れないし、そうでないかもしれない」と私は思います。
私はむしろ「そういう構えの方がしっくりする」と思う人がいるからじゃないかと感じております。
まあ、慣れたらどっちでも同じじゃないかと思いますけど、メーカーはシャッターはいかなる場合でも人差し指で押すのを一応の基準としているということです。説明書とか一種類で済みますしね。

そういうわけで、X-H1の縦位置チルトディスプレイのまとめです。

・横位置の上下チルトはディスプレイを普通に引き出して使う(普通のチルトディスプレイ)
・縦位置用チルトは背面に向かって左を引き出す方向にのみ稼働する
・縦位置用にディスプレイを引き出す時はロックボタンを押しながら行う
・開閉方向はローアングルに適している
・ハイアングルで撮影したい時は、親指シャッターなどの工夫が必要

ローアングルの方が多い私は大喜びですけどね、この方式。
FUJIFILMはそれまで自社カメラの弱点だった「動画撮影」の分野に参入すべくX-H1を送り出しました。
つまりX-H1は「動画撮影どんとこい」モデルなのです。
そんな中で「動画撮影=バリアングルディスプレー」という安易な手法を選ばなかったことを私は最大限に讃えたいと思います。
はっきり言って、いくら安くてもバリアングルディスプレイだったら私はこのタイミングでX-H1を買っていなかったと思います。
それくらい、私はバリアングル方式が嫌いなのです。
もしもなにかの間違いや勘違い、はたまた気の迷いでバリアングルタイプを買った場合、そのディスプレイは固定式だと割り切って使うだけですが。

さてX-H1の縦位置用チルトディスプレイに話を戻しましょう。
これ、横位置のチルトとは違い可動域が狭いのです。
写真の状態が最も開いた状態です。
まとめますと、「縦位置でも全くチルトしないよりずっといい。むしろこれくらいであればだいたい使い物になる」という感じです。

縦位置チルトがあると、積極的に縦位置ローアングルで撮ってみようかなあ、というきになります。むしろ「その気にさせる」機能だとおもうと◎なんじゃないでしょうか。

使用感については、ガシガシ使ってますが、不安感はありません。取り付け部分などは結構頑丈な感じでむしろ堅牢性を感じます。

○軍艦部にサブディスプレイを設置

FUJIFILMの従来機では露出補正ダイヤルがあった場所にサブディスプレイを搭載。まんまトレードオフですね。


サブディスプレイを採用している他社と同じく、電源がオフ状態でもここは表示されます(バッテリが入ってないとダメです。念の為)。
電源がOFFの状態では、

・SDカードスロットの状況(2スロット)
・撮影可能枚数
・バッテリの状態
・露出補正状況

などが表示されます。

個人的には「ムダなダイヤル」だと思っている露出補正ダイヤルがなくなったのは大いに歓迎です。
サブディスプレイについては、あれはあったで便利ですけど、個人的には別に無くても全然問題ありません。
プロはミスが許されないので、設定などを確認するのにいちいち電源を入れたりするのが面倒だからこういう表示はありがたいと思うのでしょうね。それはわかりますが、私はプロじゃないので本当のところはわかりません。
「失敗したくないなら電源入れてチェックするくらいめんどくさがるなよ」と思いますし。

まあ、そうは言っても使っているうちに便利だな、と思ってきたのも事実。
主に「パッと見てバッテリ残量がわかる」のはかなり便利だと思いました。燃費(電費?)が比較的悪いX-H1ですから、「出かける前に入れ替えておこう」なんて判断もしやすいです。
それ以外のパラメーターは特にチェックしない私はプロへの道は遠い。^^;

○新フィルムシミュレーション「エテルナ」搭載

ざっくりと「エテルナ」の感想を言うと「彩度を最大にあげても赤が赤にならない」彩度が低いフィルムシミュレーションです。
ダイナミックレンジ重視の「落ち着いたトーン」の絵作りといえばいいのでしょうか。
「エテルナ」とか聞いたことがなかったのですが、映画フィルムの名称らしいです。なので動画用カメラとしての使命を帯びたX-H1としては必然とも言えるフィルムシミュレーションなのでしょう。
※ちなみに動画モードでもデフォルト(スタンダード)はプロビアです。

で。
私は個人的にFUJIFILMの「フィルムシミュレーション」にはほぼ魅力を感じていません。
いや、言い換えましょう。
デジカメなんだし、いろんなエフェクトがあると楽しいし撮影の幅が広がるけど、べつにそれってFUJIFILMのカメラだけがやっていることじゃないよね?

なのになぜかFUJIFILMのカメラファンってば「フィルムシミュレーション」にお供えをしかねない勢いで崇め奉っているようなイメージがあります。

強いて言えばFUJIFILMのフィルムシミュレーションは「スタンダードやヴィヴィッド以外にも常用できる好みのモードが多い」ということではないでしょうか。
そもそも常用するためのフィルムを各種作っていたメーカーですからね。
もともとフィルム時代は「仕方なく」色んな種類(のフィルム)を揃えておく必要があったわけですが、デジタル時代にはいるとそれが売りになっているんですから、なんとも皮肉というか面白いですよね。

御存知の通りFUJIFILMは自社で作っている「撮影用フィルム」の名称を絵作りフィルターにつけています。
とはいえいきなり「プロビア」とか言われても「なんじゃらほい?」と思う人が多いでしょうし、そういうFUJIFILM的には「わかってねーナ、お前ら」という人、まあ私に言わせれば「普通の人」向けに「スタンダード(プロビア)」「ヴィヴィッド(ベルビア)」みたいな翻訳を入れています。

FUJIFILMユーザーの方がドヤ顔で「プロビアが~」なんて話している時は「デフォルトですね」と理解しましょう。「ベルビアが~」なんて言っているおじいちゃんの声が聞こえたら「ああ、ヴィヴィッドか」と理解すればいいだけです。
そんな「その名前をわかっている人だけがなんとなくわかっている」フィルムシミュレーションが人気なのは、やっぱり「らしい名前」があるからなのでしょう。特にその元ネタ(フィルム)を使っていた人にとっては「スタンダード」より「プロビア」と言ったほうが愛着がわきますし、「ヴィヴィッド」というと「どぎつい色」というイメージがありますが「ベルビア」と言われたら「ああ、あのポジフィルムか」と、ちょっと憧れていた、つまり「使いたい」っていうネガフィルムユーザーのハートを鷲掴み(死語?)したってふしぎじゃありません。

あ、これは私の偏見かもしれませんが、「プロビア」も「ベルビア」も同じポジフィルムですが、ネガフィルムを主体に使っている人が憧れるのはどちらかというと「ベルビア」であろうという考えからの記述です。(^o^)
ちなみに私がフィルムカメラ時代に使っていたポジフィルムはコダクロームとエクタクロームで、FUJIFILMのものはほとんど使ってませんでしたので愛着もクソもない感じです。
むしろ「プロネガ」だけじゃなかくて「フジカラー100」とかの名前にしてくれたほうが「おお!」って感じで愛着湧いちゃうかもしれません。まあASA(ISO)100以上で使うのでやっぱり名前はただの「フジカラー」の方がいいかもしれませんね。あと、モノクロはアクロスとかもいいですけど「ネオパン」も作って下さい。お願いします(私が使っていたモノクロフィルムはトライXではなく、ネオパン400の100フィート缶でございました)。

私はヴィヴィッドに当たるベルビアだけでなく、スタンダードのプロビアも「色が変」、というか「FUJIFILMのフィルムシミュレーションは全部色が変」だと思っている派なのですが、それぞれのフィルムシミュレーションで数種類のパラメーターをいじれるので「(色が変だけど)けっこうFUJIFILMのカメラは好き」派なのです。

ちなみに今の所私が好きなのは「嘘っぽい色」のベルビアです。
試しに愛車のMADONE SLRを撮ると、お気に入りのTREKの女子チームのチームカラー(模様?) が全体に濃くなります。
水色が青に、青が紺色に、紺色は濃紺にといった具合に全体に下品になるのがベルビアの特徴です。

ハワイイ旅行なんかにX-H1を持っていくと、ベルビアをベースにパラメーターをさらに色々イジってパラダイス色に染め上げるなどして楽しめます。

で、エテルナの話に戻ります。
白状しますと「エテルナ」を使って撮った時、最初は「お、これはちょっといいんじゃないかな」って思ったんです。
夕方の光に包まれたリビングのアンティークの家具をなんとなく撮った写真だったのですが、それが結構シックな感じで自分の写真の腕前もまんざらではないな、などと勘違いするくらいには気に入ったんですが……。
「茶色系と白系と光りと影のグラデーション」しかない構図だったんですよ。
で「これは!」って思って別のものを撮ってみるとですね……。
「赤が出ない」事がわかりました。
パラメーターの「カラー」を+4(最大)にしても赤は赤になりませんでした(わかってた)。

オリンパスを始めとして、色相なども自由にいじれるモードがあったりするんですが、フィルムシミュレーションをイジれるパラメーターとその自由度をもっと増やしていただけると個人的にはありがたいと思うのですが……。
茶系の表現と暗部の階調などはとても気に入りましたし。

○フェザータッチになったシャッターボタン

これ。
これは好みです。


なんというか、昔憧れた「電子シャッター」のフィーリングってこんな感じだったんですよね。
まあ、欲を言えばまだまだ半押し部分、つまり遊びが大きいので、もう少し敏感にしてほしいところです。
というユーザーが多いのか、はたまた「もっと遊びを多くして欲しい」という人が多いのかどうなのかは知りませんが、FUJIFILMではこのX-H1のシャッターフィーリングをカスタマイズするサービスを行っているようです(有料:税別7000円)。
4パターンから選ぶそうです。
私はパターンAかなあ。テスト機みたいなので試させていただけるのかしらね?

デジタルカメラ向け新調整サービス「X-H1 シャッターストローク調整サービス」開始のお知らせ : お知らせ | 富士フイルム
富士フイルムからのお知らせです。

まあ、複数のカメラを使っていると、どんなシャッターでも使い始めたらすぐなれちゃうので、お金払ってまで調整しようとは思いませんけどね。
あと、大阪だと預かりになって当日持って帰れませんし。

確かリコーのGRも同じようなサービスをやってますね。

とまあ、フェザータッチというか、軽いシャッターという感じです。
それよりもX-H1のシャッターで特筆すべきはその「音の小ささ」です。
静かです。
X-H1はIBIS搭載にあたって、シャッターの振動に徹底的に拘ってそりゃもう軽減したそうですから、音が小さくなったのは結果としての現象なのでしょうね。
ここまで静かだとカフェのテーブルフォトなんかでも気を使わないで済みます。
まあ、X-H1を取り出して料理の写真とか撮っている時点で気を遣えよ、という話ですが、スマートフォンで「バッシャー」なんて大音量鳴らすよりはよほどジェントルだと思われます。

さて、今回はここまで。
次回は操作性に関して色々ツッコみたいと思います。

つづく。(^^)