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★【FRINGER FR-FX10】+【FUJIFILM X-H1】=嬉しい!楽しい!!大好き!!!

カメラ

にゃんぱす~(^^)

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以前の記事で「気になる」って言ってたアレ、買っちゃいました(*^^*)

ええ、キヤノンのEFレンズ群をX-H1で「普通に使える」ようにしてくれる、あの電子マウントアダプターでっす。
その名もFRINGER FR-FX10。

◎FR-FX2とFR-FX10

今日本で正規代理店から購入できるFRINGERのXマウント用EFレンズアダプターは2種類あります。
FR-FX2とFR-FX10
FR-FX2は第2世代で、かつ絞りリングが付いています。これにより絞りリングがないEFれんずを絞りリングありレンズとして使うことができるようになるのです(たぶん)。

一方、私が買ったのはFR-FX10。
これは第1世代で、かつ絞りリングがないモデルです。

まず私はレンズ鏡胴にしぼりリングがあることに全くこだわりがありません。
次にFR-FX10はFR-FX2より安いのです。その差はざっと1万7千円くらい。
実はFR-FX10には第2世代のモデルが発表されています。
当初はそれを待って……と思っていたのですがいつになるかわかりませんし、早く使いたいという思いもあってFR-FX10にしました。
ファームウェアのアップデートなどもあって、FR-FX2で動くレンズはFR-FX10でも動くらしいので、そのへんは信じてみることにしました。

◎FR-FX10

妙に高級感があるパッケージでやってきました。

同梱品はアダプター本体と前後キャップ。それに説明書と保証書。さすが日本正規代理店。日本語の書類でございました。
このあたりは丁寧さを感じて好印象です。

◎試すレンズはCanon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM

FRINGERの電子アダプターで真っ先に使いたかったのがこのレンズでした。

X-H1用は2本の純正レンズと一緒に購入したのですが、どちらも単焦点。
なので次はズーム、しかも旅行先で個人的に使い勝手のいい広角ズームにしようと思っていたのです。
FUJIFILM純正だと【XF10-24mmF4 R OIS】か、【XF8-16mm F2.8 R LM WR】になります。

画質や画角の広さから言って、ほしいのはXF8-16mm F2.8 R LM WRですが、重さが800gもあります。価格も実売で20万円を軽く超えます。

一方のXF10-24mmF4 R OISは400gちょっとで半分の重さ。そして価格の方も半分くらいです。

主に経済的な問題で、買うとするとこちらでしょうね。
このレンズも画質には定評がありますし、事実私はこれをずっと使ってましたので性能は知っています。
なので買い直しになるわけですが、それだとなんか面白くないじゃないですか。

じゃあ設計も新しい、個人的に未知のXF8-16mmか?
いや、年に数回くらいしか出番がないだろう旅行用レンズに20万円以上投資する?
そもそも旅行先で800gのレンズつけたカメラを振り回すわけ?
そういうのが嫌になって、コンパクトカメラ一つのスタイルになったわけで。

なんて悶々としていた私ですが、FRINGERの電子アダプターを眺めていてフト閃いたのです。
「アレとかいいんじゃないかな」と。
アレとは?
コレです。

EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM:レンズ交換式カメラ・レンズ
一眼レフ用交換レンズ EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMについて紹介しているページです。

15年以上前に発売されたレンズで今となってはもはやロートル扱いかもしれませんが、当時私は既にキヤノンユーザーじゃなかったのですが、このレンズは使ってみたいって思いました。
そのためにキヤノンのボディを買おうかと何度も考えましたが、キヤノンって入門~普及クラスに高品位なボディがないのですよね。
わざわざ中級ハイ~ハイエンドを買うほどでもないので思いとどまりましたが、ずっといいレンズだろうな、と思っていたのです。
FUJIFILMのXF10-24mmF4 R OISはじめ、今でこそ広角端10mmスタートの広角ズームは色々ありますが、このジャンルに先鞭をつけたのはEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMだと思います。

新品で買うと今でも6-7万円ほどしますが、古いレンズ、しかもキヤノンのレンズということで、中古品が多数流通しています。調べてみると新品同様と言っていい状態のレンズが2万円台で購入可能。

同じレンズをもう一度買うという業腹感を覚えなくていいですし、昔欲しかったレンズをX-H1ボディで使えるなんて面白いじゃん! なんてことを考えて使ってみることにしました。

XF10-24mmとEF-S10-22mmでは発売年が10年も違うので、残念ながらボディがやや大きい(フィルター系も大きい)のを除くと重さはほぼ同じ(むしろ少し軽い)で、標準ズームとして普通に使えるのもいいところ。むしろ発売時は超広角域を含む広角ズームにしては、小型軽量だというのが売りでしたしね。

◎FRINGER FR-FX10との相性はバッチリ

なんというか、拍子抜けするくらい普通に使えます。個人的な見解ですが見た目もあんまり違和感がありません。


同じAPS-Cサイズのセンサということになっていますが、キヤノンの方がセンササイズは小さいので「ひょっとしてケラレがあるかも?」なんて思っていましたが、そちらも杞憂でした。
よく考えるとキヤノンはAPS-Cより少し大きめのセンサを使ったモデルも過去に販売していましたし、そちらを想定してさすがにイメージサークルはそこそこ余裕を持たせているのかもしれません。

X-H1の電源スイッチを入れると、普通にディスプレイが表示されます。
当然ながら開放測光です。

AFはズーム全域で普通に動作。このレンズはUSMなのでモーターの駆動音はしません。レンズ群が移動するスコっという乾いた軽い音がするのみ。実に静かなものです。
シャッター半押しでAF合焦後にピントリングで追い込みをすることも可能です。

しばらく色々いじったり撮影しまくったりしたのですが、その間もエラーは全く出ず。
まさに「拍子抜け」です。

◎Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMというレンズ

ついでなので簡単にこのレンズのインプレなども。

最初に結論を。
「めっちゃええやん」\(^o^)/

15年以上前に発売されたレンズ(2004年発売)なので、正直にいうとあまり期待をしていませんでした。
それが良かったのでしょう。
最新レンズに比べると解像感やヌケなどで遅れを取ると思いますが、このレンズだけを使っているとシャープでキレのいいレンズという印象です。
超広角域をカバーする標準ズームとして私には十分以上の実力だと思えました。

そして感心した、いや舌を巻いたのはその歪曲の少なさです。
最近だとデジタル補正を前提とした設計をされているレンズも多いのですが、時代が古いのが幸いして?このレンズは光学側でかなり頑張った設計をしているようなのです。
実際に補正がかからないX-H1ボディに装着して撮影しても、全く気にならないレベルです。
いやあ、キヤノンさん頑張りましたね。ありがとう。(*^^*)

時代というと気になるのがフレアなどによる画質低下ですが、こちらも目くじらを立てるほどではないと思いました。

というわけでFRINGER FR-FX10、マジで使えますぞ。
なのでもう一度言っちゃいます。
防湿庫でEFレンズを腐らせている人は、X-H1を買ってレンズ遊びをしてみてはいかがでしょうか?
回春剤くらいの効果はあるんじゃないかと思います。

私はEFレンズを持っていないのにわざわざ買っちゃいましたが、EFレンズ群という社会的な流通財産?を活用するベースボディとしてもX-H1とFRINGERのFR-FX10やFR-FX2の組み合わせは一考する価値ありだと思いませんか?