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☆ホノルル・センチュリー・ライド2019回顧録【準備編・パンク対策】

ホノルル・センチュリー・ライド

にゃんにゃんぷ~(^^)/

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準備編の第二回目は「時代とともに?変遷するパンクに対する心構え」です

「喉元過ぎれば……」の例えにもありますが、人というのは自分の身に降りかからなければ、だんだんと「パンクとかするのは呪われてる人だけだし、私は大丈夫」という根拠のない妄想に囚われていくものですね。

◎HCRのパンク対策に関する一愚考察

まず、準備の大前提として、あの便利なCO2ボンベはホノルルには持っていけません。


なのでCO2ボンベは使用しないか、インフレーター(バルブ接続用の器具)だけ持って行って現地のバイクショップでボンベを調達するかの二者択一となります。

◎現地調達する場合

現地調達のメリットはCO2ボンベが使えること。当たり前ですが。
デメリットは日本と比べてボンベがかなり高コストになること。
高コストの意味合いは、まずボンベ自体が結構割高であること。
日本でアマゾンなどでお徳用のボンベを買っている人にとって現地ショップの価格は「10倍」に感じることでしょう。
加えて、使わなくても捨てて帰らなければなりません。往路同様、復路も飛行機に乗せられませんからね。
ボンベ代=掛け捨ての保険代と考える必要ががあります。

使わなかったからと言ってショップでは返品は受け付けてくれないと思います。猛者はチャレンジして結果をお知らせください。
ショップによってはエナジーバーなどと「交換」してくれるところもあるとか(伝聞情報につき未確認)。
どう考えても大損しかしない取引なのですが、捨てるよりはマシなのかもしれませんね。
で、ショップはそのボンベを来年同じ日本人サイクリストに定価で売りつける、と。
いい商売ですな。(;^_^A

◎小型の手押し空気入れを携行

これがまあ、現実的でしょう。
私も例年これです。

ただし、持っていく空気入れは毎年変化しています。
最初の2回はPanaracerのエアゲージ付きでした。
数値の可視化に対する信仰心が高い私は、いくら軽くてもゲージなしを選べませんでした。重さはざっと300g。今は新型になっているようですが、基本的には同じものだと思います。

しかし、3回目の去年はこれに。


な、なんと78g。いきなりサイズとか変わりすぎだろ、って感じですよね。
変心の理由はチューブレス(レディ)タイヤに対する安心感(油断ともいう)からです。

そして今回はこれ。最近、色んな所で推されている? LANDCASTです。


ゲージ付きが110g。ゲージなしが90g。質感は上の2つと比べても2クラスくらい上質。空気入れとしての性能を考慮したうえで軽量化とのウェルバランスを突き詰めると、現時点ではこの製品になるのではないでしょうか。

大きさを比較するとこんな感じ(私は携帯ポンプコレクターか ^^;)。

 

◎空気入れは持って行かない、というチョイス

究極の選択です。
【ただし、パッケージツアーに限る】

と書けば理由はお分かりいただけるかと。
そう、「HCR当日はツアー会社のサポートカーがいますので、空気入れなど携行する必要などありませんわ、おーほっほっほ」作戦です。
サポートメカが使うのはちゃんとしたフロアポンプですから、手押しポンプとか持ってても使いませんからただの重りです。
チューブは持つが、携帯空気入れはあえて持たないという選択肢。
冗談は抜きにして、パッケージツアーの場合はこれが一番合理的です。

特にパンク修理なんかやったことがないなんて言う人は下手にやってチューブをリムにかませたり、タイヤの内側に、あるいはタイヤに異物を残したままチューブだけを交換してパンクを繰り返すだけなんてことになりかねません。
プロに任せればマジで5分もかからずに終了です。
サポートカーの待ち時間を入れても自分でやるより相当時間の短縮になるはずです。

パックツアーの機能は有効活用すべきなのです。
甘えではなく活用です。
ただし、お世話になった場合は、レース後に相応のものを差し入れるなどして、あらためて感謝の意を表しましょう。
「高いツアー料金を払ってるんだから当然の権利だ」なんて考える人はきっと幸せな人生を送れません。
そんな人は私から言わせると「人でなし」です。
まあ、余計なお世話かもしれませんが、私は本気でそう思います。
いや、パッケージツアーとかには結構いるんですよ、そんな人。
ただしHCRに参加してる人達は「アロハ」な精神の持ち主ばかりなのでそんな人はいないことを信じてますけれど。

ただし!
携帯ポンプは持たなくても、予備のチューブだけはちゃんと携行しましょう。
2本ね。
当日パンクした人に話を聞くと、一本しか持ってない人が結構多いのですが、3つの理由から2本携行することを「強く」お勧めします。

○理由1:ホノルルセンチュリーライドの公式規約に最低2本持っとけと書かれてる

素直に従えって話ですね。

○理由2:前後輪同時にパンクすることがある

特にホノルルセンチュリーライドでは行くある話です。そういうシチュエーションが多いんです。その辺の話は本編?で詳しく書きますが、今回も私の直後を走っていたオバ……お姉さんが二本同時にやっちゃってました。

○理由3:一回パンクした後の精神安定剤の役目として

運よく?片側だけのパンクで済んだとして、一本しか持っていない場合は数学的計算によるとそこで在庫ゼロ。再び不幸が襲ってももう後がありません。
また、パンク修理が完璧でなかった場合、直した方のタイヤが引き続きパンクするのもよくある話です。
2本あれば「まだもう一本ある」という精神的な余裕が生まれます。
これは長丁場のライドでは結構影響します。
「もうパンクはできない」という危機感があると、気がせくというか、先を急ぎがちになるのが人間の性。
つまり無意識にペースが上がったり、計画的な休憩を摂れなかったり、最悪エイドをパスして先を急いだりと、後半に向けてダメージを蓄積する行為に走ったりしがちです。
余裕がないとせっかくの景色も目に入らなくなりますし、視野狭窄は危機回避能力も低下させるなど、いいことは何もありません。

つまり、チューブは2本持つ。これです。
もちろん2本より3本、3本より4本のほうがベターですが、その辺の歯止めは各自好きに線引きをしてください。
私の場合は2本持っててダメだったら仕方ない、と割り切ります。
3本目は親切な他の参加者から供出……じゃなくて提供していただきます。
親切心に対する感謝の気持ちを持っていればオッケーです。
それにそんなやり取りがあれば、パンクという事故を心温まるいい思い出に変えてしまう魔法が生まれるに違いありません。

「だったら最初から予備チューブはもたなくてもいいか」などと考えたあなた!
そんな根性の持ち主は魔法は使えませんよ。
まあ、女性とイケメンはそれでも大丈夫でしょうという世の中の流れはありそうですが、そこはやはり「人としてのく矜持」を私は期待したいです。

◎チューブレスタイヤのパンク対策

さて。
あえて触れませんでしたが、これまでは基本的に普通の、つまりチューブドクリンチャーのパンクについての対策について書いてまいりました。

しかしすでにチューブに別れを告げて早三年の私は、今年でチューブレス(レディ)タイヤでの3回目のHCR参戦となります。
とはいえ去年までは基本的にチューブド時代と同じ装備で臨んでおりました。
具体的には予備チューブ(2本)とタイヤレバー(チューブレス専用)、そして携帯用空気入れという鉄板トリオです。

そして今年。
HCR参加四回目にして個人的には大きな変化がありました。
チューブレスタイヤであることは変わりませんが、バイクが変わったのです。
バイクが変わるといろいろと変革が起こるものです。主に人間側の心理状態の問題で。

私の場合は、「見てくれ重視」にシフトしました。
すなわちバイク側に荷物、いやバッグを付けたくなくなったのです。
それはパンク修理セットにもメスが入ることとなり、大幅な断捨離が行われました。

普段のライドでは予備チューブを持つことをやめました。
パンク修理器具は瞬間パンク修理剤一つだけに絞ったのです。
結果としてCO2ボンベもインフレーターもお役御免となり、大幅な荷物削減ができました。
サドルバッグやツールケースが必要なくなったのです。

ではこのままHCRも……と行きたいところですが、そうは問屋が卸してはくれません。
CO2ボンベと同じ理由で瞬間パンク修理剤がホノルルに持ち込めないからです。

◎それでも「チューブレスだから」と開き直ってみる?

ということで、私、この件については長考しました。
思い起こせば前回のHCRの準備段階からずっと考え続けてますので、かれこれ1年くらいの長考です。将棋なら持ち時間オーバーでとっくに負けてるところです。

で、今の段階で導き出されたのが、「チューブレスだから」という呪文、じゃなくてキーワードです。
どういうことかというと、実はチューブレス化がすすんでいる、というよりチューブレスが当たり前のMTB界にあっては、実は結構便利なものが普及しているのです。
と言っても特段目新しいものではなく、MTBよりも前、紀元前くらいからチューブレスになっていた車やオートバイ用のパンク修理キットが自転車用にアレンジされて出回っているのですよ。

パンクした穴に、紐みたいなもの(プラグという)をぶっ刺して穴をふさいじゃおうという、きわめて乱暴というか合理的というか、そういうやつです。
私もオートバイでツーリングをしていた時には工具箱に携行しておりましたし、実は一度だけお世話になったことがあります。
厳密には私ではなく、一緒に走っていたモーターバイク仲間のパンク修理をしたのですが。

これが便利なのは、タイヤを外すという手間が存在しないこと。
さすがに空気入れは必要ですが、通常は瞬間パンク修理剤とコンビで使うものなので、それを持っていればオッケーでしょう。

「そんなに便利なものなら、なぜ普及してないの?」

これにはいくつか理由があります。
1)そもそもロードバイク界では、チューブレスそのものが普及していない
2)この手の製品は、一般的に「MTB用」として売られている
の二点でしょうか。

ディスクロードの普及にともなって、チューブレス(レディ)タイヤもどんどん普及すると思いますので1)は根本的な理由にはならないかもしれません。つまり問題は2)です。

要するに太めのタイヤ、かつブロックパターンなどがあるトレッドに厚みのあるタイヤ向きのものということが考えられるからです。
クルマやオートバイに比べればMTBだって超薄いんですが、それにしたってロードバイク用のタイヤなんて紙みたいにペラッペラですからね。
タイヤ自体の太さも、ようやく25Cが標準化したくらいで細いったらありゃしない。

なので、プラグ式のタイヤ修理キットはロードバイク向きとは言えない……と考えていたのです。

そこに突然?現れたのが我らが巨人、GIANTのロード用パンク修理キット。
「タイヤを外して内側にパッチを貼るのが面倒なら、外側に貼ればいいんじゃね?」という、まさにコロンブスの卵というか、みんな一度くらいは妄想とか冗談では考えるけど実現するとか思っていなかったようなものを現実のものとして世に送り出してきたのです。

2020 GIANT Bicycles | TUBELESS TIRE PATCH KIT
RIDE LIFE. RIDE GIANT. わたしたちGIANTは、魅力的で幅広い製品ラインナップを通じて、世界中の人々を自転車というすばらしい冒険へと駆り立ててまいります。

いやあ、これにはぶったまげましたね。
さすがというかまさかというか、GIANTに対するリスペクトが止まりません。

でも買ってません。
ジャイアントショップでしか売ってないからめんどくさい、という理由もありますが、それよりも現時点ではプラグ式のパンク修理キットのほうが手軽でかつ汎用性が高いと考えました。
それにGIANTのアウターパッチ方式って、どう考えても乗り心地が悪そうじゃないですか?

ということで、使えるか使えないかは不明ながら、今回のHCRにはプラグ方式のパンク修理キットと、小型軽量タイプの空気入れのセットで臨むことにしました(それでも結局チューブは2本、携行するんですけどね)。

調べてみると自転車用のキットも各社から色々出ていて迷ってしまいますが、
携帯性と操作性、価格のバランスを考慮しつつ、今回私が選んだのはこれです。

中身はこんな感じ。プラグケースがついているのが○です。

 

空気入れは写真のようにエアゲージ付きか、なくてよりコンパクトなやつかどちらにしようか迷ったので、とりあえず両方買ってみました。


その上でしばらく考えて導き出された答えは「自転車みたいに薄いタイヤの場合、プラグ式だとエア圧をあまり高くできない=上げると肝心のプラグが飛び出ちゃうので上限はせいぜい3bar以下」という情報を得て、エア圧監視は必要かな、と判断しました。
実際に3barくらいのタイヤをつまんで、その感覚を覚えておくというのも一つの見識ですが、私はそこまで自分の感覚に対してうぬぼれがないので、そのセンは没としました。

まあ、基本的には「パンクなど都市伝説」という立場から言うと、そもそもパンク修理用品なんて必要のないものなんですがね。
その都市伝説、HCRでは毎年十数件も目にするわけですが。ただし、すべてチューブドクリンチャーユーザーじゃないかと勝手に想像しております。
なので「チューブドは知らんけど、チューブレスタイヤにとって、パンクなど都市伝説」ってことで。

◎まとめ

・パンク恐怖症の人はパッケージツアー推奨
・荷物を少しでも減らしたい人はパッケージツアー推奨
・チューブ交換が面倒な人はパッケージツアー推奨
・パンク修理未経験者はパッケージツアー推奨
・チューブレス(レディ)タイヤはパンクしないので、修理キットは好きなものを選ぼう(ただし自己責任で)