趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆バイク(自転車)に乗る時のちょっとした悩みなんかを考えてみた

自転車

その2:●手のしびれ(初出:2016/06/24)

※画像はイメージです。本文とは関係ありません。(・∀・)

「ちょっとした悩み」というレベルではないかもしれませんが。
少なくともビブショーツより深刻な問題なのは確か。

ロードレーサーに乗っているといろんなところが痛くなってきます。

例えば、お尻の痛み。
例えば、首の痛み。
例えば、膝の痛み。
そして、手のしびれ(痛みといってもいい)。

これらはベテランに相談してもムダな事が多いです。
特にお尻の痛みに関して彼らの多くはこう言います。
「慣れたら痛くなくなる」
こんな意見はまったく役に立ちません。
聞くだけ無駄というものです。
お尻の痛みが(乗り込むにつれて)解決した人は、世界中の全ての人が自分と同じように、しばらく乗っていると解決すると思い込んでいる思考停止人間なのです。
で、困ったことに初心者にとって唯一の頼れる存在であるはずのショップのスタッフが「慣れです」なんて言うものだから、世の中の多くのライダーは「慣れなのか」と思い込んでしまうに違いありません。

ただし、こういう人はちょっと信用してもいいでしょう。
「ある程度は慣れです。あとはサドルのマッチング」
そうです。
サドルによって差が生じる事を選択肢の一つ(というか逃げ道? すがりつくべき場所?)として提案してくる人は信用出来る人かも知れません。

私の様に、いくら走り続けても結局サドル変えるまで痛みとの戦いだった高校時代の経験がある初心者? は、すぐにサドル交換という果てしないたびに出発するわけですが、私の様に「多少は慣れても根本的な解決はしない」であろう多くの人は痛みに耐えながら、結局我慢して走り続けるか、自転車に乗るのがおっくうになってくるかという道を辿るわけです。
しばらく乗っても痛みが続く、つまり「慣れ」ない人は早々に次のフェイズに写る方がいいと思います。
痛みを我慢して何かするなんて、Mの人だけで充分です。楽しい事がしたいのに洩れなくついてくるのが痛みなんて、切なすぎ。というか間違っていると思うんですよね。
幸いにして私は自分のお尻にピッタリな「150km程度では全然いたくならないサドル」に出会えましたが、痛みに悩む皆さんもそうなることを願っています。
あ、言っておきますが私に合うサドルがアナタに合う、なんて「うまい話」はないので、人が勧めるサドルが自分にも合うなどとは考えず、候補の一つとして見るようにしましょう。
サドルこそ、試乗して買いたいアイテムですが、レンタルしてくれるショップも少ないですし、そのショップが全てのサドルをレンタルしてくれるわけではないので、サドル探しは「長い旅路(そしてカネがかかる旅)」だとあきらめましょう。

ただし。
どの痛みにも言えるんですが、サドルとかにカネ払うくらいなら、まずは別なところにカネを払って見るべきだと私は思います。
それは
「ライディングポジション」の見直しです。
ショップのスタッフのスキルはピンキリです。
基本的なポジショニング合わせの方法はあるので、ほとんどのショップは納車時にそれでフィッティングをやってくれると思いますが、果たしてそれがアナタに本当に合ったポジションか? というとそうではない場合がほとんどじゃないかと思います。

なので、上記のような各種痛みを抱える人は、まずはプロにカネ払って、ライディングポジション、つまりフィッティングをまずは決めて見る事をオススメします。
探せばそういうのを専門にしているショップやらスクールなどもあります。
遠方にしかないのなら、連休のドライブとか小旅行を兼ねて参加する事を強くオススメします。
特に膝の痛みはポジションで改善する場合がほとんどです。やって損はないと思います。
シロウトである彼氏やダンナ、友人にポジション合わせをしてもらった人なんかは絶対間違っていると思った方がいいでしょう。
特にシートポストはたくさん突き出ている方がいい、ステムは低ければ低いほどいい、だからワンサイズ小さいフレームにした方がいい、みたいな「オレのを見ろよ。慣れてくるとみんなこうなるから」なんて言っちゃう人の話は「はい、そうですね」といって聞き流すべきだと断言しておきましょう。

あと、自分の体には実は合っていないのに、「カッコいいから」「そのサイズしかなかったから」なんていう理由でムリして乗っている人も是非一度チェックすべき。
パーツ交換でキャリブレーション可能なのか、傷が深くなる前に早めに買い替えた方がいいかも含めて判断もしてもらえます(たぶん)。

合わない自転車、合わないポジションで乗っていると、健康にいいはずなのに体を壊す元凶に変わっちゃいますからね。

そして今回のテーマというか、もう一つのチョイスが、「医者」です。

ポジションは決まった。
前よりマシだけど、それでも痛い。

そう言う場合は「もっと走れば慣れるはず」なんていうアホな精神論? は無視して、とっとと医者に相談しましょう。
その際「自転車に乗っていると痛くなる」事をちゃんと言いましょう。
自転車に乗っていることを言わずにただ「首が痛いんです」とか言っちゃうアホな人もいるそうです。イヤ、ホンマ。
「こんな事必要無いだろうな」なんて思わず、医者には持っている情報は全部伝えるべきなんです。
ほとんどの医者はヤブなので意味ないのかもしれませんが、ちゃんとしたお医者さんならこういう問診で可能性を探っていくものです。
言い換えると大して問診せず、すぐにレントゲンとかMRIとかやって「○○ですね」という医者はヤブだと判断していいでしょう。
迷わず違う医者を探しましょう。
最近は自らもロードレーサーに乗っているお医者さんも増えてきます。そういうお医者さんに出会うとラッキーかもしれません。

見つけ方は……。
行きつけのショップがあればお客に医者がいないかとか、ショップでチームなんかを持っていると高い確率でいそうですし、紹介してもらいましょう。
まあ、その医者がヤブじゃないという保証は全く無いわけですけど、ゴルフしかしない医者よりは、ロードレーサーにのるライダーの体の事は理解してもらえるのは確かでしょう。

というところで、私の場合はポジション的な問題は無く、膝の痛みも首の痛みもありません。
お尻の痛みはサドルで解決しました。
で、残るは手のしびれです。
現役自転車小僧だった高校時代からこれはありまして、ずっと「ハンドルの振動に耐性がないタイプ」なのだと思い込んでました。
なのでバーテープを二重巻にしたりしてごまかしていたわけです。

で、またぞろ自転車乗りとして復活した現在も、同じ「しびれ」に悩まされていまして、高校時代と同様、取りあえずは道具で解決しようと色々試しました。

・バーテープ
→ ビニールか綿のバーテープしか選択肢がなかった昔と違い、今ではいろんな素材、クッション性のバーテープがあって、素晴らしい状況です。
・ハンドル
→ 耐久性を人質にして、標準のアルミパイプものから、振動吸収性が高いと言われるカーボンにかえました(実はアルミハンドルの方が軽かったんですが)。
・ステム
→ ついでにステムもカーボンに(実は標準のステムの方が軽かったんですが)。

結果。
効果無し。
いや、多少はマシ、というかしびれるまでの時間が長くなったのは確かですし、実際に路面が荒れている時の不快感は軽減されたと感じますので効果無しというのは言い過ぎかも知れませんが、しびれが発生するのは確かです。

で。
これは私固有の問題だろうと結論づけてみました。
要するに肉体的、生理学的、いや医学的か……な問題ではないかと。
結局、
・手関節背屈
・頸椎屈曲
等による、尺骨神経伸張圧迫による症状出あろうという事がわかりました。
個人差があるので、しびれなど出ない人の方が多いそうな。

対処方は……
「自転車に乗らないこと」

なんだー、超簡単じゃーん!
(>_<)

私の症状は乗っている時だけなので軽微なものですが、これ、症状が重い人は自転車に乗っていない時でもずっとしびれが続くようで、どっちみち治るまで安静にしておくしかないもよう。
個人的には今以上にハンドルポジションをいろいろ換えて、手首の屈曲を伸ばす時間を増やすしかないようです。

あ、両手放しでずっと乗ってればいいのか。(・∀・)
もしくはサドルよりハンドルをうんと上げてアップライト姿勢でのれば手首の屈曲あんまりしないし……。

というわけで、痛みについての悩みでございました。
皆さんも痛みは我慢せず、原因を潰して快適にバイク(自転車)に乗りましょう。