趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆Living in Eorzea ~初めてのDPS赤魔道士の困惑日記 FF XIV~【番外編:いろいろとやっちまったこの2日、の巻】

FF14
Copyright (C) 2010 - 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

「蒼天のイシュガルド」をコンプリートしました

ただし、ショートカットです。

◎冒険録という卒業単位

あとほんの少し残していた「蒼天のイシュガルド:戦後編」のクエスト。
具体的には残すはIDがあと一つ、というところまで来ておりました。
「今週末には紅蓮エリアに行けるなあ」と目論んでいたのでございます。
しかし今朝、週末を待たずして蒼天のイシュガルドをすべてコンプリートしてしまいました。
冒険録を使いますか?と言われて、そのつもりがないのに思わず「はい」押しちゃったから!

ああ、それってあれじゃん。
同じミスじゃん。
夕べのダンジョンでしでかした凡ミスと同じ。
何という学習能力のなさorz。

○蒼天の冒険録。税込み2700円也

ショートカットに使ったのはこれ。
課金アイテムです。
「新生エオルゼアと蒼天のイシュガルドのメインクエストをコンプリートできる」というもの。
これとは別に、「新生エオルゼア」までをコンプリートできる「新生の冒険録」というものがあります(こちらは税込み1944円)
要するにこの夏には「紅蓮の冒険録」が発売されるのだろうな、と。

もちろんこれ、私が意識がある状態で買ったもので、無意識にポチって「なにこれ?」という感じでミスった、なんておよそ嘘っぽい言い訳をするつもりはありません。
極めて冷静に考えて確信をもって購入したものです。
もちろん、使うつもりで。

きっかけは昨日の早朝の事。突発的な事態が生じ、早急に紅蓮エリアに行く必要が出来たからです。

その辺について順を追って解説? していきましょう。

◎勘違いと早とちり

なんと申しますか、どちらもわたしの属性の一つです。
この属性のおかげでいままでどれだけお騒がせ案件があったことやら……。
これはすべて昨日の朝から今朝にかけて、つまり極めて短い間に目まぐるしく状況が変化していった末の顛末です。

内容をグダグダ書いていても長くなるだけなので、時系列に箇条書きしてみましょう。

○2019年03月13日早朝

私は目が醒めたら同居人が起き出す前にエオルゼアにログインして、日課の下準備をするのが常なのですが、早朝はだいたい私一人で、FCメンバーを見かけることはあまりありません。
いたとしても寝落ちしている(であろう)リーダーくらい(扉のSS参照)。
リーダーのキャラクターは最近ほぼ常駐です。
もちろん中の人が常駐しているわけではなく、キャラクターがオンラインになっているだけです。

で、その朝ですが、珍しく我がFCが誇るギャザクラ帝王(ギャザクラジョブはもちろんオールカンストです)のKさんがアクティブ状態(値落ちしておらず、何らかの活動中という意味)でした。

私はログインすると、メンバーがいるかいないかを確認する前にとりあえず挨拶をします。
「とりあえず生」感覚です(違う)。
というか、面倒なのでログインメンバーのチェックなどはしません。^^;
いたら挨拶しない、いると挨拶、とか面倒じゃないですか。
もっとも挨拶し忘れることもありますのであんまり偉そうなことは言えないのですがね。

その朝もいつものように「だれもいないだろうな」と思いつつ「ぐーてんもるげん!」的な挨拶をしたわけです。
すると、「おはよう!」という元気な声が帰ってくるではありませんか。
誰もいないと思っていたのに挨拶されるとビクっとしますよね。文字だけなのに。

「早いね」
「いや、ログアウトしていないだけ」

などという他愛ない会話をしつつ、お互い同じエリアにいたので(たぶん)顔合わせ。
その後はしばしお互いのキャラを「なんてかわいい天使!」「かわいい、お姫様みたい」などと言い合う、実に不毛な、そして他人が外からみたら相当キモい、でも当人たちはなぜかほのぼのと癒やされる楽しい気分になるやり取りをしながら、やがて話題はFCのハウスの調度品に変わりました。
「あれ、ハウスに置きたいね」という感じのの話です。

○「あれ」とは?

正式名称は「愛用の紀行録」です。
たぶん正式名称を言われてもわからない人が多いんじゃないでしょうかね。
「宿屋でムービー見るやつ」というと大多数が「ああ!」と特定できる「あれ」です。

そうなんです。
もともとは髪型(キャラの、です念の為)の話からウチのFCハウスには美容師がいるからいちいち宿屋まで行かなくても髪型が手軽に変えられていいね、なんて会話からの流れで、「宿屋といえば、ハウスにもムービー見るやつ欲しいよね」と言うことになったのです。
私は即座に賛意を示し、一応ギャザクラをやっていますし、是非製作もお手伝いをさせていただきたい、なんて言っているうちにその場は時間切れになりました。

○「愛用の紀行録」のレシピを調べる

私はその後、通勤電車の中で製作に必要な素材、つまり材料を調べました。
私でも用意できるものがあれば調達を担当しようと考えていたからです。
で……。
レシピをチェックすると意外な事がわかりました。
製作する為に必要な木工師のレベルは58です。
これは意外でした。
勝手にカンスト(レベル70)用レシピだと思っていたからです。
でもレベル58で作れるのなら私でも作れるということです。
なぜなら私は木工師のレベルが58だからです。
製作に必要な材料をチェックしましたが、ほぼ手持ちのもので間に合います。
2つほどマーケットで購入する必要がありますが、値段も大したことはなさそうです。
具体的には、この日曜日の早朝に赤魔道士のレベル70装備一式を買って、残金が1000ギル強というほぼ「オケラ」状態から3日後の私でも何も悩まず払える金額です。
(注:全然具体的ではない)。

これは何という偶然。というか必然、もとい運命? などと舞い上がったのは言うまでもありません。
いままでおんぶにだっこで、軍票稼ぎ以外でFCには何も貢献していません。
それが具体的な?モノとして貢献できるとなると俄然気分が上がるってもんですよね。
その「モノ」には自分が育てたスキルが「モノ」をいうわけですから余計です。
店で売っているモノを買ってきて「はい」ではなく、材料を集めて自分で作るという、結果ではなく過程を楽しむ気持ちこそがギャザクラの真髄(ホンマか?)。

というわけで、「私に作らせて」とKさんに連絡しました。
逸る気持ちを抑えながら、私は公式のスマートフォンアプリを立ち上げ、そのチャット機能を使ってメッセージをKさんに送りました。
KさんはFCのハウスに関する全権を握っているので許可が必要ですからね。
そして「オッケー」と快諾を頂いたので、早速製作準備に取り掛かったのです。

○レベルだけでは出来ない「モノ」もある

公式サイトのレシピをよく読みもしないで「私が作る!」などと大見得を?切ってしまった私は、その公式サイトのレシピをよく読んで青ざめる事になりました。
というのもこの「愛用の紀行録」は製作可能なレベルに達してるだけでは製作出来ないシロモノだったのです。
必要なのはレベルと材料、そして「木工秘伝書:第3巻」。

「木工秘伝書:第3巻?」
いわゆる秘伝書です。
私は秘伝書をすでに習得しています。
もちろん全く別のものなのですが、その秘伝書はショップからギルで購入したものです。
なので今回もショップで普通に売っているものだと思っていたのですが……。
「木工秘伝書:第3巻」は、ギルとは別の通貨で払わなければならないものだったのです。
そして私はその特殊な通貨を得るための準備がまだ出来ていないことを知りました。
いわゆる「解放されていない」状態だったのです。

急ぎ解放し、その通貨を得なければなりません。
そこで「効率」なんていうキーワードを入れてネットで情報チェックをしたところ、私が選んだ複数のwebサイトが「もっとも効率的」的な視点でオススメしているのがクラフターではなくギャザラーを使った採集によるもの。
通常の採集ではなく、特殊な方法で行うのですが、その辺についてはすべて割愛します。
要するに「貧乏人は材料費がバカ高いクラフターではなく、採集でいけるギャザラーで稼げ」というもの。
そしてその稼ぐためのオススメエリアはすべて「紅蓮のリベレーター」エリアなのです、これが。

勘違いと早とちり属性がここで爆発しました。
ええ、そうです。
ここでこう考えてしまったのですよ。
「アレを使って紅蓮エリアに行くか」と。

「アレ」とはもちろん「蒼天の冒険録」のことです。
何しろ「作らせろ」といった手前、見栄も手伝ってそんなに納期を伸ばせません。
ここはもう、受注したからには迅速な納品をしなければならない……と勝手に早とちりというか、勘違いな価値観に縛られてしまったわけですね。

で、「ええい、どうせあと少しだったし、もういいじゃないか」などと自分に言い訳をしつつ、件の冒険録を購入したのでした。

◎そもそも「ちょっと(かなり)ムリ」だった

その日の昼休み。
その特殊通貨を得るための交換品、「蒐集品」の採集方法について調べていると、あることが判明し、愕然としました。
それは「蒼天エリアでオッケー」というものです。
私がチェックしたwebサイトはどこも高レベル帯向けのものだったのです。というか、70前提?

丁寧に調べると蒼天エリアでの蒐集品採集情報がありました。
なーんだ、じゃあ買わなくてよかったんじゃん。
ということになったのです。
しかし返品は効きません。
仕方ない、クリア権のオマケについてくる支度金30万ギルを2700円で買ったということにしようと自分を納得させる私でございました。

◎ギブアップした

さらに調べを進めていくうちにもう一つの問題が明らかになりました。
蒐集品を特殊貨幣に交換すると言っても、実はアイテム名だけではダメなのです。
アイテムの質が高くないといけないのです。
通常のアイテムにもノーマル品とHQ品(ハイクオリティ)がありますが、蒐集品はそれとは別に数値というパラメーターが存在します。
蒐集品として認められ、特殊貨幣と交換してもらうためには一定の数値以上のものでないとダメなのです。
そしてその数値はランダムで当たり外れがでるようなものではなく、通常の制作と同じ、つまりHQを確実に作るために必要な要件と同じものが要求されるのです。
いわゆるパラメーターというヤツです。
そしてその「基準をクリアするのに必要なパラメーター」ってやつを見た私は、そこで絶望しました。

紅蓮エリアに行くとか、権利を解放しているとかそういう話ではありませんでした。
私の装備では、要求される品質の蒐集品を集める事が出来ないのです。
ええ、パラメーターが低すぎます。
パラメーターが低いなら、上げればいいわけですが、それにはカネがかかるのです。
装備と、その装備にパラメーターを付加する「マテリア」類が必要です。
もちろんチェックしましたが、する前からわかっていました。
貧乏な私に、そんな高価な装備は買えないのです。
金策をして購入することはもちろん可能ですが、超一般プレイヤーの私ですから、金策には時間がかかります。

その事実を知った私は、帰宅後、Kさんに忸怩たる思いでモグレターをしたためました。
「ムリでした」という報告です。すでに用意していた製作に必要な材料一式を添えて。

Kさんはたぶん苦笑しつつそれらを受け取ったことでしょう。
そしてサクっと「愛用の紀行録」を作り上げ、それをもぐメールで私に送ってくれました。

ハウジングなど初めての経験ですからどうやって設置するのかもわからず、ログインしていたKさんにやり方を教えてもらう私でございました。

そして現在、「宿屋でムービーを見るやつ」は、我らがFCハウスの地下室のベッド横に鎮座ましましております。

◎ここまで書いていて気づいたのですが

全然簡単じゃないし、そもそも箇条書きですらありませんね。
いやはやなんとも……。

◎なのでここからは簡単に説明しよう

開けて翌日の朝。
いつものようにざっと作業を終えた私は、最後に鞄の整理をしてログアウトをしようと考えました。
その時、鞄の中で見つけたのが「蒼天の冒険録」でした。
「ギルやシルバーチョコボの羽はもうらっているけど、これはもういらないよね」
そう思った私は鞄の空きを一つでも減らそうと、それを捨てることにしました。
だってエンディングまではあとほんの少しなんですから。
「はいはい」などと言いつつ捨てようとした私は……「使う」を押していました!
ええ、このパターンって、食事をとったりする感じでよくやる作業なんですよ。
なので「捨てる」じゃなくて「使う」を選んでしまったんです。
私じゃないですよ、私の指が、です。

あ、と思う間もなく「データ書き換えの為にログアウトします」とかなんとかいうメッセージが流れて強制ログアウトされてしまいましたとさ。

そして今、私はもういつでも紅蓮エリアに行ける体になってしまいました。
でもまあ、それもいいか、と。
飛ばしたストーリーについては「宿屋でムービーを見るやつ」で楽しむとしましょう。

というか、なんかこの流れって出来過ぎじゃないかな、と思ってしまう今日このごろです。

◎実は前夜に伏線があった

やってしまったあと、最初に思い出したのが昨夜のダンジョンでの出来事でした。
FCメンバーのMさんのメインクエストで攻略するレベル50のインスタンスダンジョンです。
そこに参加させてもらった私ですが、ほぼ記憶にないまま、そして当然ながら復習する間もないまま突入したこともあって、そのヘボさは予想以上。
結果として3回死んだんですが、3回目がひどかった。
蘇生を待てばいいのに、スタート地点に戻る「OK」ボタンを押してしまったのです。

ご存知のように、このOKボタンは他のボタンと違い、押し間違わないように長押ししないと発動しません。
が、私は全く無意識のうちにこのボタンを長押ししていたのでした。
ええ、わたしじゃなくて「私の指」が。

結果として私は紫の筋で阻まれてラスボスのバトルフィールドに入ることが出来ず、DPSが一人抜けた状態で戦うメンバー達の奮戦ぶりを眺めるしかありませんでした。

結果はクリア。
いや、本当に熱い戦いでございました。
そして私の中で生じる「私、要らない子なんじゃ?」疑惑。

その流れです。
指の動作と意識の乖離。
それによる「やっちまった」感。

何が言いたいかと申しますとですね、勘違いと早とちり、そして自分の指にはご注意あれ、というお話でございました。

こんな私のヘタレぶりを見てみたい、なんていう人がいたらお声がけ下さい。一緒に遊びましょう。
kujataワールドで手ぐすね引いて? お待ちしております。