趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★室内干し環境の構築【川口技研 ホスクリーン】

暮らし

新居に室内干しのスペースを確保しました

長雨
梅雨
冬季
花粉シーズン

洗濯物を外に干せないのは何もこういうシーズンばかりではありません
共働きで早朝から夜遅くまで家を開けている事が多い我が家では、天気がいい日でも洗濯物をベランダに干すことがなかなか出来ません。

大きな理由は2つ。

・晴れの予報であっても、夕立などのにわか雨が降らないとも限らない
→ 天気予報で「降水確率0%」になっていても降る時は降る
・朝早くから夜遅くまで働いていてはそもそも洗濯する時間がない
→ 週末にまとめて洗濯するも週末に限って天気が悪い

そんな理由では我家は以前から室内での乾燥を行っています。

◎ガス代がバカ高な「大阪ガス カワック」

室内での洗濯物乾燥と言っても、いわゆる「部屋干し」が主ではなく、主に風呂場にガスの温風を吹き込んで乾かす「カワック」を使うことが多いです。
風呂場に干しきれない時は洗濯機の「乾燥機」モードを使って乾かしたあとで部屋干しして乾燥を完成させる方式。

基本的に洗濯物をただ部屋に干すという、いわゆる「部屋干し」はほとんど行っていません。
理由は「生乾き臭」を恐れているからです。
アレ、本当にダメなんですよね。
それからもう一つの理由は「部屋干しするスペース確保」の問題。
寝室に干すのはイヤですし、書斎もダメでしょ?
だったらリビング?
いや、視界に洗濯物がドーンと入ってくると生活感がハンパないですし、なんというか気分的にくつろげないじゃないですか。
というわけで、今まではリビング続きの和室の鴨居を使って乾燥機から取り出した洗濯物の追乾燥を行っておりました。

で、引っ越しました。
部屋が一つ減りました。
つまりリビング続きの和室を利用していた「追乾燥場」がなくなってしまいました。

それ以外は以前と同様に風呂場に乾燥装置はあります。まあ、ガスが使えない環境になったので、電気を使った温風式ですけど。
ガスよりも省エネ(省料金?)だそうですが、ホンマかいな、という気にもなっておりますが、背に腹は代えられないので当然ながら使っております。

問題は乾燥モードまで終わった洗濯物の追乾燥モノです。
風呂場全体を使うのはあまりに効率が悪い程度の量の雨の日の洗濯物は洗濯機の乾燥モード+部屋干しでの追乾燥なのですが、ソレを干す場所がなくなりました。
というか、部屋干しにつかってもいいかな、と考えていた書架部屋兼楽器演奏部屋は未だダンボールの山。
ここは作り付けの書架が完成するまではどうしようもない状態です。

なのでかねてから我が家では「追乾燥場」、つまり部屋干し環境をどうするのか、という問題を抱えていたのでした。

書架部屋の書架の完成のめどがまったく立たないので、とりあえず書架部屋以外である程度パーマネントに追乾燥できる方法を真面目に考えることになりました。

実は比較的早期に場所はFIXできました。
リビングなのですが、いわゆる生活空間的なリビングからは死角になる場所があるので、そこの天井から物干し竿を釣って対応しようというものです。
バイク置き場の天井がそれにあたります。

問題はどうやって物干し竿を釣るかです。
いくつか候補があり、これについては家族会議を数回行って機器選定をしました。
見てくれと利便性を考えて、私は「天井埋め込み式電動昇降システム」を提案していました。
コレです。商品名は「Panasonic ホシ姫サマ」

天井付け 竿1本・電動 室内物干しユニット ホシ姫サマ| 未利用空間活用 | 室内ドア・フローリング・収納 | Panasonic
天井付け 竿1本・電動、商品ラインアップのページです。室内物干しユニット ホシ姫サマの特長や商品ラインアップ、部屋干しのポイントなどをご紹介します。パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 Panasonic

自分で「サマ」を付けているところに突っ込みたいところですが、基本的に昇降させるだけで竿や釣り金具の取り付け・取り外しはしなくていいというところが素晴らしい、まさに逸品です。

しかし、私の提案は対抗勢力によって潰されてしまいました。
理由は「(値段が)高すぎる」でした。
確かに製品だけでざっと税込み10万円。これに天井穴埋め、電気配線などの工事費(2−3万円)が付加されます。
まあ、定価よりは安くなるでしょうが、それでも工賃込みで7−10万円くらい。
確かに高いですね。

Eir Amy
Eir Amy

えっと、予算は?

ハム
ハム

1万円くらいで

Eir Amy
Eir Amy

ええええええ?

予算が決まっているなら仕方がありません。
まさに「無い袖は振れない」のです。
気を取り直してチェックすると庶民的な値段のものもありました。

「じゃあ、手動で、かつ埋込み型じゃなくて天井直付けのこのタイプなら、自分で(DIYで)できるし安く上がるよ」

値段は税別28,500円。
でも実売は1万円代です。

しかし、これも却下されました。
理由は「直付けタイプはなんか目立ってヤダ」

そういう経緯の後、結果として取り付け・取り外し方式(もちろん手動)で、かつ使っていない時に見た目ができる限りスッキリしていることを前提にGOが出たのが川口技研のホスクリーンというシリーズでございました。

天井にベースを2つ取り付け、それぞれに脱着式の吊り金具を装着。


そしてその吊り金具に物干し竿を通す、という「ホシ姫サマ」と比べると設置にはひと手間がかかるタイプ。

ですが、使わない時は小さめのベースがあるだけ。


遠目には小型のダウンライトに見えなくもありません。
確かにホシ姫サマよりは目立ちませんね。


吊り金具の脱着は本当にワンタッチというか、押し込んでねじるだけで確実強固に掴んでくれます。
外す場合も同じく押し込んで逆方向に回すだけ。
吊り金具のベース部分近くはスプリングになっていて竿自体が多少動いてもベースに負荷はかからずここで吸収される仕組みです。

購入したのは竿と吊り金具。
別々に買いました。その方がセットものよりたまたま安かったんです。


竿の長さは伸長150cmと230cmの二種類あって、我が家は長い方を230cmものを選びました。
これで値段は合計1万円ちょっと。
予算内ですし、しょっちゅうは使わない事を考えると、これはなかなか悪くない買い物だったように思います。

もちろんベースの取り付けは自分でやりました。
取り付けに関して気をつけないといけないことは、まあ常識的な事だけ。

1.天井が石膏ボードなので、ネジ止めのベースはきちんと下地材(木)に取り付ける
2.竿が簡単にズレない位置に吊り金具を取り付けたほうが安全なので、2本の吊り金具の間隔を竿に合わせたものにする

当初は吊り金具だけ買って、竿はベランダで使っているヤツを流用しようと考えていましたが、まあ見てくれの問題といちいちベランダから竿を持ってきたり戻したりするのがめんどくさいという理由から純正品をチョイスしましたが、実はこの竿には一工夫あって、まあ純正で良かったんじゃない? と思っております。

その一工夫というのは「断面が四角い」というもの。


通常の丸い竿だとハンガーとの接点は1点ですが、四角い竿だと接点は2つになります。
もちろんハンガーのフック形状の問題もありますが、我が家が主に使っているのはワイヤーハンガーと言われるアレなので、まさに接点が一つ。
これが2つになることでズレにくくなるという寸法です。
確かにサーキュレーターで風を当ててもズレて洗濯物同士が塊になったり、向きが変わって絡まったりなんてことはありませんから、効能通りだと思えます。
また、室内用なので両端などはソフトな作りになっていたりと、ベランダ用のいわゆる「竿竹」とは作りがちがいます。
まあ、値段も違いますが。

その他は吊り金具の設置間隔の項にも書いたとおり、竿は左右に伸縮します。つまりベースが中央部分で、左右の伸びる部分がベースの内側に来る感じ。その段差部分が吊り金具のストッパーの役目を果たしている格好なのです。


これで不用意に竿の端をぶつけても吊り金具から竿が抜け落ちたりすることなくショックを吸収してくれるという寸法になっております。

けっこう気に入ったので、洗面所の洗濯機を置いている天井にもつけようかな、なんて考え中。
もちろん洗濯物を干す為の物干し竿ではなくて、洗濯機の真上に物干し竿があると洗濯機から直接洗濯物をハンガーかけできるので、いわばレスト、テンポラリな場所として使うと便利なんですよね。
引っ越す前の旧宅ではいわゆる突っ張り棒がその用途を担っていましたが、新居にはいい位置に下地がなく、突っ張り棒を使うと壁に穴があいてしまいます。なので釣り方式なら解決するかも、です。