趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★FUJIFILM X70 の○と× その4

カメラ

さて、今回は特にテーマもなくダラダラと「五月雨式」にいきますぜ。(初出:2016/02/22)

決して「雨だれ式」ではありませんぜ? (・∀・)

×フィルタのねじ山がない
GRⅡにもないんですけど、固定レンズなら付けておくべきじゃないかと思うんですよ。
別売りの専用フードを買うと、49mmのねじ山を増設できるアダプタが着いてくるんですが、これって別売りにしてくれませんかね?
というのも

×専用レンズフードが(予想を遙かに超えて)高い
金属(アルマイト仕上げ)なので高いんですよ~、とか言われても納得しかねる。
プラでいいからこういうのは安くして欲しいんですけどね。
本体の質感にそぐわないのでプラは却下なのでしょうけど。
ただでさえ重いのに、フード付けたくてもアダプタの重みも加算とか、ちょっとモヤっとします。
因みにざっと1万円。
つまり。
X70にフードを取り付けたいと思う人とか、PLフィルタージャンキーの方々は本体プラス1万円かかるということを考えてから購入するかどうかの判断をしてくだされ。お節介ですが。
いえ、私はけっこうこの1万円に萎えた口なので。

○プログラマブル(ファンクション)ボタンがたくさんある
メニュー的には8つありますな。
特筆すべき、というか特にエラいと思ったのは二点。
一つ目は赤ポチこと録画ボタンもちゃんとプログラマブルボタンとして使える事。
もう一つは全てのボタンに同じ機能を割り当てられること。
Nikon 1 J5とか鼻水がでそうな貧相な機能割り当てですからねぇ。V3でも大してかわらない。差別意識が高いNikonとかCanonなどのメーカーはずっとそういう階級社会を築いていくのでしょうかね。
あ、でもね。

×デジタルテレコンがプログラマブルボタンに割り当てられない
マジかー(´д`)
ガッカリだぜ。
一応説明しておくと、X70のデジタルテレコンはレンズ周りのリングを回す事によって35mm相当、50mm相当の画角に変化するというもの。
ズームレンズっぽく使って欲しいということなのでしょうけど、あんな細いリング、回しにくいっつーの。
サクっとボタンに割り当てさせてくれないかなぁ。その方が速いんですけど。
デジタルズームならいいけど、切替スイッチですよ? リング回させるなよ、ボタン操作にしろよ。つか、リング回したい人は回せばいいし、ヤダって人の為にボタンにも割当させてくださいな。ファームウェアのアップデートで是非実現して欲しい。

○デジタルテレコンは画素数補完
GRⅡのデジタルテレコン機能は単純なクロップ。つまり画素数が激減するもの。
対してこっちはテレコン使っても画素数は減らない。要するに画素を補完して同じサイズの画像をこしらえてくれるもの。
好みもあると思いますけど、私は圧倒的にこっち(画素補完勢)を支持。
単純なクロップの方がいい、と主張する人の主張内容にイマイチ論理性がないというか、どうしてもクロップしたかったら勝手にしろや、というか。
利便性的にも補完サイコー。と思います。
とはいえ。

×デジタルテレコンはjpeg保存しかできない
これ、どうなの?
他メーカーでもこのロジックを採用しているところは多いんですが、敢えて言おう、「バカなの?」と。
とあるメーカー(因みにRAW保存不可のメーカー)の開発の方に「やろうと思えば仏にできるはずなのに、なんで?」と聞いたら驚きの答えが返ってきたので開いた口が塞がらなかったんですけど、ご紹介しますと、

1)「RAWファイルもjpegと同じ画角にするとRAWのサイズ補完が難しい」
え?

2)「かと言ってRAWを本来のレンズの画角のまま保存した場合、あとで撮った写真をPCなどでサムネイルで一覧表示させるとRAWとjpegの画像が違うと(そら違いますわな)クレームがくる」
え?

シラフでそう答えたのかどうかはさておき、メーカーとしての総意なのかはさておき、そういう判断もあるという事のようで、「バカなの?」としか言いようがない。
ええ、この場合、jpegとRAWの画像が違うとクレームを言ってくるヤツが「バカなの?」ですけど。

この手のデジタルテレコンの使い勝手が最高なのがオリンパス。昔から採用してましたし、画素補完jpegと同時に本来の画角のRAWも同時保存可能。
「取りあえずデジタルテレコンで撮っておくけど、気に入らない場合はRAWから再度切りだそう」と思えますから安心して? デジタルテレコンをガシガシ使えるんですよ。
単焦点レンズ、それも広角系を主に使っている私などが結局オリンパスのボディが一番機能的だな、と思える点の一つです。

×フィルムシミュレーションブラケットが3枚限定な件
GRⅡもそうですけど、この手のブラケットってなんで3枚なんでしょうね。
ケチくさくない?
せっかくフィルムシミュレーションを売りにしているんですから、全部いきましょうよ、全部! 自慢なんでしょ? 私的には「はあ?」って感じなんですけど、メーカー的には「どや?」なんでしょ?

あと、例によってブラケット撮影だとRAWファイルを同時保存できない仕様。
なんで?

オリンパスばかり引き合いに出して申し訳ないですが、それでも引き合いに出します。
オリンパスの場合、アートフィルターブラケットという機能が圧巻なんです。
これを使うと搭載している全てのアートフィルターに加え、RAWファイルまで1ショットで生成・保存してくれるんですよ。その数20以上。上限なし。ファームウェアアップデートとかでアートフィルターが増えたら当然増えた分もブラケットで生成可能です。
当然ですが、ブラケットで使うアートフィルターは任意に選べますから、ケチ臭い3ショットが体に染みついている人は3枚だけ、というチョイスも可能です。

個人的にこのアートフィルターブラケットが面白くてオリンパスのボディは「やめられまへんな~」なんですよ。
なんというか、フィルム時代には絶対不可能だったデジタルならではの遊びであり、楽しみ方ですよね。
私は当初アートフィルターが発表された時「バカなの?」って否定的でしたが、アートフィルターブラケット機能をしって「天才なの?」って思っちゃいました。

まあ1ショットで20数個の写真が撮れちゃうわけで、メモリカードの残量が気になるところですが。