趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆2016 ホノルル・センチュリー・ライドへの道

ホノルル・センチュリー・ライド

というか、準備編?(初出:2016/07/08)

ハワイイでの滞在はもはやコンドミニアムじゃないとイヤ、という私ですが、今回はいろいろ考えて個人手配は止め、パックツアーに申し込みました。
理由はかんたん。
「いろいろ人任せ(ツアースタッフ任せ)でいいから」
です。

これが普通の観光だとパックツアーというのは、ホテルに運ばれる前に、買うものもないのにバスに乗せられて土産モノ屋に連れて行かれたり、特定のツアー参加の不良家族? に足を引っ張られて集合時間になっても集まらずに長くマタされたり、あげくに予定を切り上げられたりムダに急かされたり、別に必要も無い食事とか軽食をとるのにツアー客と相席のテーブルで落ち着かない等々、人見知りの激しい私には便利差よりストレスの方が多くてよほど(内容を考えると)格安なものじゃないと乗らないのですが、今回は「自分のバイクを(飛行機)輪行で持って行く」という大前提がある為、そのバイクに関わる手間や時間を考えて、ツアーが断然ストレスフリーだと判断したからです。

ただし、ツアーによっても自転車に関するサービス内容はまちまちなので、ズボラを決め込みたい(楽ちんさを求める)私は最もサービスが手厚いと判断したツアーを選んだのは言うまでもありません。

具体的には
1)一般的な無料枠である3辺合計203cmという枠を越えても、つまりバイクの梱包箱がかなりでっかくても特例として割増料金なしでオッケー。
◆メリット:合うサイズの箱さえ手に入れば、ぶっちゃけ、前輪外すだけ、つまり後輪もハンドルもペダルもディレイラーも外さずに梱包できます。つまり現地での組み立てもほぼ一瞬。ディレイラー調整なんか必要無し。

2)空港で預けると、ホテルの部屋まで運んでくれる。
◆メリット:普通、レンタカーを借りるわけですが、でっかい自転車梱包箱を積み込む事ができるのは、ミニバンタイプ。要するに超高い。レンタカー必要無い場合だとタクシーだけど、どちらにしろミニバンタイプで割高な場合が多い。当然、帰りも部屋でのんびり梱包するだけ。あとは空港で受け取って再び乗せればオッケーのお手軽さ。

3)走行出来る状態の自転車を部屋に保管可能なホテル付き。
◆メリット:1階のコンドミニアムだと問題ありませんが、ホテルタイプで上階になると持ち込み不可のところも多いので選択肢が限られる。でもツアーなら保証されているので安心して部屋にもっていける。問題はコンドミニアムに比べると圧倒的に部屋が狭いことですな。

4)メカニック同行。
◆メリット:箱から出して適当に仮組みしておいて、あとはホテルのロビーまで持っていって、メカの人に「よろしくお願いしまーす」っていって預けたら、センチュリーライドをきちんと走れるようにバッチリやってくれる。あと、イベント中は予備チューブさえ持っておけば、パンクしても伴走してくれるメカスタッフを呼んでチューブ交換から空気入れまでやってもらえる。

5)出発&ゴール地点に、ツアー専用のブースがある
◆メリット:腰掛けられるし、飲み物や軽食のサービスがある。というかそういう居場所が確保されているのはああいうライドイベントでは助かる。特に雨が降っている待合時など、屋根付き待合所があるのとないのとでは雲泥の差かと。

6)プロ選手が同行
◆メリット:当日は当然一緒に走って励ましてくれたり? するわけですが、それだけでもまあありがたい話ですけど、ツアー期間にも有料無料含めて複数のツアー独自のライドイベントがあり、そこでライディングフォームのチェックなどアドバイスも受けられるし、質問もできますし、そういうのは嬉しいところです。

7)打ち上げパーティがある
◆メリット:基本的にそういうのには興味がないので、実際に参加するかどうかは別問題ですが、同じツアーに参加している人達と望外に仲良くなったりすると、こういう打ち上げの場所が用意されていると参加して親交を深めやすいですし、ありがたいなあ、と思います。

8)マッサージサービス、ウェアのクリーニングサービスなども含まれている
◆メリット:利用するかどうかはアレですけど、ツアー料金に含まれているならマッサージしてもらってもいいかなあ。でも私、くすぐったくてだめなんだよな~。ウェアのクリーニングサービスはなくても別にいいけど、洗う手間が省けるという意味では、あるとありがたいやね。

という感じで。
「自転車で海外走りまくる」人だと203cmのしっかりした専用箱などを買って、それを利用する、もしくはお金持ちなので「追加料金? 全然オッケー」なパターンでしょうかね。
もっとも路線によっては203cmが限界で、超過料金払うから、と札ビラ見せてもダメだという場所(エア)もあるので、選択肢は203cmの箱がベストという事になるわけですね。

で。
私達の場合、来年の出走もほぼ決めているので、複数回使うし、だったら規程内の203cm箱を買って、面倒だけどディレイラーレベルまでバラして梱包しようと、ほぼ決めておりました。
が。
早めに発注しないと、ギリだと品薄で手に入らないかもしれないなあ、ということで梱包箱の手配に入ろうとしたのですが、そこでもう一度胸に手を当てて良く考えてみたわけです。
「アンタ、ホノルルのイベント以外で海外をバイクで走りたいのか? もしくは走る予定があるのか?」
とまあ、自問自答したわけです。
そもそも海外旅行自体が大嫌いな私ですから、できれば回避したいわけです。
そこにもってきて「全部お任せ」ツアーが存在しない場所に自転車を持ち出すような事をするか? という追加項目が加わるわけで。
「まあ、アリエナイね。少なくともホノルル以外の予定など皆無」
当然ながらそういう答えが出ますね。
つまり
「(行き先が)ホノルルのイベント限定なら203cm制限など無意味」
という結論に達しました。
つまり

・ハンドルを外さなくていい(再調整不要)
・ブレーキワイヤーを外さなくていい(再調整不要)
・リアホイールを外さなくていい
・リアディレイラーを外さなくていい(再調整不要)
・リアディレイラーのケーブルを外さなくていい(再調整不要)
・ペダルを外さなくていい
・サドルを外さなくていい

という感じです。
具体的には前輪だけ外し、ハンドルを90度切れば、それでオッケー、というものです。
普通の電車なんかで使う輪行袋に入れるより何倍も簡単ですね、ハイ。
そもそもケーブルをいったん外しちゃうと、イコール「ほぼケーブル交換」という事になります(私の場合。なぜならギリでケーブルカットしているから)。
コストもかかりますし、ケーブルはフレーム内蔵ですから、通す手間もアウター方式と比べるとけっこう大変です。
「やってられないよな」と思っていた203cm箱への梱包から解放されるということはなんてストレスのない事か。

というわけで、それ用の梱包箱を探したのですが……。
ない。(・∀・)
実はツアーの特別ルール「ここまでオッケー」なサイズをオーバーしちゃうやつならおあつらえ向きのモノがあったんですが……。

ここへ来て、今度は「その箱をどうするのか?」という問題に直面しております。
そこで、ネットで他の参加者は過去に於いてどうしているのか? と調べはじめたわけですが……。
マジョリティ? はシーコンのケースかよ!(・∀・)
あれ、一つ6万円もするんだぜ? うちは二台だから12万円かよ?
しかも使ってない時、基本的に折り畳めないので異様に場所を取るんだぜ?
値段もさることながら、皆さん、あれをしまっておける場所があるという事なんだなあ。
ホノルルセンチュリーライドに参加している人って大半がブルジョワだったのか……。
私達、かなり場違いか?(・∀・)

というか、あのケースって設計が古くて(自転車であればサイズ関係なくオッケーの時代に設計されたもの)203cmが多数を占める今の飛行機の手荷物規程から完全に外れちゃっているので、もう作ってないんじゃねーの???(なんか、まだ作っているようです)

マジか……。
あとはまあ、皆さんまちまちで、ざっと調べた範囲では「後輪外さず」系で運んでいる人はいない模様。
だってそれが入るサイズの専用箱はないのだから。

ということで現在悩み中。
何をどう悩んでいるかというと、二者選択ですね。
◆箱を自作するか
◆涙を呑んで、後輪を外すか

ここでバイクのことにアマリ詳しくない人になぜ私が後輪にこだわっているのかを説明しておきましょう。
理由は簡単。
リアディレイラーの保護が必要無いからです。
リアディレイラーって、バイクから見て横方向からちょっとちからをかけるだけで取り付け部分(エンド金具)をあっけなく曲げちゃうんです。
なので横方向からの応力は厳禁。
さらに問題なのはリアディレイラーのケーブルの取り回しロジックです。
電動式とハブ内蔵式を除く、ほとんどのリアディレイラーはチェーンステーに導かれたケーブルをいったん後方に跳ね上げ、それを前方に曲げてケーブルが取り付けられています。
どういう事かというと「後輪を外すと、フレームより後方にケーブルが飛び出る」という状況になるんです。
このケーブル(正確にはガイド用のアウターケーブルというやや太目で堅めのマカロニのような管。そのアウターケーブルの中を細いケーブルが通っている)が押されたりすると、アウターが破損したり、最悪アウターに無理な力が働くとエンド金具まで曲がっちゃう、みたいなハメになるわけで、それを回避する必要もあって、基本的に後輪外したら、リアのディレイラーも外すのが「安全策」なわけです。

大勢の皆さんが使っているシーコンのソフトケースですが、あれってリアディレイラーそのままで装着している人が大半のようですが、そのアウターケーブルのケアを考えてませんから、当たってダメになる可能性高し、です(基本的にソフトケースですからね)。

あ。
そうか。
皆さん、電動のディレイラーなんですね……。
ブルジョワの皆さんですもんね。
「ワイヤーケーブル? アウター? 何それ?」
な人達でしたか!(・∀・)
だったらシーコンもアリか。

この際だ。アルテグラのDi2に換装するか、二台分!
ざっと12万円×2で24万円だ。
でもってシーコン買うか、二台分!
ざっと6万円×2で12万円だ。
合計36万円+換装工賃だ(自分で出来るけどめんどくさいしね)。

……なので。
自作が面倒ならば結局リアディレイラーは「外す」必要があるわけですね。
もしくはエンド金具とケーブル類の予備を買って、一か八か外さずに梱包するか。
実際問題として、ネットに情報を上げている方に限って、ですが、ホノルルセンチュリーライドでバイク輪行してリアディレイラー周りがイカれちゃったよ~なんて声はほとんどありません。
なので杞憂かと。
エンド金具(汎用品は存在しない。そのフレーム専用のものになります)とかケーブル類(こちらはむしろ専用品がなく汎用品ばかりですが、普及品ではなく「いい」ケーブル使っているので)という現地で即手に入らなさそうなパーツを持っていれば、ツアー同行メカの方があとはよろしくやってくれるかなという考え方もあり、ですな。

いや、まて。
そう考えるともっと確実な方法がありますやん。(・∀・)
ディレイラーとケーブルを外すのは実は超簡単。たぶん私だと一分もかからない。
問題というか面倒なのは組み上げというか、ケーブル通しとかディレイラーの再調整なので、それを放棄するというテもありですな。
放棄するというのは、適当に組み上げたフリだけして(リアディレイラーを取り付けるくらい。それは一分で終わる)、ツアーのメカの人に「すみませーん、わかんなくなっちゃいました~。なのであとお願いしまーす」と丸投げすればいい話じゃん。(・∀・)
ツアー代金に入ってるんだし!!
ひょっとして私って天才?

今ココ。