趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★ZWIFT開始

自転車

ZWIFTとは……(初出:2016/11/04)

興味のある方は検索してください。実のところ私も詳しく理解しているわけではありませんので。
ごくごく簡単に言うと、ネットゲームの自転車版です。
もっとも「ゲーム」というよりはトレーニング、エクササイズプログラムだと認識しておりますが、他人との優劣を競う事もできますのでゲーム性も十分あります。
まあ、普通のゲームと違って主にフィジカルの差で他人との優劣が決まってしまう残酷性が高いのが特徴です。(^_^)
PCやMacにソフトをインストールして、アバターを作り、走るコースを選んで画面を見ながらクランクを回すというものですね。
ネットゲームなので自分以外にも画面上には世界中のプレイヤー(のアバター)が走っている事が特徴でしょうか。
普通のネットゲームと違うのはコントローラーで遊ぶのではなく、リアル自転車とローラー台、それにケイデンス(ペダル回転数)やスピード、心拍センサなどの各種センサが必要な事くらいです。

「くらいです」と書きましたが、普通のネットゲームより必要機材が多いのでかなりハードルの高いゲームなのは確か。
もっとも普通にスポーツバイクを趣味にしている人はサイコンとそれに付随するセンサ類をつけている自転車をお持ちでしょうから、あとはローラー台くらいでしょうか。

また私のようにすでにオフシーズンや雨期用にローラー台を導入されている人はゲームをインストールするだけなので、ハードルはほぼない感じですね。
というか、私の場合はハードルがほぼないから「やってみようか」となったのですが、ZWIFTをやるために一から機材をそろえるとなると、必須のローラー台だけでも結構な出費になることは確か。
ただし、ローラー台の導入にいまいち踏ん切りがつかなかった人はこれが購入する理由になるのではないでしょうか。

さて、私の場合はハードルが「ほぼ」ないと書きましたが、一つだけそろえないといけないものがありました。
あ、そうそう。
PCはいりますね。MacでもiOSのタブレットでもいいですけど要するにゲームをインストールする画面付きの機器が必要です。
そしてその機器にはバイクやローラー台に取り付けられた各種センサの信号を受信するための受信装置が必要になります。

ご存じの方はご存じだとは思いますが、バイク、つまり自転車用の各種センサは無線でサイコンとやりとりをするわけですが、その無線の規格が大まかに分けて二種類あるんです。
一つはbluetooth系。もう一つがANT+と言われる規格です。bluetooth系はPCなどの本体側に受信機があるので比較的つながりやすい(bluetoothにも規格があるのでbluetoothがついているから受信できるという訳ではない。詳細は省きます)のですが、ANT+を標準で搭載している機器はまずありません(一部スマートフォンなどにはかつてあったけど今は知りません)。

私はサイコン、つまりサイクルコンピュータはGARMINを使用しております。ANT+という規格は実はGARMINが提唱しているものなので当然センサ類はANT+規格です。
つまり私にとってのハードルというのは、そのANT+の受信機を用意しなければならないということでした。

早速ネットでチェックすると、実のところあんまりありませんでした。
基本はUSBのドングルです。無線マウスとか無線キーボードなんかをPCにつなげる場合、もしくはbluetooth非搭載のPCにbluetooth機器をつなげる時に取り付けるUSBドングルとまあ似たようなものです。小型のUSBメモリっぽいやつですね。
見つけたのは安価ではありものの怪しい? 中国製のものと、「え?そんなにするの」とも思える値段がついたGARMIN純正のもの。
しばらく悩んだ末に安全策? でGARMIN純正品を購入しました。

さすがというか当たり前というか、USBポートに指すだけで認識。
ZWIFTを立ち上げ、センサ登録画面を開くとあっさりと各種センサを認識して準備完了でございます。
アカウントを作成してアバターを作り、国籍を表すフラッグを選び(任意で選ぶので詐称可能)、複数あるコースから好みのもの(フラットコースとかヒルクライムとか)を選んで走り出せば、オッケーという感じ。

単にローラー台でペダルを回していると、リアル道路をを走るより疲れるんですよね。長続きしにくいんです。
それは精神的なものなのでしょうけど、風を受けるわけでもないですし、単調すぎて短時間で精神が拒否反応を示すというか。
なのでZWIFTの事は知識として知っていた私は、シーズンオフのローラー台はZWIFTを導入する事にいたしました。

まだ導入したばかりでなんともいえませんが、大画面で刻々と景色が変わるコースを眺めながらのペダリングは、確かに長続きします。特に自分で設定した時間を目標にするのと違って、コースには一周という概念があって、ゴールを目指すというモチベーションを持ちやすく、リアル道路と違っていつも同じコンディションのコースを走れるわけで、つまりタイムを目標にする事も可能です。
「機能よりタイムを一分更新したぜ」とかそういう満足感があります。
あとはまだ体験してませんが、バーチャルではあるものの、知り合いがいれば一緒に走れたり競ったりできるということでしょうか。
落車の心配はありませんし、接触もしません。車にぶつかることもなく自由に道路を走れますのでリアルよりいいかもしれません(いやいやいやいや)。

実は同居人が「めっちゃ楽しい」とハマっておりまして、このシーズンオフはこれでいけそうです。
あ、ちなみにローラー台は固定式にする方がいいです。三本ローラーはやめた方が無難です。ゲーム内じゃなくてリアルで事故が起きそうですし。