蛇足的なインプレですが、今回のテーマはこれ。
「バランス接続なら、どんなイヤホンでもいい音に聞こえるのか?」(初出:2017/04)
サクサク結論からいきましょう。
「Yes!Yes!! Yes!!!」
とまるで「est! est!! est!!!」的に記述する私でございます。
だってあーた(あーた?)、例の2500円の怪しい格安MMCX対応ダイナミックドライバーイヤホンをバランスケーブルに変えて接続すると、思わずこんなセリフが口をつくわけですよ。
「お前って、こんなにいい音鳴らすんだな!」
って、これ、SHUREのSE215LEでも同じ感想でしたね、はい。
要するにアレですよ、ズバリ「GRANBEATを使うなら、バランス接続しない手はない」です。
いや、言い換えましょう。
「バランス接続しないなら別にGRANBEAT買う必要なんてなくね?」
そう、バランス接続、それはGRANBEATを楽しむ為に「必要な」鍵。GRANBEATという鍵穴に合うのはアンバランスな3.5mmステレオミニプラグではない。2.5mmの4極バランスジャックなのだ!
いや、マジでそう言い切ってしまえるほど音の差があります。
そもそもバランス回路がウリのハードウェアなんですから、それを使うのが「普通」ではないのか、と。
GRANBEATにアンバランス接続して音楽聴いているのって、例えるならハイブリッド車を買ったのに内燃機関だけで走っているようなものです。いや、むしろフルカーボンで総重量6.3kgしかないバイク(自転車)を買ったにも関わらず、京都の洛中でグルメポタリングにしか使わないようなモノではないでしょうか?
スミマセン、わかりにくくて。(・∀・)
わかりやすい例え、わかりやすい例え……。
そうそう、ずっと好きだったクラスの女の子に夏休み前に思い切って告白したら実は両思いで恋人になったのに、夏休みにした事と言えば時々LINEでメッセージのやりとりをして満足してた、みたいな?
(いや、それが悪いとはいいませんけど、それなりに成熟した♂と♀が、タダでさえ開放的な夏休みにそれでいいのか、的な?)
うん、そんな感じ。
で、SHURE SE215LEと2500円イヤホンの比較ですが、音質の比較だけだと、SE215LEを10とすると、2500円イヤホンは9。というか、2500円イヤホンくらいいい音だと、もはや1万円も出してSHURE215LE買うのもばかばかしいとすら思います。
まあ、実際の運用については耳の穴へのフィッティングや音漏れ、遮音性などの総合判断になるので、SE215LEを10とすると7.5くらいになってしまいますが。
それにケチ臭いことを言えば、イヤホンが2500円なのにバランスケーブルは5000円という「納得いかない」感が漂うのも確か。因みに5000円のバランスケーブルって、バランスケーブルとしては底辺の価格なので。
言い換えると安いケーブルでもバランス接続するとイヤホンはパワーアップしちゃう、という事になり、要するに「バランス接続しないとGRANBEATがもったいない」です。いや「かわいそう」と言い切っちゃいましょう。
GRANBEATオーナー諸君!
どうよ? ここまで言われたらバランス接続を試してみるしか選択肢ないでしょ?
そしてバランスケーブルの沼に堕ちていくがいいわ。
ふふふ。(・∀・)
私? 私はこの5000円のケーブルで大満足。アガリです。「我が青春に悔い無し」みたいな?
因みに奥のケースはSE215LEのものではなくて、同じSHUREのE5c附属のものです。
なお、ファスナーもシェルも硬く、大きさの割になぜか容量がなく、要するにかさばるわ開閉しにくいわで非常に使いにくいシロモノです。