趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★FUJIFILM X-Pro2 ふぁーすといんぷれっしょん

カメラ

のプロローグ?(初出:2016/03/04)

さて。

また富士フイルムのカメラかよ!
でございますね。

しかも前回はX30というロートル(失敬)カメラの再評価。
いや、ロートルじゃなかったですけどね。充分現役。しかも相当いいですよ、というレポートだったはず。
で、今回はマジで最新ですよ。
だって今日(これをかいたのは3月3日)発売のヤツだもん。(・∀・)

で、X-Pro2。
私には、コイツの背後霊が見える。
名前はOLYMPUS PEN-F。
なぜ見えるのか?
個人の感想です。

PEN-Fの背後霊とは?
まあ、けっこう文句はあるけど、デザイン自体は気に入ったし、なによりE-P5から久しぶりのPENだし、ここはいっちょPEN-Fを買うか! と盛り上がったものの、背面のディスプレイをバリアングルにした理由が
「ひっくり返して張り皮貼って、クラカメらしさをアップする為」
だと知り、憤りのあまり予約をキャンセルしたところから生まれた霊なんです。

PEN-Fはキャンセルしたものの、新製品ラッシュが続くこの春商戦、一度芽生えた? 「カメラ買うぜパッション」が収まるはずもなく。
とは言え我がメインシステムであるμ4/3に投入された春のブランニューはPEN-Fのみ。そうなるといきおい違うカメラもしくはシステムから選ばざるを得ません。
一眼「レフ」は誰が何と言おうともう「絶対ムリ」なので、それ以外からの選択と相成ります。
まあ、色々と候補はあがった……いえ、ほとんど候補はありませんでした。
一眼レフを除くと、意外に「新製品ラッシュ」でもない事が判明。NikonのDLは興味深いけど、6月発売なので絵に描いた餅。「パッション」のはけ口とはなりません。

まあ、消去法ですね。X-Pro2を選んだのは。
強いて理由を挙げれば「防湿庫の奥」の存在が背中を押したのだと言っておきましょう。
防湿庫の奥には富士フイルム成分が多いというのは別途書かせていただきましたが、実は富士フイルムの交換レンズもあったんですよ。

当時使っていたXマウントのメイン機であるX-T1。ついにその操作性にイライラっと着た私は「富士(フイルム)のカメラはクソカメラ」だと決めつけ、Xマウントシステムを全て手放しました。
一本のレンズを除いて。
その「除かれた」レンズの存在を思いだし、あれから1年半。我が逆鱗に触れた富士フイルムも今では深く反省していることであろう。と判断。ならば、こう言わざるを得ない訳ですよ。

「見せてもらおうか。X-Pro2の実力とやらを」

まったく新しくなったというX-Pro1のブランニューモデルにはもともと興味がありましたので、まあパッションの持っていき場所としては良かったのでは無いかと思っております。
とは言え、「コイツはPEN-Fの代わりに買ったんだよな」とX-Pro2を見る度に思う私でございます。

さて、一応掻いておきますが、私はXマウントについては初期ユーザーです(でした)。
X-Pro1も買いました。
忌憚のない意見を申し上げるならば、X-Pro1は「クソカメラ」でした。もちろんいいところもたくさんありましたが、「クソ」の部分が私にとっては重要だったので、使うたびにイライラが募っておりました。
もっとももうずいぶん前(5年くらい前?)の話なので具体的な事は覚えていませんが、何しろトロいわOVFは見えが悪いわパララックスはでかいわでまったく使い物にならないわ、インタフェイス担当者をアイアンメイデンに入れてやりたいと真剣に思った程操作性がこなれてなかったわ等々で、値段が高いだけに怒りの度数も高くなっていた事だけは覚えております。
ああ、あとレンズ自体もクソだらけでしたっけ。
※適当に5年? とか書いた後に調べて見たところ、X-Pro1の発売日は2012年2月18日でした。なのでざっと4年前でした。

まあ、過去の話はこの際詳らかに記す必要なないでしょう。
重要なのは「クソレンズだらけのXマウントレンズにあって、唯一手元に置いておこうと思ったレンズ」がある、という事ではないかと。
それは、XF35mm 1.4Rというレンズです。
このレンズは特に大騒ぎするような超絶描写であるとか、そういう特徴があるわけでもないのですが、手元に残しておきたいと思わせたのは、そのバランスだったと思います。

明るいF1.4
クソレンズの多いXマウントレンズの中でにあって最多撮影距離が28cmと「比較的」寄れるレンズであったこと
高価なレンズが大半のXマウントレンズの中にあって、「比較的」お求めやすい価格であったこと
35mm 1.4というスペックの割には「比較的」小型軽量だと思えたこと
特徴あるヘンなフードが気に入っていたこと

等々が主な理由だと思います。
コレと似たような理由で、PENTAXのDA35 F2.8マクロというレンズもお気に入りで、長らく防湿庫の番人を続けています(事を今思い出しました)。

まあ、そういうわけで泣いても笑ってもXレンズはXF35mm F1.4Rしかないので、しばらくはこれを点けっぱなしでX-Pro2を評価していくことになります。
果たして別のレンズが欲しくなるのか、「やっぱいらんわ」とばかりボディもレンズもさっさと売り飛ばしてしまうのか、それはもう少しX-Pro2と、この3514を味わってみてからという事になります。

そうそう。
防湿庫の奥にあったのは、レンズだけではありませんでした。
予備バッテリも3個ほど発見しました。
経験上、古くても充電してみると意外に使えるとは思いますが、これもまあ試してみないといけませんね。

ということで、まずは第一印象です。
まだちゃんと理解してはいないので本当に第一印象だけ。
まずは「×」から。

× でかい(不必要にでかい)
× 重い(もっと努力して軽くしろ!)
× ダサい(デザイン変えろよ!)
× 露出補正ダイヤルがついている(使いにくいよ!)
× シャッタースピードダイヤルがついている(使わねーよ!)
× かっこ悪い(デザイン変えろよ!)
× 加齢臭が漂う(デザイン変えろよ!)
× OVFとかいらんのですよ(EVFのみにしろ!)
× 液晶が固定式(お前だけ大正時代か!)
× 赤ポチぼたん(録画ボタン)がない(よくやった! ってあれ?(・∀・))

以上、「そんなの全部、買う前からわかってるよね?」な評価ですよね。
ええ、もちろんわかって買いましたとも。
でかくて芒洋としたデザインでマジで不格好だなって心の底から思っているのにそれでもX-Pro2を買った理由は、「中味がよければ愛着が湧くに違いない。たぶん」と思ったからに他なりません。
「ブスは三日で慣れる」の法則に賭けてみた、という感じ?

というわけで今回は「×」の羅列でいったん終了。
次回は「○」のお話……ができるといいなあ。(・∀・)