初試聴の感想(初出:2017/02)
いや、今度は本当に聞いてみました。
が。
当然というか、予想通りというか、アタリマエというか、必然的にというか……。
「ぼへ〜」とした音ですな。
ユニットもエンクロージャーも完全な「新人」ですからね。
新人には仕事をするために研修期間が必要。
なのでしばらくの間は見習い期間みたいなものです。
「ぼへ〜」とした音に艶が乗ってきてから評価しないと「全然ダメ」って事になりますわな。
というわけで、官能評価というか換装はまた一ヶ月後くらい書きたいと思います。
いわゆるエージングというのをやるわけですが、けっこう時間がかかると思われます。
音を出し続けて数十時間である程度落ち着いてくると思いますが、本領発揮するのはもっとずっと後でしょう。
とはいえ、それだけじゃアレなので、AMA-131SSと比べて現段階である程度わかっている良いと思える点を。
・解像感はいい。
・いわゆる量感も上。まあスピーカーの口径というか音を出す面積がかなり違いますし。
・低音が速い。意味不明な表現ですが、そう表現するしかありません。すみません、ボキャブラリ不足で。
経験上、エージングが進むと劇的に改善すると思われるものの、現時点で悪い点は
・全体に音が「ぼへ〜」としている。既に書いてますが。
・音場が狭い。上下はむしろ広めですが、左右に狭い感じ。
・高音が薄っぺらい。例えばハイファットなんかトタン板を叩いているような音になってる。
要するにたぶん、ですが、新品なのでコーンの動きが硬い、重い、遅い故に生じる現象じゃないかと。
高音についてはフルレンジ同士の8cmと10cmというキャラクターの違いかもしれません。
もともとバックロードホーンは気持のいい中音と振動や反響がないシュっとした低音がウリで、高音域は苦手なんじゃないかと思われます。なのでツイーターとか追加しちゃっている人が多いですしね。
まあ、私は中音をブカブカ鳴らす程度で満足です。ツイーターとか追加してネットワークとかクロスオーバーの事とか考えてくるともうコンデンサー選びとか、またそっちで泥沼にはまりそうなので今回は全くソッチ方面には行かないぞ、と心に決めております。
なので一、二ヶ月経ってもAMA-131SSが越えられないようだと引退してもらうつもりであります。
まあ、単なるカンですが、アッサリと越えそうな気はしておりますが。