趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★brother A4インクジェット複合機 PRIVIO MFC-J987DN レビュー

高く付いた勉強代(初出:2015/02/09)

というわけで、6年ちょっと使ったEPSONのA4インクジェット複合機 EP-901Fが末期症状を迎え、安楽死させる事を決意した私が選んだ時期FXこと我が家のファクス付きデイリープリンターは、なんとbrotherのお買い得インクジェット複合機でございました。

決め手は
「本体に電話機、さらにデジタルコードレス子機がついている」
「本体に留守電機能もある」
でございました。

我が家には色々事情があって電話は二回線あるんですが、要するに電話が二個存在しているわけです。
そのうちのひとつは家庭用ファクス付き電話だったんですが、EP-901Fの導入に併せてモダンな? コードレス小型機に置き換えたました。しかしながらもう一つの方がモダンではないシャープのでっかいデジタルホンでございまして。
そのシャープの電話機なのですが、当時は非常に進んだ機能がございました。
というのも、「PHSを5台までデジタルコードレス子機として登録出来る」というものでして、NTTパーソナル時代のPHSを複数所有していた私はその機能がゆえにチョイスした電話機だったのです。
PHSの子機が複数台あって、各部屋に一個置いておけばどこでも即電話がとれる、という目論見だったわけです。
しかし。
時代は流れ、誰しもがケータイ電話、いやさスマートフォンを持つご時世、固定電話の必要性は日に日に薄まっているわけです。
そして現在、我が家では大昔のNTTパーソナルマークとパルディオマークが誇らしげに入ったPHSとその充電器は、ただの「ムダなデンキ食いデバイス」と化しておりました。
そう、このbrotherの複合機を買えば、電話機とコードレス子機がひとつついてくるわけで、もうそれでぜんっぜんオッケーです。しかも超コンパクト&スリムで子機にもでっかい画面がある!
NTTパーソナルのパルディオなんてメじゃありません。

という事で「よし、コイツだ」とばかり勇躍ポチったわけでございます。
で、ポチったのは昼食後のお昼を大きく回った時間。
にも関わらずその日の夜に件の電話付きファクス機能付き複合機は我が家にやってきてしまい、私は夜にもかかわらず、いそいそとセットアップをしてさっそく使い心地をチェックしたわけです。

で。
一番の問題はやっぱりデイリーL版プリントマシンとしての画質。
4色インク。そもそもビジネス複合機です。
たいした画質ではない事はわかっていますが、その「たいしたことない感」を取りあえず実感した上で覚悟しておこうと思ったわけですよ。
「まあ、この程度かあ。仕方ないね。でも充分かな」
そんなセリフを予め用意して、つまりはある程度のショボさは覚悟してプリントに臨んだわけですが……。

( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
, ._(;゚ Д゚) …

こ、これは!

ダメでした。(><)
ある程度は覚悟していました。
ノイズっぽくなるだろうな、とは思ってました。
でも多少なら全然オッケーかな、と思ってました。
が。
brotherのビジネスインクジェット複合機の写真画質は私のマイナス期待を大きく下回るアンダーグラウンドっぷりを思う存分見せ付けてくれました。
なんというかですね。
その。
色がおかしいんですよ。
くすんでるんです。
沈んでます。まるで茶色いヴェールをかけたような絵です。
ソフト側の問題なのかな、とかドライバの設定を間違ったのかな、などと色々やってみたのですが、そもそもこのプリンタのドライバって、画質に関する調整パラメータなど殆どなくて、Mac用ドライバだけかもしれませんが、ソフトによっては縦横をちゃんと感知しない有様。そもそもドライバ側に縦横指定がないのでソフト側で全部横位置にしてからプリントしていしないとダメとか、ちょっと完成度としてどうなの? 的な出来映えです。
というか、たぶんMacは想定外なのでしょう。
ビジネスプリンタっていうくらいですからWindowsユーザーが90%以上という想定なのでしょうね。
これはまあbrotherに限った話ではありませんが、Macでは実現出来ない機能もありますから。

という事で、ダメですね、これ。
少なくとも写真プリンタとしてはアリエナイ画質です。
素直にEPSONにしておくべきでした。

高い勉強代になりましたとさ。(´;ω;`)