その三(初出:2013/02/16)
α99をいじりながら、自問してみました。
「私はそもそもなんでこんなデカイ・重い・鬱陶しいという三重苦を背負ったカメラシステムを所有しているのだろう?」
使って楽しい、実用充分、レンズも色々そろっていて選ぶ楽しみもあるμ4/3があれば私の場合、99%は満足です。
μ4/3ではやや消化不良な部分はNEXとXが補完してくれますし、Qというオモチャもあります。
ようするそうなると理由は一つ。
「135版フルフレームのシステムを使いたい」
これしかないわけです。
センサのサイズ毎にやはり色々と違いはあるわけで、それを楽しむ為に135版を一つ持っておくというスタンスを、α99を機材整理……つまりレンズからストロボから一式システムを手放す事なのですが……によって失っていいのか? という疑問がどうしても生じてきます。
同じSONYのRX1がありますが、あれはフィクスドレンズ・カメラであってシステムカメラではないわけで。
もちろんRX1はレンズが固定式だからこそ意味があるカメラなのでRX1がダメなんて思ってません。
問題はRX1の固定レンズの画角が私の好みにまったく合わないという事実です。
「今日は(換算)35mmくらいで……」となった時も別にRX1なんて大げさなカメラを持ち出す必要は無いわけです。E-PL5にM.ZD17F18を付ければいいだけです。
RX1が28mmか24mmだったらよかったのですが、28mmはともかく24mmはまずありえないでしょうし、要するに私の求める35mm画角のカメラとしてはRX1は妙に中途半端な存在で、こちらはもう機材整理品として確定しました。
そうなると135版フルフレームに対して無くすには惜しいという後ろ髪引かれる思いがどうしても強くなるわけで。
でも、α99を持ち出すのは年に何回あるだろう? なんて考えると馬鹿馬鹿しいくらいコストパフォーマンスの悪いシステムを所有しておく事になるわけで、やっぱり私には必要ないよね? という堂々巡りが行われ中。