趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★事故の顛末【HOYA PENTAX K-5】

カメラ

(初出:2011/02/25)


(NEX-5/SEL1855)

いえ、事故って大げさですけど、数々の不具合を修正してもらう為に修理に出したので、その結果報告。
というか、覚え書き?


扉の写真は、修理から戻ってきたK-5君を記念にMILCSの風雲児? SONY NEX-5の標準ズームでパチリと撮ったもの。
背後からはOLYMPUSのE-P2のアクセサリポートにつないだ「触覚くん」で照らす、という感じで、レフ(方式カメラ)をMILCS(MIrror Less Camera System)で出迎える、といった構図。

にしても、触覚くん、使えないよん。
期待してた私がバカだったっていったらそれまでだけど、フレキシブルアームが全然フレキシブルじゃない。というか、フレキシブルだけど任意の場所で止まらずに勝手に形状が戻る。
こんなものをつくってたらアカンですよ、オリンパス。
いや、マジでさ。
ウケ狙いで一度披露したら終わり、みたいな。

閑話休題。
K-5。
先日HOYAから「K-5には撮像素子に通常のクリーニングでは取れないゴミが付着しいている固体が一定数あって、それを修理するので寄越せや」というアナウンスがありました。
ネットに流れていたそのニュースを偶然見つけた私は、うちのはそんなのないなあ、と思いつつも、手元にあったK-5をチェックしてみると……見事に該当固体だったようでして……。

もっともかれこれ数千ショットも撮影した本人が全く気付かないくらい(要するにあまり絞り込んで撮影したものがない)なので実害は無いと言えばないようなきもしますが。
なにせ相当絞り込まないと見えないものですしね。
ただ、そういうシチュエーション(絞り込んで階調のないものを撮影する)が無いわけでもありません。
空と雲なんかはけっこう撮りますから。
なので、別に頑なにこのままでいいなんて思ってませんし、ここは素直にタイミングを見計らって修理に出す事にしました。

ついでと言ってはナンなんですが、私の個体にあった不具合も一緒に報告して、この際一気に治してもらおうと思ったわけです。
不具合とは、

1)撮像素子に取れないゴミがあって、常に映り込む(これはアナウンスされていたメイン項目)

2)シャッターボタンを押した後の戻りが非常に悪い

3)水準器が大幅に狂っている

4)そもそも光学ファインダが傾いている

5)ダイアルが反応しない事がある

です。
で、宅配システムを使って修理に出したんですが……
な、なんと!
たった4日で返ってきました。
ありとあらゆるカメラメーカー(ちょっと言い過ぎ)の宅配修理を経験している私ですが、これほど早く返ってきたのは初めてです。
世界最高記録(私比)更新であります。って、二位が何だかわかりませんが。

戻ってきた個体をさっそくチェックしてみたわけですが、これが妙なんです。
手に取った瞬間に感じるなんとなくよそよそしい感じ。
いわゆる違和感ですね。
あれ? と思ったのは液晶保護フィルムです。
私はデジカメの液晶保護フィルムはもうずっとマイクロソリューションのものを使っています。
値段がリーズナブルなのと2セット入っている事、大きめのクロスが同梱されていて、かつパッケージが「家内制手工業か?」と思わせる程シンプルなところ。さらに専用品らしく液晶サイズに(リーズナブルに)ぴったりの形状、&充分な見え味等々で、ようするに多くの点で気に入っているわけです。
ちなみに液晶サイズにあまりにぴったりなので、不器用な人には向きません。
自称器用な人用です。念のため。
私は液晶保護フィルムは綺麗に貼りたいので、失敗したら張り直ししてます。何度でも。
いや、どうでもいい、まさに余談ですね、すみません。

で。
返ってきた液晶保護フィルム……。
微妙にズレてるんです。
K-5の液晶保護フィルムは、背面液晶とインジケータ液晶用の二枚必要なわけですが、どちらもずれてる。そしてどちらにも埃が入ってます。
私が張った液晶には当然アガ等埃など皆無。なので、ぱっと触ってさっと見た時にその違和感が私の第六感を刺激したのでしょう。

「あれ?」

そう、この時私はもしやと思いました。
で、チェックしたところ……

ボディは交換されていました。
ボディだけで撮像素子はそのままなんて、その逆はあってもそんなことはないでしょうから、おそらく全とっかえです。
証拠は2つ。

1)本体に付けている私だけがわかるパーソナライズ目印(要するに目印)がなくなっている
2)撮影した画像のexifの製造日が今年の1月末の日付だった
3)同じく、撮影ショット数が1になっていた

2,3については、exifを覗くユーティリティがはき出したデータなので信用おけるかどうかは別にして、以前のカメラで撮ったデータとは全く整合性がないのは確かです。
さらに1についてはおそらく私しかわからない場所に、しかも言われなければそれが印とは気付かないものが綺麗さっぱり消えていましたので、ほぼ間違いないと思われます。

ちなみに私のK-5も海外に持っていったりして相当な枚数を撮っていましたが、外観は新品同様の美しさなので、外観の傷などはまったくなく、それで違いを見分ける術はありません。

まあ、あまりに早く返ってきたのはそう言うわけだったのでしょうね。
交換だけならほとんど手間は要りませんから。

というわけで、ボディに傷があるような人はもっと単純に「ああ、交換したんだな」ってわかると思います。というか、多くの人は交換になっているのではないでしょうかね?
回収したボディは修理用部材に利用されるのでしょうか。
どちらにしろここまで周到だといったいどのくらいのボディを用意していたのだろうかといろいろ考えてしまいます。

なお、戻ってきた交換ボディですが、今のところすこぶる調子はいいです。
シャッターボタンも普通になりましたし、水平もPENTAXブランドのカメラとしては過去最高の水平度? を示していますし(K-7の時を考えると、またすぐ狂うような気がしますが)、ファインダの傾きもなくなりました。

そう言うわけで、ミルクス好きの私ですが、レフ式はやっぱりK-5とDAリミテッドレンズの組み合わせがあるとちょっと手元に置いておきたいよね、と思う今日この頃です。

それからK-5の限定銀色仕様モデルですが、一応予約しました。
製造数を予約数が相当上回っているようで手に入るかどうかはわかりませんが、楽しみです。