土曜日は諸事情の絡みで出勤していたため、夜になってからようやく試すことができました。
色々迷って悩んで、DACはKORGのDS-DAC-10Rに決定。(初出:2017/02)
でもただいま市場には払底中ということで、「つなぎ」として同じKORGの現行機種、DAC-100を購入し、10Rでさんざんお世話になるはずの純正ソフト、AudioGate4に慣れておこういう目論見でございます。
すぐに開封して使わなかったのは、スピーカーユニットの聴き比べなどをしていたため、DACを変えちゃうとめんどくさい事になる事がわかっていたのと、リビングでのPCオーディオ環境がWindowsPCを使う為、ドライバーのインストールとかその辺を考えて「面倒くさそうだな」と言う感じで気分や時間的にゆったりした時にまとめてやろうと考えていたからです。
これが以前のMacベースの環境だったらサクっと付け替えていたのでしょうけどね。
まあ、その辺は鹿田ありません。
で、開封してみました。
いやあ、イケてますね、コイツ。
写真で見た時は単に奇をてらったような、言ってみればオモチャちっくに見えたんですが、実物はかなり好印象。金属スパイクの脚なんて見るとピュア・オーディオ機器のようです。
KORGなのに!(・∀・)
まあ、その割りにUSBバスパワーってところがどうなの? という気もしますが、電源部分を廃してノイズを嫌ったのかもしれません。
KORG製品って大昔にキーボード買って以来かな。
なんとなく懐かしくもいい感じです。
で、さっそくドライバーと純正ソフトのAudioGate4をインストールして接続して、怪しい3000円のDDCと聴き比べてみました。
聴き比べに使ったソースのフォーマットは、またもやアリモノでALAC。
DSDを聴きたくて買ったというわけではなく、現存ソースをどう鳴らすかが重要なので。
曲は当然? いつも聴いているアニソンから、
nano.RIPE 「月花」です。
きみコのヴォーカル、好きなんですよね。(・∀・)
歌謡曲全盛の大昔だと絶対受け入れられなかったでしょうね、この声。
KOTOKOなんかもそうですが、歌唱力抜群でも声質で相手にされなかったであろう時台と違って、今はちゃんと評価される場所もあるし人もいる。
うん、いい時代だなあ。
接続方法ですが、できるだけDACの差がわかりやすい様に、
PCーDACーパワーアンプースピーカーというシンプルな接続にしました。
通常核にしているAVアンプは使いません。
さて、まずはKORG DS-DAC-100。
冒頭のゆったりしたドラムソロが中央部にきちんと定位していて、音は引き締まってタイトな感じに鳴ってます。なかなかいい感じです。
その後に音場が左右に広がり、スキャットが続きますが、ここでも倍音が綺麗にでていて好印象です。
その後のギターストロークも解像感が感じられて、ライトゲージじゃなくてコンパウンドゲージのような音がします。いや、アコギじゃなくてエレキでしょうからあんまり関係ないんでしょうけど。
全体に上品で解像感が高く、整理された音に感じますね。
いや、良い音です。
でも、これはAudioGate4というプレイヤー音がいいのかもしれません。
という事で、Amzonの3000円の怪しいDACに切り替えてみました。
結果。
3000円のDACの勝ち、という結果になりました。
因みに接続方法は、DS-DAC-100とアンプの間はバランス(XLR)、3000円DACはRCA-XLRの変換ケーブルです(どちらもbelden製)
解像感と上品さではDAC-100ですが、好みの音だったのは3000円DACです。
すみません、安い耳で。(>_<)
実は今回、3000円DACをはじめてDACとして使ったんです。
それまでずっとDDCーSONY AVアンプーパワーアンプという接続だったので。
すると、どうでしょう?
全体的にKORGより元気で活発な音が鳴るんです。3000円なのに。
解像感は確かに差が出るんですが、それは音楽ではなく、分析的に音を聞いたらそう感じるということで、音楽的には3000円DACの方が「良い音」に聞こえました。
低音のしまりは今ひとつですが、もともとスピーカーがバックロードホーンなのでボワっとした量感は出ないので相性は悪くありません。ハイエンドについてもKORGの方が「出て」いる気はしますが、そう思って聴けばそうかも? というレベル。
それより何より女性ヴォーカル、この曲の場合はnano.RIPEのきみコが楽しげに歌っているように感じるんです。いや、元気よくというか機嫌良く声を出している感じですね。
うーん。
他の曲でも聴き比べました。男性ヴォーカルでも比較しましたが同じ感想でした。
この辺りは好みですね。
私の安い耳のせい、つまり好みの差で選んでいいくらいの差しかないということでしょう。
つまりDSD関係なかったら3000円のDAC、すごくない? という感じ。
で。
もう少し聞きこもうという事で、そのままAudioGate4とDS-DAC-100を使って曲を流しながら今度はスピーカーユニットをPARC Audioのパルプコーンに変えてそっちのチェックをしていたのですが、ここでトラブルが。
AudioGETE4がハングアップするんです。
しかも、こうなるとアプリを終了しても二度とつかえません。
使える用になる為にはPCを再起動するしかなく。
何度か試しましたが、やはりある程度そのままにしているとハングアップ。
曲と曲との間でハングアップしますね。一曲の途中じゃなくてある曲が終わるとそのままならないのでアレ? と思っていると止まっている、と。
だいたい数曲から十数曲くらい。曲数でハングアップするわけではありません。
なので面倒になってプレイヤーをMediaMONKEYに変えて使おうと思うと……MediaMonkeyが発狂しているではありませんか。
音が出ず、プレイリストの曲が一瞬で次々と切り替わって行くだけです。延々。
こちらはDS-DAC-100を取り外さないと元に戻りませんでした。
ドライバの設定もデフォルトでダメだったので色々弄ってみたのですが、さっぱり改善しません。
うーん。
理由はわかりませんが私のPCとはドライバーの相性が悪いようです。何かがコンフリクトしているのかなあ……。
音質もそうですが私との相性が悪いのか。
因みにWindows10、64bit。アップデートは最新までやってます。
ハードウェアかドライバーか、アプリケーションか?
原因がわからないので、書斎のMacに繋いで検証してみることにしました。
ついでなので、書斎のMacで使っているDAC(正確にはDAC搭載アンプ)と聞き比べをしてみました。
書斎のMac(iMac)のUSB → DS-DAC-100(モガミ製RCAケーブルで接続) → ラステームRSDA302U → スピーカーという接続です。
RSDA302Uは単体でDAC搭載なので、DAC-100を繋いだ場合とはずした場合の音の比較です。RSDA302はUSB接続とRCA接続のインプット端子がありますので切替できるんです。
で。
ここでもKORGは私との相性が悪かったようです。
というか、RSDA302U、すげえ! という感じ?
全体に明るくて音に力がある。しかも音場は広いという。
KORGとラステームの相性が悪いのかもしれません。
あと、私のRSDA302Uはノーマルではなくて、開腹? してオペアンプを高級品? のMUSES02に換装しているのでチップの相性もあるのかもですねえ。
というわけで、音質を求めた場合、KORG DS-DAC-100は私の好みではありませんでした。3000円の安DACや、倒産した大昔のガレージメーカ−? のアンプ搭載DACの方が私の好みだったようです。
もっともRSDA302Uはいろんなアンプと聴き比べて生き残ったアンプなのでもともとけっこうPCM再生では地力があるというか好みだったわけですが。
さて、どうしようか、と思っていたら……。
Mac(OSはエルキャピタン)でもAudioGETEがハングアップ。
control+option+escで強制終了しないと終わりません。
で、Windowsと同じで一度ハングアップするとMacを再起動しないとつかえなくなりますな、このアプリ。
うーん。クソアプリ?
つきあいきれんわ。(>_<)
ということで10Rを買った時のためになれておこうと思ったソフト自体が信用できない、というか、使いにくいっ! という悪いイメージだらけに。
音はそこそこよさそうです。少なくともitunesよりはいい。でもAudirvanaの方が好みですが。
とういことで、10R導入をやめようかと考え中。(>_<)