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★【SONY Xperia 1Ⅱ】は横幅が狭いのになぜ私はメイン・スマートフォンに選んだのか?

PC IT系

ちゃろー(^^)

「しらんがな」

私の疑問を見た皆さんはきっとそう思われたに違いありません。
そうでしょう、そうでしょう。
そんな他人のモノローグには私でも内心で「知らんがな」と言うしかないと思います。

だがしかし!
これは迷えるアホなガジェッターの備忘録。
温かい目で見ていただければ幸いです。

◎One Plus 8Proは3日で飽きた

まあ、3日はいいすぎかもしれませんね。
3時間くらい? ^^;

冗談はさておき、ベンチマークアプリのパフォーマンス的には過去最高@私な8 Proですから、その120Hz駆動の有機ELディスプレイのヌルヌルな操作感に酔い続けていても良かったんです。
しかし、そんな酔いを覚ましてくれる問題点が、8 Proには存在したのです。

問題点……というのは大げさかもしれません。
たぶん個体差もあるでしょうから、私以外の多くの8 Proユーザーからは「何いってんのかわかんない」と思われる可能性があります。
そんな8Proファンの攻撃を恐れながらも、敢えていいましょう。

問題点その1:レンズが逆光に弱すぎる!
問題点その2:Bluetoothの接続が不安定すぎる!!
問題点その3:バッテリーの保ちが悪すぎる!!!

◎レンズが逆光に弱い

一般的なレンズにも言えることなのですが、そもそも開放値をムリに明るくするからこういう弊害が出るんです。
これがマニュアル撮影可能な一般的なカメラのレンズだったら「少し絞ればいい」っていう話になのですが、そうは問屋がおろさないのがカメラであってもカメラじゃないスマートフォンのレンズの困ったところなのです。
まあ、現代の要求水準だとカメラ用交換レンズであっても「絞れば問題ないので、解放はフレア爆発です」なんて許されませんけどね。

もっとも8Proのレンズは「盛大なフレア」くらいでしょうか。
もちろん「コントラストはどこへ行った?」状態に陥ります。

8Proの記事にも少し書きましたが「これならHUAWEI P30 Proの方がいい」という話なのですが、そこはほら、アレですよ。
物欲という「妖怪のしわざ」なので仕方がないのです。

◎Bluetooth接続が不安定

これこそ個体差や利用アプリとの相性などもあって「あんたの8 Proと私の8 Proは違うんじゃね?」とツッコミが入るような項目かもしれませんが、敢えて。

短期間しか使用していないのであまり真剣に検証していないかもしれませんが、私がイラっとした現象は次の通り。

○ケース1:一度ペアリングしたヘッドフォンなのに、毎回Bluetoothのon/offをする必要がある

これはもう、マジでイラっとします。
通常であれば、一度ペアリングしたBluetoothヘッドフォンの場合、ヘッドフォンの電源を入れると、ヘッドフォン側の操作でスマートフォンの中にある音楽ファイルを聞くことが可能です。

が。
8proの場合はかなりの頻度でそもそもBluetooth接続が行われません。
どうするかと言うと「設定」やショートカットエリアから「Bluetooth」を一旦offにして、少し待ってonにし直すという作業が生じます。
プレイヤーソフトを立ち上げた状態でヘッドフォンの電源を入れると普通に接続する事もありますが、要するに不安定なのです。
一度接続が始まると安定しているのですが、ヘッドフォン側でポーズ状態にすると、再開した時に無反応になる、ということはザラにありました。

○ケース2:Garmin CONNECTがすぐ切れる

個人的にはヘッドフォンよりこちらが問題です。
私はハートレートセンサとしてロードバイクのサイコンにも使えるGarminのInstinctというカシオのGショックのパチもんみたいなスマートウォッチを使っています。ライフログ用として風呂に入る時以外は24時間つけっぱなしです。
で、InstinctはGarmin CONNECTというアプリを介してBluetooth経由でいろんな通知を表示する仕組みなのですが、これがすぐに切れる。
機嫌のいい時は数時間繋がりっぱなしのときもあるのですが、下手をすると再接続した数分後にはまた切れる、なんてこともあります。

普段から特定の人からの連絡や重要な通知しか表示させないようにしているのですが、その選りすぐった通知が来ない(というか四六時中スマートフォンを見ていない私は気づきにくい)というのは結構困るのです。

◎バッテリーの保ちが悪い

これも色々と要因が考えられるので人によって差が大きな項目ですね。
また、バッテリの保ちについての許容範囲も人によって全く違うと思います。

でも私としては「さすがにちょっとこれではメイン端末としては使いにくい」と思わせるくらい悪いのです。
どれくらい悪いかと言うと、自宅を出る時100%だったのに、片道2時間の通勤で、残量65~60%くらいまでごっそり減ります。
HUAWEI P30 Proだと減るのは悪くてもせいぜい20%まで。
バッテリ容量どうのこうのではなく「職場についたら充電が必須」という前提の運用では困るのです。

あまりにバッテリーの保ちが悪いのでバックグラウンドで走っている怪しいソフトがないか調べたり、新品のバッテリーの通過儀礼(シャットダウンまで使ってから充電する、を2、3度繰り返す)を行ったりしてみましたが、改善されず。
Wi-Fi切ってみたり、NFC切ってみたり、GPS切ってみたりといろいろ試しましたが、役には経ちませんでした。

なお、ディスプレイは120Hzで使用しています。せっかくある性能ですから、60Hzに下げるという選択肢は私にはありません。

◎改めて「メイン・スマートフォン探しの旅」に出る

結論。
「こりゃアカンわ」

というわけでこれ以上OnePlus 8 Proに時間や労力を使うのは人生の浪費であると決断した私は、穴を埋める助っ人を探すことになったのでした。

ではさっそく私が作成している「気になるスマートフォンの画面サイズ比較表」というエクセルファイルのリストを見てみましょう。
OnePlus 8 Proがダメとなると……んんん? ハイスペックモデルに限るとiPhone郡を除いて、めぼしいものは無いっすね。^^;

私がスマートフォンに求める項目、すなわち

1.Qi対応
2.防水機能付き
3.短辺の実画面サイズが65mm以上

という3大評価基準を満たす端末がない(※そもそも個人的な選択肢に入らないメーカーもあります。お察しください)。

◎端末選びの視点を変えよう

無いものはしかたありません。
考え方を変えるしか無いでしょう。
というわけで私に残された選択肢は次の2つ。

1.一部妥協して、カメラ(レンズ)機能を重視して改めて探してみる
2.HUAWEI P30 Proをメインカメラにする

うむ。
バッテリーやBluetoothについては「使ってみないとわからない」部分なので敢えて考慮するべき点とはしませんでした。

この2択だとアレです、迷う必要などありませんね。
というわけで私は「一部妥協するものの、カメラ機能を重視した機種選び」をすることにしました。

いそいそと苦渋の決断?をした私は、後顧の憂いを断つべく? HUAWEI P30 Proを手放すことにしました。なぜって「P30 Proでいいじゃん」という正論を吐く理性の囁きを封じるためです。
そしてさっそく候補と思しきいくつかのスマートフォンの詳細をチェックすることにしました。

◎スマートフォンをコンパクトカメラとして使ってみて思ったこと

面倒なので? 途中を割愛しますと、私がチョイスしたのはSONYのXperia 1Ⅱ(エクスペリア・ワン・マークツー)です。
Qi対応で防水端末。ただし横幅は狭いのでコミックリーダーとしてはイマイチだけど、ハイエンドモデルという立ち位置のスマートフォンです。

Kindleコミックリーダーとしての機能を妥協した理由については別項に譲るとして、まずはXperiaを選ぶ決めてとなったカメラ機能について少々語ってみたいと思います。

○画質は劇的にアップしていた。だが……

スマートフォンで撮った写真が、いつの間にかコンパクトカメラのそれを凌駕していて驚いたという話はHUAWEI P30 Proを購入した時の記事に少し書きました。
P30 Proを使ってみて、私は手持ちのコンパクトカメラのうち、APSサイズより小さいセンサーのカメラを使わなくなりました。
それくらいの進化をしていたわけです。

でも、P30 Proには個人的にちょっとした「気になる」部分がありました。
それは、色です。
最初は「まあどうしてもダメならソフトで処理すればいいか」と思っていたのですが、だんだん鼻についてきたわけです。
「色が変」というのはなんというか、こうボディブローのようにあとになって効いてくる感じですね。

One Plus 8 Proはどうだったかと言うと、こちらはP30 Proと違って色にはさほど違和感を覚えなかったのですが、記述の通りP30 Proと違って「逆光耐性」が私の要求水準に達していなかったので、ある意味「問題以前」でした。P30 Proの場合は色を調整すればリカバリ可能ですが、逆光耐性がない場合はそもそもその色がない、ディテールがない、どうしようもない、という状況ですからね。

そこで選んだのがXperia 1Ⅱです。
カメラ基準で考えた場合、Xperiaはコンパクトカメラから移行しやすいと考えます。
それは「物理的なシャッターボタン」の存在です。
スマートフォンが最初のカメラ系の人には刺さらない特徴ですが、コンパクトカメラから持ち替えようとかと考えているオールドタイプにとってはある意味「ブリッジカメラ」として最適なインタフェイスといえるでしょう。

またXperia 1Ⅱには標準搭載されているカメラアプリが2種類あって、一つはいわゆる「スマホのカメラアプリ」で、こちらはマジョリティ向け。
それとは別に用意された「Photography Pro」というアプリがあるのですが、こちらが「オールドタイプ」向けに用意されたもので、私なんかは「これこれ、私が求めているのはこういうカメラっぽいインタフェイスなんだよ!」と喝采を上げてしまいました。
というか、このアプリの存在を知ったことがXperia 1Ⅱに興味を持ったきっかけと言っていいでしょう。

このアプリはなんというか、普通のカメラだと「プロモード」として用意されているモードが独立したものと考えるとわかりやすいと思います。
普通のカメラアプリのプロモードと違うのは、独立したアプリで、インタフェイスもガラっと変わってしまうことです。
一方で普通のカメラアプリのプロモードと同じなのは、普通のカメラアプリから呼び出せるモードの一つでもあるということでしょうか。

要するに各種パラメーターへアクセスしやすいインタフェイスになっているということです。
またこのアプリ、ちょっとニヤっとしたのは撮影する場合は画面タッチが使えないという「縛り」があること。本体にある「独立した物理ボタン」でしかシャッターが切れないのです。
ロードバイクのヒルクライムで「アウター縛り」とかされるのは嫌ですが、こういう縛りは好物です。^^;

というわけで、SONYのサイトでXperia 1Ⅱの撮影関連のコンテンツをチェックしているうちに、だんだん気持ちが傾いていったのでした。

◎Xperia 1Ⅱに決めた理由

逆光耐性?
ンなもの、試してみるまでもなく8Proよりいいに決まってるじゃないスか。
だってレンズ横にプリントされてるでしょ?「ZEISS T*」って。
これも決め手の一つでした。

私のようなはるか昔のフィルムカメラ時代からのカメラ好きにとって「T*」と書いてあるレンズなら「最高クラスのレンズコーティングが施されている」という暗黙の了解というか理解をするものなのですヨ。そりゃもう、ある意味盲目的に。
もちろん「最高」ではないかもしれませんが「最高クラス」ではあるだろう、と。

言ってみればそれは最高クラスとはとうてい思えない8Proのレンズコーティングよりは絶対いいという証明のようなもの。
それは私がそう判断するのに充分なアイコンだったのです。

他社にはZEISSのレンズを搭載したカメラはありますが、XperiaでZEISS銘が入るのは1Ⅱが初めてではないかとおもわれます。
こういうプレスリリースまで出すくらいですからね。

ソニーとZEISS 戦略的な協業をXperiaスマートフォンに拡充
ソニーとZEISS(ツァイス)は、両社の戦略的な協業を、デジタルイメージングからXperiaスマートフォンに拡充します。本日発表したソニーの新フラッグシップスマートフォン『Xperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー)』は、T*(...

あと、他社が使っているZEISSブランドレンズにはT*マークは入っていなかったはず。
つまりスマートフォンでT*マークが入るのは1Ⅱが世界初?
これはもう「8Proより逆光耐性が低い」とは考えられませんよね。

逆光耐性は期待できる。
そしてカメラインタフェイスは望んでいたもの。
Qi対応。
防水機能あり。

この要件を満たすスマートフォンは、1Ⅱを除くとほぼ存在しないといっていいかもしれません。
Kindleコミックリーダーとして劣ることに目をつぶれば、そして妙に縦長で収まりが悪そうなシチュエーションがありそうな事を予め覚悟できるなら、ある意味理想のカメラといっていいでしょう。

◎Kindleコミックリーダーは別に用意する

実は……ちょっと前からコミックスはこれで読んでるですよ。
これ、というのはコレ。
Fire HD 8 Plus タブレット。

ちなみにXperia 1ⅡのAI、この画像を「料理」と判定しておりました。アホっすね。^^;

コミックスはやっぱりスマートフォンよりタブレットですよ。
アタリマエですけど、結局タブレットを持ち歩くようになったんですよ。
なのでもうスマートフォンでは基本的にKindleアプリ使ってないんですよ。

つまり妥協する為の障壁はないのでした。

◎少し使ってみてがっかりしているところ

ファーストインプレ、まずは期待はずれだった項目から

逆光耐性は問題ありません。
P30 Proと同等以上かな、と思っております。向こうもLEICAブランドをぶら下げているだけ合って、比較してわかりましたが「さすがLEICA」と言っていいのではないかと思います。
T*はLEICAを軽く凌駕するのではないかと思っていましたが、残念ながらそうはいかず。「同等レベル」というのが冷静な判断でしょう。

それよりも期待が大きかったせいもあって、「うーん」と唸る、つまり「がっかり」な部分が目に付きました。

○ナイトモードがない

最近のフラグシップスマートフォンなら、アタリマエのように搭載しているナイトモードが搭載されていません。
なんというか、普通に暗い写真が撮れるわけで、それはまあ例えばP30 Proのナイトモードで撮影した「現実を超越した画像」と違い「見た目に近い」というか現実感あふれる画像なのですよ。
「超現実」な夜景写真を撮りたい、と思う時、Xperia 1Ⅱはその期待に答えられないわけです。
逆にP30 Proは「いつもいつもい異世界みたいなやつじゃなくて、現実感のある夜景が撮りたい」と思えば撮れるのです。

○マクロ機能がプア

おもったより寄れませんね。
これが一番のネガかもしれません。
スマートフォンのカメラ=相当寄れる という構図に慣れすぎていた私が悪いのかもしれません。
もちろんXperia 1Ⅱと同等に寄れないスマートフォンはたくさんあるのでしょう。
でも「寄れるのがアタリマエ」になっている私にはちょっとこの「縛り」は辛いものがあります。
実用で困るのは提示されたQRコードが小さい場合です。
認識しないことが結構あります。

○AIがプア

先述のAmazon Fire HD 8 Plusの写真のところにちょっと書きましたが、カメラ用AIはポンコツです。「迷ったら料理」みたいな。欠食児童か?^^;

このあたりは中国製のフラグシップ系スマートフォンの進化っぷりに比べると辛いところで、あまり期待しなければOKなのかもしれません。

○顔認識機能がなかった

これは買ってから、というかセットアップの時に初めて知りました。
イマドキのフラグシップ機にまさか顔認識機能がないなんて毛ほども思っていませんでしたので、結構ショックでした。
おもわず「マジか」って声出しちゃいましたよ。^^;
まあ指紋認識が(今のところは)快適なので実用上困ることはありませんが……マジか……。

◎Xperia 1Ⅱで気に入っているところ

最後に、まだ使い始めて少ししか経っていませんが、現時点で気に入っているところを。

○デザイン

iPhoneが12で、フチを立ててきましたが、Xperia 1Ⅱもフチ(側面部分)が立っています。背面パネルがフラットなのも◎です。
個人的にはフチがラウンドしているタイプより断然こっちが好きなので、非情に気に入っております。
カメラ部分も出っ張りはありますが、存在を主張しすぎることはないレベル。
配置もXperia 1のはいただけませんでしたが、1Ⅱでは反省?したのか、無意味な主張はやめて左上に配置されたことで、スマートフォンとして悪くない顔をしている、というか結構イケメンになったと思います。

色は好みですが、私が買ったのは直販(SONYストア)専用のマット仕上げのブラック(フロストブラック)なのですが、その表面処理もかなり気に入りました。


私はスマートフォンの色に基本的に黒は選ばないのです。今回も最初は白にするつもりでしたが、「専用色」という文字に釣られました。
結果として大満足です。

○OnePlus 8 Proでイライラした項目が快適だった

まあ、アタリマエなことがアタリマエに動いているというだけの話で、Xperia 1Ⅱがどうだ、という話ではないのですが。
具体的には、

1.Bluetoothヘッドフォン=が快適に動作している
2.Garmin CONNECT=Instinctに問題なく通知が届いている
3.バッテリーの保ち=普通に?いい

です。

○画面にレンズのノッチがない

縦横比で長辺が普通のスマートフォンよりかなり長いからこそ出来たことなのでしょうが、やっぱりアレは無いほうがいいですね。
地味ですが「○」をあげてもいいとおもいます。画面には○がないだけに。^^;

とまあ、チト高めの買い物でしたが、今のところの満足度は「まあまあ」でしょうか。
カメラ機能がもうちょっと頑張ってくれると「最高!」なんですけどね。

つづく……かしら?


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