趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★我が家の炭酸水戦線に異常あり!? ペットボトルか、それともSodaStreamで自作か?

家電

やっはろー(^^)

突然ですが、私は炭酸水が好きです

どれくらい好きかと言うと、炭酸水があれば、別にビールなど一滴も要らない、というくらい好きです。

なお、どうでもいい情報ですけど最初からオレンジだとかレモンだとかのフレーバーがついたやつを私は好みません。ちなみにこれはビールも同様で、ベルギー的なフレーバー系ビールはカネを出して飲みたいとは全く思わない派です。
なので炭酸水といえば真水に炭酸を加えた「ただの炭酸水」に限ります。

◎我が家の炭酸水事情?

もちろん?炭酸水は箱買いです。
中身は500mlのペットボトル。
同じ商品で容量が大きい1000mlのペットボトルもあるのですが、炭酸水の場合は「飲みきらないといけない」という強迫観念がつきまとう飲み物なので、値段的に安いとわかっていても大容量のものは買いにくいのです。
なので500mlのケース買いです。
玄関先まで持ってきてくれる通販で買うのが便利なのですが、近所のスーパーマーケットで買うほうが安いので、普段は徒歩でいくそのご近所スーパーマーケットにクルマで行ってまとめ買いしております。ちなみにクルマだと1分かかりませんのでクルマにとっては極めて悪い使い方なんですよね。^^;

さて、そんな感じで炭酸水を消費している炭酸水好きとしていつも思っているのが「炭酸水専用蛇口がほしいな」というもの。
愛媛県にはみかんジュース専用蛇口が各戸にあるんだから、炭酸水好き用に「炭酸上水道(下水道は不要かと)」があってもいいはず、と考えておりました。
で、知ったのが「ホームベーカリー」ならぬ「ホーム炭酸水メーカー」です。
これがあれば自分で水道水を炭酸水にジョブチェンジすることが可能。
「ほほう」と興味を持っていましたが、ホームベーカリー同様「一歩踏み出すのにちょっとした決意がいる」みたいな感覚があって導入しておりませんでした。

◎突然SodaStreamがやってきた

そんなある日のこと、我が家に突然「炭酸水メーカー」が降って湧いたのです。
キャンペーンに当選したとかで、その賞品として送られてきました。
ちなみに私も同居人も応募した記憶はなく、要するに身に覚えのない賞品なのですが、種明かしをするとあるお店のスタッフが「ウチ、ちょうどキャンペーンやってたので応募しておいたんですが、それが当たってたんですよ。ラッキーですね!」という感じで勝手に……いや親切にも?応募してくれていたのでした。

その炭酸水メーカーは「SodaStream」というメーカーの製品で、炭酸水メーカーのトヨタ的なシェアを誇る、要するにメインストリームなヤツでございました。

ソーダストリーム SodaStream|オンラインショップ

まさに「興味はあったけどなんとなく手を出していなかった」モノがロハで手に入ったわけで、棚からぼたもち的な気分になったのですが……。
製品到着後、一ヶ月ほど経ったのですが、いまだに使っておりません。
というか、実は開封もしていません。
理由は2つあります。

1つ目は「在庫の炭酸水がたっぷりあるから」です。
使い始めたらそっちばっかり使って在庫を持て余すことになるのも嫌ですから、在庫が底をつき始めてから使い始めるのが妥当だな、と当初は考えていたのです。
2つ目の理由は「炭酸水メーカーって、本当にお得なの?」という疑問が頭をもたげてきたからです。

そこで冷静になってペットボトルと炭酸水メーカーのメリットとデメリットを比較検討することにしました。

最初にお断りしておきますが、メリットやデメリットはあくまで我が家もしくは我が家のライフスタイル視点からのものなので、一般的な価値観とは違う可能性が高いと思います。

◎単価(ランニングコスト)比較

我が家は500mlペットボトルを購入していますので、この単価を基準にすればいいわけですね。

○500ml入ペットボトル

お値段は48円(税込。以下同)/500mlです。
たまに特売で37円位に下がることがあり、この時は「在庫の箱全部頂戴」的な大人なまとめ買いをしております。^^;
あんまり箱の在庫数を持っていないのがご近所スーパーの難点ですね。

というわけで定期的に特売があり、1年に均すと、概算では43円くらいじゃないかとおもいますが、ここは通常価格の48円/500mlとします。

○SodaStream

これはまだ使っていないのでリアルデータがないため、申し訳ありませんがカタログデータでいきます。
ソーダストリーム交換用ガスカートリッジSSG0002がランニングコスト用の製品となります。これは定価2160円です。
カタログデータ的にはガスカートリッジ1本で60リットルの炭酸水が作れるそうです。
が。
我が家が好むのはいわゆる「強炭酸」です。
ネットのユーザー情報をチェックしてみると、我が家が求めている強炭酸レベルの炭酸水を作ると、最低でも通常の2倍の炭酸ガスが必要らしいのです。
実際に試していないので本当に2倍の炭酸ガスが必要なのか、実は3倍くらい必要なのかはわかりませんが、ざっと2倍というのが通り一遍の常識値(なにそれ?)のようです。
なのでここはカートリッジ1本で30リットルの炭酸水が作れると仮定して計算することにします。
つまり、2160円で500mlボトルが60本作れる計算になります。
2160/60で、36円/500mlとなりました。

すなわち、値段的には圧倒的にSodaStreamがお得、という事になりました。

◎SodaStream導入のメリット

さて、ここで改めてSodaStreamのメリットを考えてみましょう。

1.500mlあたりのコストがペットボトルに比べてかなり安い
2.空ペットボトルというゴミが出ない
3.500mlのペットボトルという状態のモノを冷蔵庫に複数保存する必要がない
4.必要な時に必要な量の、必要な強度?の炭酸水が作れる
5.在庫ペットボトル(の段ボール箱)を持たなくていい

こう考えるとメリットばかりですね。

○500mlあたりのコストがペットボトルに比べてかなり安い

まずはコスト。
我が家の場合はSodaStreamはタダでもらいました。なので導入費用がありません。イニシアルコストが0なので、ついてくるガスカートリッジも一本分はタダ。つまり最初の30リットルは「タダ」です。まあ、厳密に言うと「水」代はかかりますが1リットルあたり1円もしません。30リットルでも水代は10円とか20円くらいではないでしょうか。まあ、誤差です、誤差。カウントしなくていいでしょう。

○空ペットボトルというゴミが出ない

これには2つのメリットがあります。
一つは物理的なゴミの嵩が減らせるということ。
もう一つはプラゴミを出さないという、環境問題に貢献できる的なメリットです。
が。
私としてはこれはあまりメリットだと感じていません。
普通の家庭ごみの時に、ついでに出せばいいわけです。ペットボトルは軽いですし持っていくのにも苦にはなりません。いわゆる普通ゴミのほうがよほど重いですからね。

環境問題についてははっきり言って「笑止」です。
ペットボトルを一切使わない文化的な生活など現時点ではありえませんし、我が家が出すペットボトルの数などしれてます。
しかもきちんと地域で定められた方法で廃棄していますのでここについて責められる筋合いもありません。
現代はプラスチック社会なのにペットボトルを敵視する意味がわかりません。
地球環境に優しいとか言われている再生可能エネルギーですら、そもそもプラスチック素材がないと成り立ちません。風力発電のブレードしかり、太陽光パネルしかり。
ペットボトルが問題なんじゃなくて、ちゃんとリサイクルの輪に載せない「人間」が問題なのでは?
というか、どんな問題も結局「人間」ですよね。

○500mlのペットボトルという状態のモノを冷蔵庫に複数保存する必要がない

冷蔵庫が炭酸水のペットボトルで占領されない、というのは多少なりともメリットです。
炭酸水を作るのには「冷たい水」が必要なので水を冷やしておく事は必要ですが、500mlペットボトルに入れて冷やす必要はありませんからね。2リットルのペットボトルでも、4リットルのポリ容器でもなんでもいいわけで、空間効率を考えると確かにメリットといえるでしょう。

○必要な時に必要な量の、必要な強度?の炭酸水が作れる

必要な時に必要なだけの炭酸水が作れるというのは、果たしてメリットでしょうか?
これは考え方、使い方にもよるのでしょう。つまり人によってかなり価値観が違うとおもいます。
ウイスキーのソーダ割りをよく楽しむ人なんかは、「都度」「必要な量だけ」作れてムダがないという点ではメリットなのはよくわかります。
しかしウイスキーや焼酎、ジンなどのスピリッツ系はストレートで楽しむ派の私にとっては意味がないメリットですね。
だって私の炭酸水の用途は「炭酸水として飲む」以外にほとんどありませんから。かなり単純な消費者なのです。
冷蔵庫を開けて、炭酸水のペットボトルを取り出し、グラスに注いで飲む(あるいはそのまま飲む)だけ。
いちいち作る?なにそれ?

これはアレです。
ホームベーカリーを導入することにやや似ています。
それまではパン屋でパンを買ってくるだけの行為だったのに、ホームベーカリーを導入したばかりに「パンを作る(準備をする、というべきか)」という作業を行わないとパンを手にできなくなるわけです。
同様に炭酸水メーカーを導入するということはつまり、「炭酸水を(自分で)作る」という作業が必要になります。
はっきりいいます。
「めんどくさい」
つまりこれは私にとってはメリットどころかデメリットでしかありません。

○在庫ペットボトル(の段ボール箱)を持たなくていい

人によってかなり重要度が違う「その都度必要なだけ作れる」に比べると「在庫を持たなくていい」というのは誰にでも恩恵があります。わかりやすい大きなメリットでしょう。

実際問題として我が家の納戸部屋には、炭酸水が入ったダンボールの箱が数個、常に積まれています。
これがなくなるということは、すなわち床にスペースが生まれるということで、これは単位面積あたりの家賃(うちは分譲ですが)を考えるとコスト面でも有利と言えるでしょう。
またダンボール箱が積み上げられているいかにも「納戸」っていう感じの見た目もスッキリしますのでメンタルにもメリットあり。

というわけで「安い」「在庫が不要」という2点について、メリットとして認定します。

◎SodaStream導入のデメリット

メリットがあればデメリットもあります。
私が考えるデメリットは次のようなものです。

1.本体の置き場所が必要
2.自分で炭酸水を作らなければならない
3.交換用ガスカートリッジの入手手段が限られる
4.衛生上の問題が発生する
5.装置の手入れという手間が発生する

○本体の置き場所が必要

まず設置場所の問題ですが、フットプリントを考えると備蓄用段ボール箱より圧倒的に小さいので、単純に面積比で考えるとむしろメリットです。

ですが、いわゆる納戸部屋に放置しておけば問題がない備蓄ペットボトルと違い、炭酸水メーカーを納戸部屋に置いて運用するのは現実的とは思えません。
キッチンまわりか、百歩譲ってリビングのどこかに置いておくことになります。
そう考えると「置き場所」問題が発生するのです。
普通の家庭のキッチンってテレビ局のセットとは違って広くはないんです。
そもそもキッチンにごちゃごちゃモノを置いておくのは嫌いなほうですし、リビングの隅に置くことになるでしょう。
すると炭酸水を作るのにいちいち持ち出してきてキッチンに置くか、ダイニングのテーブルに置くか、という感じになります。
そして使い終わったらもとに戻す手間も増えます。
実に「めんどくさい」ですね。

○自分で炭酸水を作らなければならない

次に「作らなければ存在できない」問題です。
これはメリットのところで書いたとおり。
「いちいち作るのはめんどくさい」です。

○衛生上の問題が発生する/装置の手入れという手間が発生する

ひとつ飛ばして、「衛生問題」と「手入れ問題」です。
これはほぼ同じ項目として考えていいでしょう。
口に入れるものなので、ノズルなどは毎回きちんと洗浄したいところ。
ですが、どうやら私の製品はノズルが本体から外せない仕様のようなのです。
つまり本体に付けたままで洗浄しないといけない。
それを毎回やらされるわけです。
「チョーめんどくさい」と思います。

そういえば、ホームベーカリーもそうですね。
パン屋(など)でパンを買ってきて食べていた頃には「洗浄」とか「手入れ」なんていう行為どころか概念すらありませんでしたからね。

○交換用ガスカートリッジの入手手段が限られる

炭酸水メーカー運用における最大の問題。
それが「交換用カートリッジ」の入手です。
炭酸水入のペットボトルは「近所のスーパー」で替えますが、交換用ガスカートリッジは近所のスーパーではうってません。

調べると「交換用ガスカートリッジ」を入手するには、
1.特定の販売店に出向く
2.空のカートリッジと交換(下取り的な考えですね)
という感じで入手することになります。

○下取りカートリッジは商品代以外にコストがかかる

下取りカートリッジは実店舗の窓口だけ、というのがヨドバシ。
ネットを探すと通販でも入手可能なショップもありますが、その場合は「下取り用カートリッジの送料」という問題が発生します。しかもたいがいは「代金引換」で配送業者にカートリッジを手渡ししないといけないのでやり取りは自宅にいる
なのでリアル店舗の方がローコストと考えるわけですが、その場合はクルマで1分の「近所のスーパー」ではなくクルマで15分くらいの販売店に出向くことになるわけです。

往復で30分。そう考えるとクルマにとっては片道1分よりは多少はローインパクトな行為なのかもしれませんが、経済的に考えると単純計算でガソリンを15倍使うことになります。
ガソリン代と送料を比較してもまだ送料のほうが圧倒的に高いのですが、問題はそんなことよりも「時間」です。

リアル店舗で買うという選択肢を選ぶと拘束時間がハンパじゃありません。
休日だと慢性的に渋滞がありますし、我が家の立地を考えると店舗滞留時間を含むと往復で1時間以上は見ておく必要があります。
ガソリン代や拘束時間の時給換算などを考えると、送料以上に高く付く気がします。

○予備カートリッジなら通販も気軽

そんなめんどくさい事をブツクサ言う私のような人向けに、いいものを見つけました。
実は「交換用カートリッジ」ではなく「予備カートリッジ」として新品を買うのであれば普通に通販で入手可能なのです。
しかも代引きとか下取りカートリッジを手渡しとかいう手間もありませんから宅配ボックス受け取りが可能。イージーです。
これだと1分程度であってもクルマを使う必要すらもありません。時間的拘束も宅配ボックスを開けるだけ。これは日常的にやってますしほぼ考える必要なし。実に私向けです。

ヨドバシ.comをチェックすると、「ソーダストリーム専用 予備用ガス 2本パック SSG0021 」というものがあります。
これだと5,940円(送料込)で、一本あたりは2970円になります。
これは強炭酸の500mlボトル換算だと49.5円となり、コスト面でペットボトルに逆転負けをくらいます。

単純なランニングコストではペットボトルに負けますが、「買い出し」という手間が全くなくなります。0です。ポチるだけですから。
箱買いのペットボトルはクルマから部屋まではカートに載せて運ばないといけません。我が家の場合、マンション駐車場の自車位置から部屋までの動線がかなりいいので大した手間ではないのですが、そうは言っても地味に面倒な作業です。

私がもしSodaStreamを使うとしたら、メリット・デメリットを考えた上で(ランニングコストは微妙になりますが)ヨドバシでこの予備カートリッジ2本セットを買うことになると思います。

が。
ここで一つ割とどうでもいい(かもしれない)落とし穴を発見しました。
それは「ガスカートリッジは家庭ごみとして捨てられない」のだそうです。
SodaStreamのwebサイトにはこう記載されていました。

ソーダストリームの専用ガスシリンダーをゴミ等として廃棄することは法律上禁止されています

ダメなんですって。
法律で。
法律かあー。

とういうことは予備カートリッジを買い続けると勝手に廃棄できないゴミがどんどん増えていくということになります。

うーむ。
小型ではありますが、ただ増殖していくだけというのもどうかとおもいますね。

まあ、アレですね。
冷静に考えてみましょう。
実はそんなに難しい話ではないはずなんです。
そう、現実的な運用はこんな感じでしょうか。

1.予備カートリッジを買って、普段はそれで使っておく
2.空になったカートリッジはクルマのラゲッジに貯めておく(大した重さではないので燃費には響かない。場所もラゲッジ下の隠し空スペースなどにいくらでも入れておけるし)
3.クルマで出かけた際、交換用ガスカートリッジを売っている店の近くを通ったら「ついで」で交換購入する

ですかね。
「ついでに寄る」のであればガスカートリッジの為だけに「ガソリン燃やして1時間拘束された」感はなくなり、ガソリン代も時給も発生しない、という考え方も可能。つまり単純に単価の安いカートリッジを手に入れたという事実だけが残ります。
そうやって均していくと単価もすぐにペットボトルより安くなるのは間違いありません。

◎結論?

というわけで整理しますと……

○SodaStreamを導入するメリット

・ペットボトルの在庫を抱えなくて済む
・長い目で見ると安上がり

○導入することに依るデメリット

・置き場所に困る
・いちいち作らないといけない
・本体の手入れが必要

うーーーーーーーーーむ。
やっぱり一番の問題はSodaStream云々より、私が超のつくめんどくさがり屋である、ということでしょうね。
なので現時点での選択肢は「楽ちん、そして安定した均一の味(味?)かつ手入れの手間もなし」のペットボトルかなあ……。

というわけで、いまだにSodaStreamの箱を開封さえしていない、という何の行動も起こしていないお話でした。

つづく……かもしれない。


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