複数あるご近所の産直食品店にて時々見かける「未知の食材」実食シリーズ
◎第四弾は「芥藍菜(かいらんさい)」です
食品店では「かいらん菜(さい)」と表示されていましたが、Wikipedia的には「かいらん」となっておりました。
そのWikipediaによると「かいらん」とは
アブラナ科の緑黄色野菜。キャベツやブロッコリー(ヤセイカンラン)の仲間。カイランサイ(芥藍菜)ともいう。別名チャイニーズブロッコリー(英: Chinese broccoli)、チャイニーズケール(英: Chinese Kale)。
◎太いナバナというより細いブロッコリー
人間っていうのはどうしても未知のものを受け入れようとする際にそれまで持っている自分の知識、つまり既知のものに当てはめたり近いものを比較対象として、差異を吟味することで理解を得ようとするものですよね……私だけ?
まあ、そう言うわけでこのかいらん菜、パッと見は「(かなり)茎の太いナバナ(菜の花)っぽい」と思いました。微妙に花がついているのもそう思う理由になりました。
で、今回はこれがけっこう正解でした。
ナバナもかいらん菜も同じ「アブラナ科」だったので。
もっともナバナよりキャベツやブロッコリーに近い植物だそうで、その点については意外でしたが、「茎が細い(そして長い)ブロッコリー」だと考えるとけっこう納得できます。
言われてみれば葉っぱはブロッコリーに似ている気がしますし、そもそも英語ではチャイニーズ・ブロッコリーですからね。
◎蒸してみた
中国、特に広東料理の食材としてポピュラーだという話なので、油との相性はいいのでしょうね。
とはいえ今回は芥藍菜そのものの味を試したいと思ったので蒸してみました。
通常は「茹でる」のでしょうが、我が家の辞書に「茹でる」という方式はほぼ無く、野菜を茹でるということは蒸すに自動的に置換されて行動します。
ブロッコリーや枝豆なんかも当然「蒸す」わけですね、ハイ。
ホウレンソウも蒸しますし、この時期旬の里芋なんかも「蒸す」わけです。
我が家で茹でる食材は、たぶん鳥の胸肉くらいでしょうかね。
茹で鶏を作る時に。
なんで鶏はむさないかと言うと、茹でると鳥スープが一緒にとれるからです。
このスープを使って「かやくご飯」なんかを炊くと美味しいんですよね~。あと単純に良いスープになりますし。
まあ、そんな我家の「茹で」事情は置いといて、要するに芥藍菜の初体験は茹で(蒸し)野菜として、でした。
ブロッコリーと比較しやすいですからね。
◎たべてみた
実に美味しい。
ブロッコリーとはまたちょっと違って、味が濃いというか違う系のあじというか。
しっかりした食感と甘みの強い緑黄色野菜として、「敢えて」購入するのは「アリ」だと思います。
フェイジョアとはそこが全く違います。
フェイジョアの話はここで
ブロッコリーは定番ですが、芥藍菜も定番として購入したいな、と思った次第でございます。
まあ、いつも店頭に並んでいるわけではなくて、そこがそもそも問題なのですが、見かけたら積極的に購入したいと思う味でございました。