調子に乗って導入
しかも二台。
◎我が家のささやかなホームオートメーションの歴史
1.スマートスピーカーに興味を持つ → Amazon Echo dotを導入
2.Echo dotが使えると判断 → 高機能版であるEcho Plusを導入
3.Echoを使ったAIホームの雰囲気を味わいたくなった → AIコンセントTP-Link ミニスマートWi-Fi プラグHS105を導入
4.音声による家電コントロールが楽しくなった → スマート家電コントローラーのラトックシステムRS-WFIREX3を導入
と、まあこんな感じで、この間ちょっとした未来の生活を垣間見つつ、楽しんでおりました。
◎スマート家電コントローラーに惚れる
そんな感じでラトックシステムのスマート家電コントローラーRS-WFIREX3を導入してはや数ヶ月。
もはや「家電は音声でコントロールするものでしょ?」なんてことをしれっと言ってしまいそうになるくらい、まさに当たり前の生活になっています。
とは言うものの、現状ではごくごく一部の家電に限られるわけですが。
将来的に家電は音声やジェスチャによるコントロールが当たり前になるんだろうな、ということは多くの人が予想しているのだと思いますが、AIスピーカーとスマート家電コントローラーを組み合わせると、今でもちょっとだけその未来を体験することができるのです。
これって、とんでもないことだとは思いませんか?
少なくともこれだけははっきりと言いきれます。
これは、利便性とコストを秤にかけてその費用対効果を検証し、納得した上で導入するようなものではない、と。
平たく言えば経済活動を行うに際し、「コスパ」という価値観しか物差しにできないような輩には一生味わえない感情だろうな、ということです。
「コストパフォーマンス」なんて言い出したら、「ンなもん必要なし」と判断するしかないでしょう?
必要性はないけど、ワクワクする。
こういうデバイスを買う時に重要なのはまさにそこです。
「未来体験」はプライスレスなのです。
とはいえ、複数あったらいろいろと比較するのはアリでしょう。
そこは否定しません。いや、できません。
いろいろと比較検討するのも「体験」であり「楽しみ」なのですから。
◎AIスピーカー抜きでスマート家電コントローラーを吟味してみる
さて、実はここからが本題です。
AIスピーカーと連携させることで音声でコントロールができるようになるスマート家電コントローラーですが、実は「AIスピーカーありき」で作られているわけではありません(たぶん)。
何が言いたいかと言うとですね、私が導入したラトックシステム RS-WFIREX3もそうなのですが、スマート家電コントローラーは基本的にはAIスピーカーがなくても単独で十分使えるのです。
単独だと(いまのところ)音声でコントロールできないだけです。
そんなの当たり前ですよね。スマート家電コントローラーはそもそもの正体が「汎用リモコン」なのですから。
私などはAIスピーカーとの連携を前提として導入したのでそういう事をついつい忘れがちなのですが……。
で、そのアタリマエのことにフト気づいた私は、よりいっそうスマート家電コントローラーのファンになったのです。
スマート家電コントローラーを使ったことのない方もいらっしゃるでしょうから念のためにAIスピーカーを使わない場合はどうやってコントロールするのかを説明しますと、専用のいわゆるリモコンが付いているわけではなく、いわゆるスマートフォンがその役目を担います。
もう少し詳しく説明しますと、専用アプリがリモコン代わりになるのです。
AmazonのFire TV Stickや、プレイステーション系の一部のBluetoothリモコンを除くと、ほとんどのリモコンは赤外線通信です。
スマート家電コントローラーもコントローラー自体はその赤外線通信を使ったデバイスです。
考えてみればそうなんですよね。だってスマート家電コントローラーって、ボタンのないリモコンなんですから。
普通のリモコンとスマート家電コントローラーの違いというのは、「本体を固定するか、手で持って操作するか」の違いです。
もちろんスマート家電コントローラーは前者です。
なので手元用スイッチを、スマートフォンのアプリで肩代わりさせているという寸法です。
私の説明が悪いのでだんだん難しい話になってきましたが、コレ↓でも見てリフレッシュして、もう少しお付き合いください。
ごほん。
さてスマート家電コントローラーとスマートフォンがどうやってつながっているのかと言うと、それはWi-Fiです。
したがってスマート家電コントローラーとスマートフォンは同じWi-Fiのネットワーク下である必要がありますが、普通は家の中でつかいますから実際問題としてそのへんの問題はないと思われます。
Wi-Fiのネットワーク内にあればいいので、赤外線リモコンなどのように「お互いのセンサ部分が有視界である」必要はありません。
Bluetoothコントローラーも融資会の必要はないのですが、Fire TV Stickのリモコンを使う時に、ついついディスプレイに向けて差し出しているのは私です、ハイ。
Wi-Fiでつながっているというのがどういう事かと言いますと、実は家庭内だけでなく、世界中どこにいてもコントロールできる(可能性がある)、ということになります。
なぜなら、家庭内に構築されたWi-Fiは結局インターネットとつながっているのですから、内側から外側が覗けるように、外側(インターネット側)から内側(自宅Wi-Fi)を除くことは可能なのです。
スマート家電コントローラーもそういう「仕組み」を利用しています。
そういうわけでようやくここからが本題、いや今までも本題だったんですが、より深部に踏み込むことになるわけです。
「スマート家電コントローラーって、スマートフォンを使えば、外出先から家電をコントロールできるんだぜ?」
これです。
私が使っているスマート家電コントローラー、ラトックシステム RS-WFIREX3は「温度・湿度・照度」というセンサが搭載されていまして、外出先でそれらセンサのデータ、つまりRS-WFIREX3を設置している場所(リビングルーム)の温度や湿度や明るさがチェック可能なのです。
ご存知のように、今年の日本列島は灼熱の夏を経験しました。
私が住む大阪北部もそりゃもう熱く、私の職場がある京都市などは連日の最高温度38度超えが続くという天変地異的な状態。
なので、
「早く帰って、エアコンをガンガンにかけて涼みてー!」
と連日思っていたのです。
そこでフト思い出したのが、RS-WFIREX3のアプリ。
接続当初にちょっと触っただけで、その後は忘却の彼方だったのですが、「そうだ、こいつがあるじゃん」とばかりに活用しだしたのです。
そう、リビングがキンキンに冷えた頃に帰り着くように、予めエアコンのスイッチをいれておく、というアイディアです。
できるのは知っていたのですが、当初はEchoと連携させることばかりに頭が行ってましたので、スマート家電コントローラーの「本来の能力」をほとんど使っていなかったのでございました。
いや、コレがもう快適。
それからは、まいにちのようにアプリで部屋の温度をチェックして温度に応じてエアコンのスイッチを入れるタイミングを変えたりして「帰宅したら、そこはオアシス」を満喫しております。
最近は涼しいときもありますので「今日はエアコンはいらないな」というのも温度センサがあるからこそできる決断なのでございます。
それから、月末に海外旅行で1週間ほど家を空けますが、そのときも「在宅偽装」の為に、時間をみながら適当に照明のスイッチをいれたり消したりしようと考えております。
いやあ、別にAIスピーカーとかと連携しなくても、十分スマート家電コントローラーってすごいんじゃね? という感じで、「別にAIスピーカー持ってなくても単体で十分未来体験できまっせ」と推奨したく思っている次第です。
◎「隣の芝生」は青いかも
さて、そんなこんなでスマート家電コントローラー大好きっ子になった私ですが、そうなると頭をもたげてくるのが「他の製品はどういう具合なんだろうか?」という感情です。
要するに浮気心というやつですね。
「彼氏との○○○は気持ちいいけど、他の男の人との○○○はどんな感じなんだろう?」という興味が頭をもたげてくるのと同じ。
人間の性ってやつでしょうかね?
そういうわけでデジタルガジェット・ビッチな私は、ラトックシステム RS-WFIREX3以外のスマート家電コントローラーをチェックしてみました。
RS-WFIREX3を導入する時は、とりあえず「お試し」という感が強かったので安価な製品の中で、できるだけ高スペックなものを選んだつもりでしたが、今回は本気ですからべらぼうな金額でなければ、値段はあまり気にしないことにしました。
まあ、アレです。
「初めてはやっぱりちょっと怖いから、最初の人は性格が優しくて私を大事にしてくれる人とじゃないと不安」という感じだったのが、快楽を知ってしまったあとは「太くて長くて絶倫で、私をめちゃくちゃにしてくれそうな人とやってみたい」と思うのと同じではないでしょうか……ね? 知らんけど。
◎Nature Remoを選んだ理由
そういうわけで私がチョイスした二台目のスマート家電コントローラーは「Nature Remo」です。
Nature Remoには、新しく出たNature Remo miniというものがあるのですが、見てくれ以外は搭載しているセンサの種類が違い、基本的な機能は同一というもの。
私はその「センサ」の違いで、miniではなく普通のRemoをチョイスすることにしました。
だって、Remo miniには温度センサしかないんです。
これでは温度センサに加え、湿度センサと照度センサも搭載しているRS-WFIREX3よりスペックダウンしてしまいます。
私が求めているの「ステップアップ」ですからね。
その点、RemoにはRS-WFIREX3が搭載しているセンサに加え、「人感センサ」と「ノイズセンサ」まで搭載していますので「これは遊べるかも?」という気になった次第。
そもそもRS-WFIREX3は機能はまあまあなのに、デザインが悪くて、なんというか「スマート」という呼称に全くそぐわない気がしていたので、二台目はデザインがスッキリとシンプルなものにしようときめていました。
RS-WFIREX3以上のセンサを搭載し、かつEchoのスマートホームスキルとカスタムスキル両方に対応しているとなると……はっきり言ってこれくらいしかないのではないかと思われます(2018年8月現在)。
ということで導入しました、Nature Remo。
しかもどどん、と2台。
なぜ二台かと言うと、我が家の場合、リビングがちょっと広めで、かつコントロールしたい家電類の設置場所の関係もあって、実は1台では全てコントロールができないのです。
あまったラトックシステムのRS-WFIREX3は寝室用に格下げ? でございます。
◎Nature Remo ファーストインプレッション
まだ設定を追い込んでいませんが、少し触った限りでは、特にアプリのインタフェイスにおいてRS-WFIREX3よりも洗練されていて直感的にわかりやすいと感じました。エアコンのプリセットも、RS-WFIREX3より種類が多く、我が家の2018年型ダイキンうるさら7で使えるプリセットがあった(多分))のはちょっと感激です。
ハードウェアとしては、赤外線リモコンの学習レンスポンスというか、覚え込ませる作業段階でエラーが全く出なかったのに感動しています。
RS-WFIREX3はなぜか一部学習できないものもありましたが、Nature Remoではそれがないんです。
なんというか、値段の差なのでしょうかね?
というわけで、もう少し使い込んだらまたレポートします。