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☆カルト教徒が狂喜乱舞。魔王復活の時が来た!【Apple iPhone XS MAXとその仲間たち】

PC IT系

日本時間で2018年9月13日未明に予定通りに発表された新型のiPhone Xの後継機、OLEDを採用したXS系2モデルと、LCDを採用した下位機種XRの3モデル体制になりました

期待していたSEの後継機は今回もなし。
SE使いの同居人はがっかりしておりましたね。

というわけで、多分星の数ほどある新型iPhoneについてのブログ記事ですが、「新型iPhoneは買いか」とか「各モデルの違い」とか「
買うならこれ!」とか「おすすめはこいつ」とか「コスパがいいのは?」的なものを求めているのであれば、私の記事は残念ながらそういうものではないので最初にお断りしておきます。

機能の違いのまとめなんかは助かりますけど、「買いか?」とか「どれがおすすめか?」とか、そんなもん自分で決めろよって話です。

◎代わり映えしないXS系

Appleは伝統的にiPhoneのデザインは2年連続で使いますが、今回も大方のその予想通りで、つまり「見た目」に関してはXと比べてまったくもって代わり映えしないものでした。
また、今回は(も?)事前のリーク情報が豊富? だったことも相俟って特段「おお、これは!」と思うようなポイントはまったくありませんでした。
いやまあ、最近の、具体的には6以降のiPhoneの、その凡庸なデザインには全く興味が持てない私の個人的な意見なので、気にしないでください。
※個人的にiPhoneシリーズの白眉は4/4Sだと思っています。5シリーズ黄金比ともいえるバランスが崩れ、6以降はandroid端末の方にむしろ優れたものがあると感じています。それでもiPhone4/4Sを超える美しいスマートフォンは出ていないのではないかとさえ思っております。

ということで、ここでは「新型iPhoneが発表された。しかし今回も私の物欲センサはピクリともしなかった」理由について備忘録的に書いておこうと思います。
なので、iPhoneシンパの方々におかれましては、読まないほうがいいかも?と、予め申し上げておきましょう。

◎とはいえ、私はながらくiPhoneユーザーでした

はじめに申し上げますと、私は3Gから6Plusまでは、新型が出るたびに乗り換えるほどのiPhoneユーザーでした。
6PlusでiPhoneに見切りをつけた理由は、主に防水性能の問題です。
その頃ロードレーサーに再び乗り始めたのがきっかけといってもいいでしょう。
具体的には当時のiPhoneにはなく、android端末(の一部)にはあった機能、すなわち「防水機能」が必要だったからです。
なので、冒頭にいろいろ書きましたが、私は別にアンチiPhoneでもなんでもないことをご理解いただけると幸いです。

もっともシンパや信者、熱烈なファン、というわけでもありません。単純にandroid端末よりiPhoneの方がスマートフォンとして優れていると考えていたから使っていたまでなのです。
もちろん、使っているものに対する愛情は普通以上にありましたけれど。

そんな私も、「けっこう長く使い続けていた」ため、iOSに飽きていたのかもしれません。なので、6になってiPhoneのデザインに(android端末に対する)優位性がなくなったと感じた時に、実は別れは必然だったのかもしれません。
ロードレーサーで使うには防水の方がいい、というのは単なるきっかけとというやつなのでしょう。

使い心地といった操作はもちろんのこと、デザインがいいので愛でていたiPhoneでしたが、6になってデザインが陳腐化してしまった結果、成熟しつつあるAndoroid OSと、デザインの多様性が楽しめるandroid端末に興味が移って行ったのは自然な流れと言うやつでしょう。

そうそう、私は最初に買ったスマートフォンがiPhone3Gでしたが、その後は並行してAndoroid端末もずっと使っておりました。
多分、日本で最初にキャリア販売されたと思われるHTCのHT-03Aから使ってまして、ある時期なんか毎月新しいやつを買っていたこともあったくらいで、買った台数だけならandroid端末数はiPhone系の10倍はくだらないと思います。

ただし、使い込んだというイメージはありません。メイン端末ではなかったからです。
更に言えばiPhoneと並行して、つまりサブ機として常に使っていたというよりも、どんなものかと試してみて、「(iPhoneと比べて)使えねー」という確認を行ったあとで、すぐに手放すという付き合い方でしたから。
androidは色んな会社からいろんなモデルが次々と発売されるので、目移りして一台に興味が続かないのです。
スマートフォン黎明期にはいろんな実験モデル、つまりかなり個性的なモデルも多く、「面白い」のは絶対的にAndoroid端末でした。
でも、実際にメインのスマートフォンとして使えるのか? というと、基準がiPhoneになっているので「幼稚な出来」としか言えないようなものもまた多い時代でした。

あ、そうそう。当然ですが、iPhoneとandoroid以外のOSを積んだスマートフォンも好物ですから、そっちもいろいろ使わせてもらいました。
代表的なものとしては、Blackberryとか、Windows Phoneとか。

というわけで、私の中では暫くの間は次のような感じでスマートフォンを評価していました。

・ハードウェアは個性的で興味深いけど、肝心のOSの「触り心地」がだめなAndoroid端末群。
・こなれたUIとエレガントな操作性をもつ、安心安楽なiPhone。

実際、私がAndoroid端末をメインで使えると認識したのは6Plusから移行した2014年あたりのモデルからです。
もっともこの辺の評価については入力に対する反応にかなり神経質だと自覚している私の勝手な評価なので人それぞれといったところだと思います。
特に「画面の触り心地」という官能性能については、未だにiPhoneに一日の長があると思っております。
CPU性能とか、画面の美しさであるとか、カメラ性能というベンチマーク化が容易な、言ってみればわかりやすいものはいいのですが、官能評価だけはなかなか難しいものがありますけど。

このあたりはアレと一緒ですね。
なかなかMacに追いつけなかったWindowsのマウスカーソルの動かしごこち?に似てるなあ、と思っています。
まあ、こんな事書いても「こいつ、何言ってんの?」って思う人のほうが多いかもしれませんが、まあそんな評価軸を持っている人もいるんだなあって、今流行りの「多様性を許容」ってやつを発動していただけると幸いです。

◎それでもあえて3つの中から選ぶなら?

さて、iPhone XS(てんえす)、XS MAX(てんえすまっくす)、XR(てんあーる)です。

あまり興味が無いとは言いつつも、ある朝起きたら「うお、なんかモーレツに新型iPhoneがほしい!」ってな状態に陥る(陥る?)可能性がないとも言えないわけですよ、私の場合。
なので、新型iPhoneから一台を選ぶとすると……それはXRになるだろうと思います。

なぜか?
一番の理由はもちろん、XS系に比べると、XRの方がまだデザインが「マシ」だからです(もちろん個人の感想です)。
RAM容量の差はあるかもしれませんが、CPUは同じ。なのに安価(iPhoneの中では、ですが)というのは嬉しい話じゃないですか。

「お前は見た目だけで機能や性能の違いはどうでもいいのか?」
なんてツッコミが入るのではないかとおもいますが、まあ、正直にいいますとそう言うことです。

じゃあ、その機能の差とやらをチェックしてみましょう。

○ディスプレイの差

機能面での大きな違いの一つがディスプレイです。
XS系が採用しているのはOLED(有機EL)。
XRはLCD(液晶)ですね。
OLEDの、特に締まった黒がもたらすコントラストの美しさには憧れますが、私はそんなにスマートフォンの画面に没入する時間が長くないので、恩恵を受けられるとは思いません。何よりiPhoneクラスの高級スマートフォンに採用されている高精細液晶なら十分以上に美しいと思っています。
OLEDを使ったandroid端末をいくつか使ってきたので、そのへんは既に経験済みというかわかっています。

○カメラ機能の差

カメラ機能もあからさまに違います。
XS系は広角レンズと望遠レンズの2つの単焦点レンズ(たぶん)を備えたいわゆるDualレンズ仕様。
XRは普通に広角単焦点レンズが一つ。
で、残念ながらDualレンズだろうがトリプルレンズだろうが、ことカメラ機能ってやつは私にとっては訴求力がゼロなんです。

世の中の多くの人はスマートフォンをカメラとして活用されているようで、言ってみれば普通の人にとってはもはやカメラ=スマートフォンになっていると言っても過言ではないでしょう。
そう、そのへんの、普通の人達にとってはカメラなんてスマートフォンで十分なのです。
なのでカメラとして性能・機能の差は大いに気になるところでしょう。

でもスマートフォンのカメラ機能が生理的に受け入れられない私のようなほんの一部の人間にとっては、ただカメラ機能がついていればいいのです。
なぜならスマートフォンのカメラなど、普通のカメラを持っていない時(は殆どないんですが)の、要するにいざというときにメモ代わりに使う為だけにあるものなのですから。

あと、自撮り用のインカメラは不要です。
私はナルシストじゃないので自分撮りとかおぞましくて絶対出来ません。
そうそう、スマートフォンでテレビ電話もしませんからね。音声だけで充分。

○なので、

などと書いている以上、自分でも理解していますとも。
私はスマートフォンのヘヴィーユーザーではない、ということを。
さらに言えば「スマートフォンの性能を享受し、思いっきり楽しんでいる」というユーザーでもありませんね。
まあ、古い時代の人間と言っていいでしょう。
少なくとも「スマホ・エイジ」でないのは間違いありません。
だったら最新のスマートフォンを語るなよ、という話になるのかもしれませんが、それでもデジタルガジェット・ジャンキーなので、語りたいんだよぉ~でございますよ。

あとはまあ、スマートフォンでSoC性能が左右するようなゲームなどしませんしねえ。
要するに私のようなユーザーにとって今のiPhoneはスペックオーバー、いえ、スペックツーマッチ。
なので、XRでもお釣りがきまくりってやつなんです。

◎実はXS MAXを選ぶ可能性もある

あと、ちょっとだけ考えたのが、XS MAXの存在。
細長かろうが、6.5インチはやっぱりでかいです。
ここまででかいとデザインとかそういう問題ではなく、単純にそのでっかい画面という機能を評価します。
すなわち「電子書籍端末」としての用途です。
そう、いつも持ち歩いているタブレットを家においておけし、身軽になるんじゃ? という目論見です。

◎魔王復活?

「これって、要するにAppleのXperia Z Ultraじゃね?」と思ったのは私だけではないはず。
ファブレットの一つの頂点だった「ズルトラ」ことZ Ultraには、今でも熱心なユーザーがいるんじゃないでしょうか。
私も結構最近までZ Ultraだけは「別腹」的に手元にありましたが、7インチのXperiaタブレットを使い始めてからは出番が少なくなって、手放したのでしたっけ。
まさに「SONY Xperia Z Ultraの夢再び」でございますよ。
Z Ultraは6.4インチですから、XS MAXはまさに後継機足り得るのです。

つまりこの一点であえてXS MAXを選ぶ、という理由になりえます。
Z Ultraって画面はでかくていいのですが、なんだかんだでandroidのヴァージョンも古くて、使っていていろいろイラっとするところが多かったのも確か。kindleなんていうかなり重いアプリは正直にいって苦手だったといえなくもありません。
なので痛痒なく使える(はず)最新のZ Ultraが出たと考えると、これはもうiPhoneファン以外の、androidユーザーからの大量流入という新たな需要を喚起するマジックアイテムになる可能性すらあります。

まあ、Z Ultraユーザーがどれくらいいるんだ、って話ですが、潜在的なZ Ultraユーザー、というか「Z Ultraの復活を待ちわびている人」はかなり多いと私は思っています。

そう、魔王復活を願うカルト教徒達の時代がやってきた……のかもしれません。
ちなみに予言によると魔王復活の日は2018年9月21日(金)だそうです。

ただし。
この魔王、ちょっと値段が高いよなあ……。


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