ゲームはしないけど、動画はちょっと見てみたので、そのあたりをはぐれGPD WIN2ユーザーが適当に綴るレビューの七回目です
◎今年のお盆休みは幸せでした
ええ、個人的に。
なぜなら、ずっと引き籠もれていたから。
そもそも私の今年のお盆休み(夏季休暇)は七日間で、例年より二日ほど多かったのが、そもそも幸せでした。
そして計画していた旅行が流れたことで、この「頭、おかしいんじゃないの?」的な民族大移動期間にドライブ旅行せずに済んだという僥倖。
親族の来客という全然気を使う必要のない、わりとどうでもいいイベントはありましたし、食材などの買い出しでスーパーなどに行ったり(徒歩)、「焼肉パーティ用の肉」を入手するために肉屋まで行ったり(クルマ)しましたが、スーパーや肉屋といっても数十分の外出ですし、数も数回。つまり基本的には「在宅休暇(造語。私が今作りました(^_^;)」でございました。
あ、自転車の朝練は二日だけですがやりました。これはまあ数時間ですが、渋滞も人混みもないリフレッシュイベントですからむしろポジティブな行為でしょう。
なんと言っても今年の夏は外は暑い、いや熱いし、そんな時に人の多いところに繰り出したりしなくて済むなんて、ああ、なんて夢のような時間なのでしょう。
エアコンをガンガン効かせたリビングでソファに寝そべってダラダラと過ごす。
ビールが飲みたければ飲めばいいし、ふと思い立ってスペアリブを焼きたくなったら焼けばいいわけで、これはもうなんという至福タイム! という感じです。
それもこれも日本が平和だから。
平和ボケなどと言われようとかまわない。ビバ、平和ボケ日本!
とまあ、そんな感じでたっぷりとした時間があったので、アニメ版のMAJORの全6シーズンをイッキ見することにしたのです。
MAJORの簡単な視聴感想は別途記事にしていますので、興味のある方はどうぞ。
ただし、心の広い方推奨ですが。
◎ゲームはしないけどアニメは見るぜ
○Fire TV StickとAmazon Prime VIDEO
そんなわけでアニメ MAJORを見始めたのですが、昔と違って今はそのアニメを見る環境というか選択肢がけっこうあることに今更ながら気づきました。
最初はリビングのメインディスプレイで、つまりテレビ画面で見てました。
ただし映像を出力しているのはビデオでもテレビチューナーでもなく、HDMIに挿しているAmazonのFire TV stick。
もちろん、無料(Prime年会費は払っているので無料ではないのですが、追い金なしという意味で)のPrime VIDEOで。
でも一話見ただけでげんなりしました。
MAJORに、ではなくAmazon Prime VIDEOで配信されている動画のクオリティに、です。
MAJORはPrime会員だと無料で見られるプログラムなのですが、Prime会員をナメているのかAmazonのMAJORの画質はSD解像度。つまりハイビジョンテレビで見るとジャギーなんです。
SD解像度のビデオソースでも、TV側もしくは出力機器側にアップコンバーターがあって、ソレが優秀であれば、アニメ程度ならさほど、あるいはまったく気にならないレベルまで化粧をしてくれるんですが、私のテレビは世界初の52インチ液晶テレビ。つまりかなり古いんです。そしてFire stickにそんなシャレたアップコンバーター機能などありません。
なので一話見終えた時点で、Amazon Prime VIDEOは見限りました。
○Fire TV StickとAbema TV
調べるとAbema TVで「MAJOR」がハイビジョン配信されているようなので、速攻でAbema TVに加入。
二話以降はAbema TVで楽しむことにしました。
Abema TVのMAJORはBD画質、とまではいきませんが、DVD画質をPS4でアップコンバートしたと思えばオッケーなレベルにはなっています。
少なくともAmazon Prime VIDEO画質とは比べ物にならないほどきれいです。
ちなみにAbema TV「も」Fire TV Stick経由での視聴です。
いやあ、便利ですな、Amazon Fire stick。
Abema TVだけでなく、NETFLIXもDAZNもHuluもニコニコ動画もdTVもYutubeも全部見られちゃう。
いちいちPC画面に切り替える必要がありませんからね。
Amazon Fire stickのリモコンはBT接続で、いちいち端末に向ける必要がないのも快適ですし、なにより検索などはリモコン側のマイクに向かってしゃべるだけでOK。
認識率は高いし、家の中なのでデバイスに喋りかける際に何も気にすることはありません。
○風呂場でスマートフォン
そんな感じで見始めたMAJORですが、面白いので続きが気になり、どんどん見続けるわけです。
そしてやってきたお風呂タイム。
うーん、もうちょっと見ていたい。でもキリがない。
というか、理想は風呂場でも見られたら……。
「あ、見られるじゃん」
そう、私のスマートフォンは防水仕様。
そしてスマートフォンには各動画のアプリがあるじゃああーりませんか。
そして意気揚々とスマートフォンを持って風呂場で視聴を続ける私でございました。
ちなみに視聴したアプリはAbema TVのものではなく、Amazon Prime VIDEOアプリ。
記述のとおりAmazonのMAJORはSD画質でジャギジャギですが、それはリビングのハイビジョン解像度のテレビに映し出したから。
考えてみたら私のXperia XZ1 Compactのディスプレイはハイビジョン解像度などではなく、1280×720。
「だったらSD解像度でも十分じゃね?」と思った次第。
実際に十分でした。
○そしてGPD WIN2でMAJOR
風呂から上がってきた私には一つの野望がありました。
「Xperia XZ1 Compactの1280×720画面で十分な品質だったなら、同じ解像度のGPD WIN2のディスプレイで見ても十分なんじゃね?」
「というか、リビングのTVは大画面で快適だけど、GPD WIN2で【どこでもMAJOR視聴】っていうのもいいんじゃね?」
「これはもう、試すしかないんじゃ? そうだ、そうしよう」
ということで、奇しくもGPD WIN2をテキストマシン以外の用途に使う日がやってきたのでありました。
◎想像以上に「入り込める」GPD WIN2のアニメ視聴
ということで試しました。
私の場合はアニメですが、これはなんというか、ゲーム機としてGPD WIN2を使っている人と同じ目線なのではないかと思われます。
キーパッド操作はほぼありませんが、画面とサウンドに「入り込む」という部分は同じです。エディタの文字を追うのとはやはり脳内のモードが違う気がします。
で、MAJOR。
Windowsなので、視聴はアプリではなくブラウザ経由で行いました。もちろん全画面モードです。
「これはいい!」
見始めてすぐにそう感じました。
画質などを細かく評価すると、ノングレア処理しているGPD WIN2はグレアなXperia ZX1 Compactより鮮やかさで一歩も二歩も劣ります。
でも写真じゃなくて基本的にベタ塗りで色数がしれているアニメなんかだと入り込んでしまえばそんなもの、まったく気にならなくなります。
気になるのは色の鮮やかさよりジャギーです。
しかしそのジャギーもGPD WIN2の解像度の低さが災いしてクリティカルなネガとはなりません。
むしろスピーカーが前面左右についていることもあって、はっきりしたステレオ感があって、臨場感すら覚えます。
手に持って見てもいいですし、コーヒーカップ片手にテーブルの上に置いてもいい。何しろバッテリ駆動ですから、外に連れ出してイヤホンつないで見てもOK。
まあ、そういうのはスマートフォンの方がいいのでしょうが、GPD WIN2はなんというか、ポータブルBD(DVD)プレイヤー的な感覚で使えますね。
そっち側はまったく考えていませんでしたが、ポータブルBDプレイヤーよりよほどコンパクトでバッテリも持ちそうじゃないですか。
まあ、BDドライブはついてませんが、必要ならポータブルドライブをUSBで繋げば旅行用のBDプレイヤーとしても活躍しますね。
まあ、この辺はツブシがきくというか、Chromebookと違い、Windows10というリッチOSを積んだフルノートPCの持つ汎用性をなめんなよ、みたいな頼もしさがあります。
(BDやDVDドライブを繋ぐ必要がなければChromebookはポータブルアニメ視聴マシンとして十分以上です。念の為)
なお、ブラウザ(Chrome)ベースでの視聴に関しては、もちろん終始モタツキもなく余裕でした。
熱に関してはそれなりに発生するものの、本体を手に持っての視聴スタイルであっても、熱を持ったなとは感じますが「熱い」とは感じませんでした。ファンはそれなりに回りますが、それはテキスト打ちしてても回りますので、GPD WIN2の仕様のようなものでしょう。
むしろ問題があるとするとスピーカーで、私の耳では音声がやや拡散するように思えました。
少し離れたところにおいて音楽を掛けるのにはいいのかもしれませんが(やったことないけど)、本体を手に持ってビデオを視聴するスタイルだともう少し指向性が高い方がボリュームが絞れていいのではないかと思いました。
もっとも、複数の動画ソースで比較したわけではなく、MAJOR一本での話ですし、このあたりは聴覚やら感じ方などで人それぞれに感想が変わる可能性があります。
以上、GPD WIN2でアニメ視聴は「大いにアリ」と思った次第。
そうそう、GPD WIN2だと風呂場はムリですが、トイレはオッケーっすね。(^_^;