趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★【LEICA Q】 ファームウェアが3.0にアップデート

カメラ

2.0からのメジャーアップデートです

◎変更点

メジャーアップデートなのでさすがに変更点は多いようです

・カメラメニューの冒頭に最大15個の項目を登録可能。
・カメラを操作後10秒でオートパワーオフするモードを追加。
・FNボタンに割り当てられる項目数の選択肢が増加。
・ユーザープロファイルをSDメモリーカードにインポート、エクスポート可能。
・光学式手ブレ補正が1/60秒以下のシャッタースピードでのみonになるモードを追加。
・EVFとLCDの切り替えをFNボタンに割り当て可能。
・全てのシャッター速度で電子シャッターを使用するモードを追加。
・カメラのDNGファイル処理速度が向上。
・カメラの電源を入れ直しても1点測距AFの測距点を保持。
・カメラがオートパワーオフしてもセルフタイマーの設定を保持。
・マニュアル[M]モード時、露出プレビューをオフにすることが可能。

うーむ。
こうやってリストアップするとたしかに多岐にわたる大幅なアップデートですが、正直に言うと個人的には微妙。
とはいえ、明らかにメリットと思われる項目も複数ありますので、ここは素直にアップデートすべきでしょうね。

◎明らかにメリットがある項目

・カメラメニューの冒頭に最大15個の項目を登録可能。
・FNボタンに割り当てられる項目数の選択肢が増加。
・全てのシャッター速度で電子シャッターを使用するモードを追加。
・カメラのDNGファイル処理速度が向上。
・ユーザープロファイルをSDメモリーカードにインポート、エクスポート可能。
・カメラを操作後10秒でオートパワーオフするモードを追加。
・光学式手ブレ補正が1/60秒以下のシャッタースピードでのみonになるモードを追加。
・EVFとLCDの切り替えをFNボタンに割り当て可能。
・マニュアル[M]モード時、露出プレビューをオフにすることが可能。

ほとんどか。

これらは好みとかそうじゃないとかそんなの関係なくメリットがあるアップデートだと思います。使わない人は使わなくてもいいという点でも文句なし。

◎ありがた迷惑な項目

個人の感想です。

・カメラの電源を入れ直しても1点測距AFの測距点を保持。
・カメラがオートパワーオフしてもセルフタイマーの設定を保持。

測距点とかはメインスイッチベースでは保持してくれなくてもいいんですけど、というか保持してほしくないんですという人にはかなり迷惑。

セルフタイマー設定保持は、新たに設定された「10秒でオートパワーオフ」という機能をオンにすると欲しくなる機能のような気もしますね。

どちらにしろユーザーに選択肢がなくなってデフォルトが変更されると賛否両論になりますわな。

◎注意事項

アップデートを行うとカメラの設定がリセットされますので、お気をつけを。

場合によっては設定をどこかにメモっておくことをおすすめします。
個人的にはメモらなければ忘れたりわからなくなったりする設定なんて、そもそもメモする必要がない設定じゃないの? って思いますが……。

いい機会なので私はメニューをじっくり見直して、一から設定を、いやLEICA Qを理解し直すことにします。

このカメラって発売して3年以上経過してるけど、いまだにこれを総合性能で超えるカメラが現れませんねえ(個人の感想です)。
個人的に期待してるのがSONYのRX1。
RX1とRX1Rの二台を使っていましたが、サイズ感とレトロじゃないちょっと突き放すようなそっけないデザインは好きでした。

※探したところ、SONY RX1の記事はすでに見つからず。RX1(Rではない)発売前夜?の「待ちきれないぜ」的な記事と、SONY主催のRX1Rの開発者との座談会に関する記事の2つだけ発見できました。本体のレビューがないのはお約束?(^_^;

★SONY Cybershot DSC-RX1に関する一考察
(初出:2012/09/13) 言いたい事はいくつかありますが、現時点では私的にはこのカメラ、相当理想的なものだという気がしています。 一応予約を入れているのですが、おそらく発売日を首を長くして楽しみに待つことになるのだと思います。(つまり...
★RX1R開発者座談会
SONY主宰の「RX1R開発者座談会」というものに参加してきました。(初出:2013/08/25) 今まで(SONYではないですが)直接カメラのエンジニアの人と話したことはあるものの、「座談会」形式のイベントは初めてで楽しみにしていました。...

次期モデルがが35mm F2.0じゃなく手ブレ補正機能がある28mm F1.7より明るいレンズを搭載してくれたらやっとライバル出現ということになるのでしょうが、RX1系のレンズの出来を見ると描写性能は期待できないかもしれないので登場したとしても微妙なところですが。
あと、値段もあまりかわらなさそう。

◎改めて、LEICA Qのいいところ

LEICA Qに関する過去記事に興味がある方はぜひ。

★135判フルフレームセンサ搭載光学式手振れ補正機能付28mm単焦点コンパクトカメラ その名もLEICA Q
「これって中味の電子部分はPanasonic(個人的な勝手な憶測です)なんだから、パナソニックから同じコンセプトの、具体的には画角が違う、RX1系対抗で35mmレンズ搭載のカメラが間違いなく出るだろうな」(初出:2016/04/23) 「レ...
★続 135判フルフレームセンサ搭載光学式手振れ補正機能付28mm単焦点コンパクトカメラ LEICA Q
「キーボードのWキーの左にある文字を名前に持つカメラ」を10日くらい使った感想の続きです。(初出:2016/04/25)  さて、お次の特徴は最短撮影距離の短さ。 135判フルフレームのセンサを載っけてるのに撮像素子面から17cmまで寄れる...
★続々 135判フルフレームセンサ搭載光学式手振れ補正機能付28mm単焦点コンパクトカメラ LEICA Q
タッチパネル対応。(初出:2016/04/27)  まずは恒例? のRX1系叩き。(・∀・) ※まあ、ライカをしてライバルと言わしめたRX1は実は褒められていると言っていいんですが。 「ばくおん!」のスズキ叩きに似たもの、とご理解下さい(←...

・135フルフレームのイメージセンサ搭載
・ディストーションのないコンパクトな28mm F1.7レンズ
・光学式手ぶれ補正機能搭載
・見え味の良いEVF搭載
・ワンタッチでデジタルテレコン(実際はクロップですが)使用可能(RAW同時保存対応)
・タッチパネル対応
・RAWファイルがDNG(いろんな現像ソフトの違いを楽しめる)
・安価なSIGMA dp Quattroシリーズのバッテリが使える

最後のはそもそも保証外ですしビンボ臭いかもしれませんが、怪しいサードパーティではなく日本メーカーのSIGMA純正品が流用できるというのは私のようなチキンな庶民ユーザーには極めて重要というかありがたいことなので、あえて書きました。

いいところばかりではなく、もちろん要望はいろいろあります。
せっかく使いやすいデジタルテレコン(LEICA的にはデジタルズーム)機能なのですが、実質的にはクロップです。なのでこれを画素補間でやってほしいんですよね。
あとは、接写。Qはマクロモードへの切り替え作業が必要です。
このレバー操作無しでぜひシームレスにしてほしい。
もっともこのマクロモード、レンズ鏡胴の距離表示が入れ替わるギミックがあって、それはそれでニヤリとする部分なので気に入っているんですが……。

あとはボディがもう少し小さいといいな、とかそもそもボディのデザインがダサくね? とか細かい部分は当然あります(レンズのデザインは素晴らしいと思う)。


でも上で挙げた項目をすべて満たしているカメラはいまだにQだけだと思われるので、なんというか選択肢自体が存在しないのですよね。

このレンズとセンサをSONY RX1に搭載して28mm RX1-28とかいうネーミングで出してくれると、主にデザインの問題で乗り換えるんですが。
あ、手ブレ補正機能は必須でございます。