新型は縦型になっちゃいました
マイナーチェンジと呼ぶのが憚れるほどの大変身を遂げた「GARMIN Rearview Radar VARIA」。
型番は初代の500から少し増えて510になりました。
私はRTL510が発表された直後にスペックをチェックし、迷うこともなく予約しました。
RTL510 スペック
サイズ:98.6 x 19.7 x 39.6 mm
重量:71.0 g
モード:点灯、点滅(デイモード、ナイトモード)
明るさ:65ルーメン(デイモード)、29ルーメン(ナイトモード)、20ルーメン(点灯)
稼働時間:約15時間(デイモード)、約6時間(ナイトモード、点灯)
ANT+®通信:〇
防水性能:IPX7
可視角度:220°
買い替えたポイントは?
それはズバリ「稼働時間」です。
RTL500(旧型)スペック
寸法:7.3 cm x 4.4 cm x 2.3 cm(2.9” x 1.7” x 0.9”)
重量:63.5 g
モード:点灯、点滅
ルーメン:16
バッテリー寿命:5時間
充電時間:2時間
ANT+:あり
防水規格:IPX7
新型はデイモードを選べばなんと15時間
旧型はモード選択は基本的になく、最大5時間が可動限界でした。
カタログスペックで3倍は、そりゃもう「別物」です。
明るさ(ルーメン)も段違いですな
そうなんよ。新型はデイモードだと65ルーメンもあるから、テールランプとしても十分使えるんよ
基本的に昼間しか走らないからデイモードでオッケーですしね
サブのテールランプを点灯モードにしてあるので、トンネルに入っても道交法違反にならへんし、理想的やねん
RTL500とRTL510の違い
形状以外の違いは重さですね。
見た目がでかくなっていることでもわかるように確実に重くなっています。
本体だけでなく、実はブラケットが変わっています。
変わっているというよりも正確にいうと「コストダウンでネジ止めブラケットが同梱されていない」です。
RTL500にはゴム止ブラケットとネジ止ブラケットの2種類があってチョイスできるようになっていましたが、コストダウンなのでしょう、RTL510にはゴム止ブラケットしか同梱されていませんでした。
なのでここでも重量差が出ます。
合計だとこの差になります。
重量が逆であっても、私はネジ止めブラケットの方が好きです。なぜなら装着する際にブラケットの剛性がきちんとあってカチっと取り付けられるから。ゴム止め方式は当然ながら剛性感とは無縁です。
ネジ止め方式は位置の微調整がしにくいことと、いちいちアーレンキーでネジを緩めたり締めたりする手間が超めんどくさいんですけどね。
コストダウンとは別にそちらの問題で敬遠されたのかもしれませんね。
実は誰も使っていなかった、と
世界中探しても使ってたのは私達だけだったりして
ブラケットはともかく、本体の重量増は多分バッテリの容量が違うのではないかと思います。
私はこの重量増はデメリットとは思いません。
なぜなら、ホノルル・センチュリー・ライドなどロングライドイベントに出る際はバッテリが持ちませんからモバイルバッテリーを装着して延命?させるわけですが、モバイルバッテリーとUSBケーブルの重量増を考えると新型の重量増なんて誤差の範囲と言っていいんじゃないでしょうか。
稼働時間以外のメリットは?
実は旧型を購入してから今まで2年経ちますが、これをつけている人って、自分(と同居人)以外に一人も見たことありません。
数千人レベルのライドイベント、「ホノルルセンチュリーライド」や「サイクリングしまなみ」でも全く見かけませんでした。もちろん全員のバイクをチェックしたわけではありませんけれど。
要するに人気があるデバイスではなかったということです。
稼働時間が5時間と短いこと以外に人気がない理由を考えてみました。
1.値段が高い
2.デザインが(横型で)ダサい
3.そもそも必要性を感じない
1については値段は微妙に下がって入るものの新型も似たようなものですね。
2はデザインコンセプトを180度転換してきました(形状としては90度ですけどね)
これにはデザイン上の理由とは別に「縦型にしなければならなかった」理由があると思いました。
実際に装着してみれば「なるほど」と思えます。
それは「空力」です。
横型だとシートポストからはみ出るんですよ。でも縦型だとご覧の通りシートポストからほとんどはみ出さないレベル。
実際問題として、横型でも空力とか関係ないと思うんやけど
そりゃあ、あんたの貧脚で空力を口にすると鼻で笑われますよ
あたってるから何も言われへんけど、イメージとして空力的に悪そうっていう感じがするのが良くなかったんやないかな
実際問題どうか、じゃなくて見た目のイメージが悪いことが問題だったと?
そういうことやないかな
もちろんバッテリの保ちが悪いというネガもありますが、多分見た目の問題は大きかったんじゃないかなと。
そうでなければあえて縦型にしてインジケーターのロジックまで変更してきた意味がわかりません。
まあ、GARMINの思惑はどうあれ、私は縦型でも横型でもどうでもよくて、バッテリの保ちが改善された時点でリプレイスしな理由を失いましたからね。
そもそもリアビューレーダーなんて必要?
敢えて言いましょう。
「もはやこれがないと車道は怖くて走れない」と。
大げさだと言うなかれ。
このレーダーが後ろから迫ってくる車の状況を知らせてくれるのと知らせてくれないのとでは心構えというか危機対応準備力に雲泥の差が出ます。
必要ないと思っている人は必要ないでいいと思いますが、GARMIN EDGEシリーズを使っている人でお小遣いに余裕がある人には本当におすすめします。
私は自分もかわいいですけど、一緒に走る同居人が心配で心配で、少しでもリスクが減らせるなら2万円ちょっとの値段は全く高いとは思いません。
自分じゃなくて大事な人の為に是非。
あ、私は当然ながらGARMINの回し者ではありませんです、はい。
装着しただけでまだ実際には使ってへんのどすえ
使用感などはまた後日改めて