趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆【新居のソファ選びに悩む】第二回 ソファに望むもの

暮らし
ケーニグセグ社のwebさいとより拝借しました

要するに購入に際し条件とする項目の事ですね。

まずは、何はなくともカネカネカネ。
世の中すべてカネですから、重要なのは購入予算です。
ゲタマのGE375三連星? やGE2903に憧れつつも「ソファにンなにカネは払えねえ」というのが現実、というお話を前回したわけですが、
だったら私はソファに対していったいいくら出せるのか、という事ですよね。

「えーっと、5万円か、出せてもせいぜい7万円くらい?」

はい。さんざんゲタマ社だのGE375×3のカウチこそ至上だのと語っておいて予算はたったそれっぽっちかい! などと自分で自分に突っ込むしかありませんが、まあ現実というか、私のようなフツーのサラリーマン、すなわち庶民の財布なんてそういうものです。

こう考えてみてはいかがでしょうか?
夢と現実の両方を楽しめるのが我ら庶民なのだと。(*´ω`*)

さて、私の場合、予算が決まるとその予算内でモノをチェックする「目」が出来上がります。
webでいろいろチェックしていても、プライスタグにフィルタがかかるというかナチュラルにスルーできるという「人間ってすごいよね」と思えるあのスキルが発動するんです。

webでいろんなソファをチェックしていて「あ、いいな」と思って値段を観ると「○○万円」。すると「はい、次」という切り替えが速い。
やっぱりモノ選びに予算は正義ですよね。
そもそも絞り込みがやりやすい。

というわけで次は予算内で私がチェックするポイントについて。
色んな種類のソファがあるように、ソファに対する好みは本当に人それぞれで様々って感じがしますよね。
いかにも「応・接・室」みたいな重厚なフルセットもあれば、いわゆるベンチソファとでも言うのでしょうか、アームどころか背もたれさえまともにないようなシンプルなものまで、まさに千差万別です。

ちなみにソファにもいろいろ定義があるようですが、ここでは「背もたれ付き長椅子」程度の意味でいきたいと思います。

では私のソファ選びの条件について。
まずはコンセプトですが、これは「シンプル」です。
我が家のリビングがそもそもシンプルな佇まいというかあっさり系でまとめているので、そこにドドンと居座るソファの存在感はかなりのものになるでしょう。
つまりデザインや色によっては「ソファのためのリビング」なのか「リビングの一部にソファがある」のかというマッチングの問題が発生するのです。というか、私はそう思っております。
私が考えるのは「リビングの一員」としてのソファですから、我家のリビングでドヤ顔をするのではなく、リビングに溶け込む、マッチするようなソファが理想です。

次は「シンプル」ってどういうの? という話ですね。
まあ、コンセプトなんて漠然としているものです。シンプルというのは相対的なものだと考えていただけると幸いです。
要するにロココ調だとかルイ13世風とかはないよね、というイメージ。さらに言えば「重厚な応接室」的なものも違う、と。
少し具体的な項目を挙げるとすれば、木製の土台(フレーム)のソファを考えました。
というか、ゲタマのGE375とかGE290とか、ああいう方向性のものと言ったほうがわかりやすいですよね。
アノ手のデザインだと我が家のリビングでも違和感なく溶け込めると思うのです。
まあ、GE375もGE2903もちょとおしゃれすぎかな、という感じはしますが……。

木の素材感を楽しめるデザイン。そしてシンプルで飽きのこないもの。
こんな感じで私のソファ選びはスタートしました。

最初は漠然と「シンプルな木製フレームのやつ」的な視点でいろいろとチェックしていくと、だんだんと自分の好みが見えてくる気がしました。
例えばAというソファを見ると「確かにデザインはシンプルでいい感じなんだけど、木の部分の作りがゴツ過ぎてちょっと重い感じだよね」と感じたり、Bというソファを見ると「全体にシンプルで軽やかで悪くないんだけど、曲線が多くて機能よりデザインに走っている感じがするのはちょっとなあ」なんてわかったことを言いつつも自分の好みが固まってくるのがわかります。

当初は予算の問題もあり、ごくごくシンプルに、アームもない白木のラダーフレームにクッションを載せたようなものを想定して探していたのですが、そうやっていろいろと見ていくうちにちょっと欲が出てきました。機能性が欲しくなったのです。
その機能性とは?
「スフマートフォン置き場」
です。
「しょーもな!」と侮るなかれ、でございますよ。
もはや現代の人類はスマートフォンの一部ですからね。スマートフォン様のそばにいないといろいろと不自由になっているのです。
ソファでくつろいでいる自分を想像してみてください。そこに電話がかかってきたとしましょう。まあ、電話に出ますよね? 電話に出る時、スマートフォンは遠いところにあるより近くにあったほうが良くないですか?
電話に限らず、テレビを見ていて知らない言葉なんかが出た時に意味を検索したりしたいなんて事もあるでしょう。SNS中毒の人はひっきりなしにメッセージのチェックやリプライを書かないといけないんじゃないでしょうか?
その時、ソファから体を動かすことなくスマートフォンにアクセスできたら便利でしょう?
え?オレはPocketに入れてるから問題ない?
ええ、そういう人は今回は相手にしてませんので黙っててください。(*´ω`*)
私はPocketにものを入れるのが大嫌いなのですよ。
あと、スマートフォンなんてふつーの人っぽく書いてますが、私はスマートフォンじゃなくて調べ物はタブレット派なんですよ。スマートフォンのちっちゃい画面に向かってちまちま文字を入力とか面倒でやってられないので。
まあ、家の中なら最近はスマートフォンに向かって音声検索するっていうのもアリなのでしょうが、私はシャイなので家の中でもムリです。
最近、ようやく「アレクサ」と呼びかけるのに抵抗がなくなってきたくらいなので。

つまり機能性とは具体的にはある程度面積のあるアーム付きソファが欲しい、というものです。
ただアームがついているだけではダメです。水平なアームが必要です。無駄にアーチ描いてたり、平らじゃないのもダメ。スマートフォンを置いてビシっと安定しているものじゃないとね。
まあ、そもそもゲタマのGE375やGE290の、あの床と平行の面積が広めのアームが大好きな私ですから、そこにスマートフォンとか置けたら便利じゃんね? と思い至るのは必然でございました。
アーム付きなら、そのアームは当然ながらクッションで覆われているタイプじゃなくて無垢の木のままがいいと思ってましたし、それも条件の一つとして加えることにしました。
更に欲を言えばスマートフォンだけじゃなくてできれば7インチクラスのタブレットを不安なく置ける程度の広さが欲しいな、と。だって私は検索はタブレット派なので。そうなればそこにマグカップやタンブラーなどもおけます。あ、GPD Pocketもイケますな。PCが置けるぞ、と。

つまりちっちゃなサイドテーブルとして使えたら便利じゃん、という野望? が……。
「だったら素直にちっちゃなサイドテーブル置けよ」というご意見は甘んじて頂戴しますが、予算もありますし、家具が別途増えるのは避けたいのですよ。サイドテーブルを置くくらいならオットマンを置きます。アームがサイドテーブルになるなら合理的でしょ? あとシンプルにまとまるし、コンセプトに沿っているわけです。

というわけで、広めの木の真っ直ぐに水平なアーム付き、という極めて具体的な条件がフィクスしました。

次はクッション部分です。
というか、クッションカバーの素材ですが、当初は本革製がベストだと思っていました。
なぜならいわゆるファブリック系はどうしても存在してしまうダニの温床になるという、避けて通れない問題があるからです。だからできれば避けたいと思っていたのです。
あと、花粉。花粉が繊維に入り込んで春先にソファに座ったら偉いことになるんじゃね? みたいな。
でも革は手入れもあるし、ダニにも完璧じゃないし……そう考えると「だったらビニール(合皮)最強じゃん」ということになるのですが、GPD Pocketのケースはいいけど、ソファの合皮はさすがにちょっとなあ……やっぱ革でしょ? みたいなノリですね。

でも冷静に考えれば革は多分、我が家ではムリです。アームに置いたコーヒーとか、多分こぼしまくりますから。粗忽者が選ぶマテリアルではないな、というのが冷静は判断です。
あともっともっと冷静に考えるとわかりますけど「お前の予算を考えてモノを言え」という感じですね。ええ、5万円とか7万円で本革のソファーなんてアルわけがない。というか、もしあってもちょっと怖くてかえって買えんわ、という話です。

さらに言えば、選択肢の問題が立ちはだかりました。
ビニールも本革もフルオーダーならいけるのでしょうが、私が買おうとしている普及価格の(というか、安い)「吊るし」系ソファにそんな選択肢は存在しません。

というわけで素直にカバーはファブリックを受け入れることにしました。
花粉は掃除機、ダニの問題は布団乾燥機を使ってこまめに退治するしかないでしょうね。
花粉はともかく、幸い我が家はふたりともダニ系アレルギーは今の所発症していませんし。
よく考えればビニールの布団やまくらで寝ているわけではないのであんまり花粉も心配しなくてもいいのかもしれません。

クッション部分に関する要求はカバーの素材以外にももう一つありまして、それはここでも「シンプル」であることです。
具体的にはフルカバー系でフレームと一体型になっているものは×でしょう、という意味。
訳は「いろいろと面倒くさい」から。そして「不衛生になりがちだから」です。
木のフレームにポンポンっと置くだけの作りのものがメンテや掃除もやりやすいよね、と考えました。
一体型でも取り外しが可能であればOKなのでしょうが、洗濯とか掃除とかを「やろう」というモチベーションに与える構造的影響を考えると天と地ほども違います。したがって主に私の気持ちの問題で「不衛生になりがち」なのは間違いありませんhん。

さらに言えばクッション部分が細かく分割されているもの。
具体的には座面とバック(背もたれ部分)が一体型じゃないもの。そしてその座面もバックも二分割以上であることです。一部が汚れても大物全部をメンテしなければならなのか、一部だけでいいのかではそれこそメンテ性は大違いでしょう。同様に掃除の際にとりあえず外したり、あるいは気候のいい時に思いついて虫干ししたりするにも一つ一つが小さい方がどう考えても取り回しがいいですからね。

予算が予算なので、今回はクッション自体の作りやクオリティにまでいろいろ要求するのはやめておくことにしました。
クッションがへたる頃になったらその時はリプレイスクッションについて良いものを考えようかなと。
そういえば何度も引き合いに出すゲタマ社というのは、もともとベッドのクッションメーカーだったそうで、だからこそGE375とかGE290などはそのデザインだけではなくてソファとしての座り心地やそのクオリティが高いからこそ評価されて長い間スタンダードとして君臨しているのでしょうね。いい素材を使っているのでクッションが(も?)高い、と。

そうそう。GE290系の話が出たついでに、私が今回のソファ選びで初めて認識した事をご紹介しましょう。
それは「家具ではコピー品がアタリマエ」であることです。
コピー品という言い方も、アタリマエと言い切るのもどうかとは思いますが、要するにGE290(ほしいのは3Pソファなので正確にはGE2903)のデザインだけを求めるのなら、予算7万円でもアレが手に入るんです。
家具の世界ではそういうのはリプロダクションと言って、いわゆる特許が切れたものであればレプリカを作って売ってもOKということなのですね。
薬で言うところのいわゆる「ジェネリック」です。
GE290ほどのソファは、それこそジェネリックが星の数ほど(さすがにそれは言い過ぎですが)ありました。

私はそれを知って小躍りしましたね。
さすがに理想のGE375のジェネリックは見つからない(多分作りが複雑なのでコスト的に高くつくわりに、GE290ほどの人気がないからだと思います)けど、GE2903にあこがれているんだし、予算的に手が届くジェネリック品で決まりじゃね? って。
だって一番かっこいいと思っているGE2903というソファと同じ見てくれのものがなんと1/10以下で買えるんですから。
車で言えば、我があこがれのケーニグセグのレゲーラそっくりの車が、中身はプリウスだけど、なんとか手が届く? 600万円くらいで売られているという感じ?(レゲーラの場合は二億円オーバーなので、1/10でも実は2000万円以上なのですが……)

ケーニグセグ社のwebさいとより拝借しました

ちゃんと走るレゲーラが600万円なら、そりゃ買うわな~(*´ω`*)
どうせサーキットとか走るわけでもないし、峠とか責めないし、普通にドライブするだけだったら中身プリウスでも超オッケー、というかむしろソッチのほうが乗りやすいに違いないし、燃費もいいなんて!!

ケーニグセグ社のwebさいとより拝借しました

ということで、ケーニグセグのレゲーラ……じゃなくて、ジェネリックのGE2903に狙いを定めた私でございました。

続く。