趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★TEAC UD-501の使い方

オーディオ系

「3000円の耳を持つ瞑想家……もとい迷走家」の私としては、UD-501の音質については現状でほぼ満足しております。(初出:2017/02)

そうなると次は「せっかくUD-501を買ったのだから、持っている機能を活用しなければ損じゃね?」と考えるわけです(この時点でそこはかとなく迷走する予感がしますが、ここは敢えて無視します)。
「単機能DACでいいんだよ、単機能DACで」
などと言いながらDAC選びをはじめたのに「機能活用すべし」とか我ながら勝手な事を言ってるなあ、とは思います。思いますが、買ってしまったものは仕方ない。別に私が頼んで機能を付けてもらったわけじゃなくて、最初からついてるんだから仕方ない。
そう「仕方ない」んです。
私の座右の銘(一つ)は「使えるモノは使う」ですからね。
もっともUD-501の機能については「面白そうだから試したい」という感じであまり深い意味はありません。
まあ、UD-501は「ほぼ」純粋なDACなので、機能とか言っても別にたいしたものがあるわけじゃありません。
具体的には2つ。
1)セレクタ機能
2)ヘッドフォンアンプ機能
まあ、これだけです。
私はUD-501をヘッドフォンアップとして使うつもりは全くありません。なのでそちらの機能はまあ(今のところ)無視したいと思います。
いや、だってヘッドフォンアンプとしてチェックし始めると、また「より音の良いヘッドフォンアンプを求めて」というタイトルの旅が始まるに違いないからです。迷走家であることは自覚しておりますが、さすがに今回はこれ以上の迷走は避けたいのですよ。

という事で、大した機能のないピュア・DACのUD-501で私が気になっている機能とは、(1)のセレクタ、つまり「ソースの切替機能」です。
いやあ、マジで地味ですな。
その辺の名のあるメーカーが出しているDACならたいがい持っている機能ですからね。
つまり「普通にある」機能です。
でもまあガッカリせずにもう少し詳しくUD-501を見てみましょう。
UD-501の外部入力はデジタルのみ。なのでアナログ入力には対応していません。
この辺りの潔さは○です。DACなんだからむしろ正しい。
で、そのデジタル入力端子ですが、UD-501は地味にすごいんです。
なんと! 5系統もあるんですよ。
内訳は次の通り。
USB×1
同軸(コアキシャル)×2
光(トスリンク)×2
どうです? 普通はUSBに加えてトスリンクかコアキシャルで合計2つ。良くても3つです。
これって立派なUD-501の特徴ですよね。DACとしてキャラ立っている気がしませんかね?
純粋DACではないのですが、一瞬だけ買い換えを考えた同じTEACの上位機種、UD-503は3つしかありませんから、ある意味UD-501の方が上です?。
つまりこの5系統入力に魅力を感じている人、今現在使っている人はUD-503には素直に行けないんじゃないでしょうかね。
まあ、デジタル5系統入力を必要としている人がどれくらいいるかは大いに疑問ですが、それを言っちゃおしまいですからね。

さて私の場合。
UD-501をチョイスする際、ハードウェアスペックとしての魅力の一つが5系統入力だな、と思っておりました。
これがあると単純にPCの音楽ファイルを鳴らすだけでなく、他のミュージックプレイヤーの音をDACを通して聞けるわけです。
具体的には
1)メインPC(デスクトップ) → USB
2)AirMacExpress (AME)1 → 光1(トスリンク)
3)AME 2 → 光2(トスリンク)
4)CDプレイヤー → 同軸1(コアキシャル)
5)サブPC(ノート) → DDC → 同軸2(コアキシャル)
こんな感じです。

AME1は私のMac、AME2は同居人のMacから飛ばすわけですが……よく考えたらAMEは1台でもオッケーですな。同時に鳴らすわけじゃないですから。ま、あるモノは使う、という感じで。

というわけでさっそく結線してそれぞれ鳴らしてみました。
CDプレイヤーやAMEはコレまで基本的にSONYのAVアンプ(TA-DA5300ES)に繋いでいましたので、つなぎ替えです。
だがしかし、ここでフトある事に気付く冷静な私。
1)、5)はいいんです。これはセーフ、というかオッケー。
問題は2)、3)、4)です。
これらは従来、SONYのAVアンプに繋いでいたものたちです。
それをつなぎ替えたわけですが……。
UD-501の背面をよくよく見ればわかるように、UD-501のアウトプットはSONYのAVアンプに繋がっているんですよ。まあ、アタリマエですが。
要するに直接TA-DA5300ESに繋いでいたものを、わざわざ間に別の物を挟んだという状態です。
結局TA-DA5300ESに入力されるわけです。「何やってんだ?」という感じ?
まあ、結線してから気付く私もアホ丸出しですが、それもこれも問題はUD-501にあるわけです。
「直接パワーアンプに繋げないUD-501が悪い」んです。
インピーダンスの不整合? まあ、よくわかりませんが繋ぐと実用に耐えない爆音が鳴る仕様ですからね。
うーむ……。
ここで私の前に提示された選択肢は3つ。
1)しぶしぶプリアンプを導入する
2)すなおにプリアンプを導入する
3)喜んでプリアンプを導入する
ストイックな私はもちろん1)を選択。

というわけで、プリアンプ導入missionがスタートいたしました。(・∀・)
め、迷走なんかしてないんだからねっ。