趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★DAC選びに終止符を打つ、の巻

オーディオ系

もしくは「あひる日和」(初出:2017/02)

ダックと日本語タイプするとDACじゃなくてduckが出てくる今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さてアヒルじゃなくてDAC選びに明け暮れている? 私ですが、昨日ついに結末を迎えました。
冗長になるので経緯はもう割愛しますが、「暫定DAC」として選んだKORGのDS-DAC-100が、ほぼ徹夜の検証の結果、私との相性が最悪だったと判明したのが日曜日の朝。
判断力が多少鈍っている自覚はあったのですが、「私はどうやらKORGのDACは使わない方が幸せになれるにちがいない」という結論を下しました。
そして、返す刀で当初KORG DS-DAC-10Rの対抗馬として候補に挙げていたDACの中から迷わず一つを選んでポチったのであります。
日本の物流はすごいぜ。
なんとソレは夕方には届いたのであります。
ソレとは写真のソレ。
TEACのUD-501であります。
シンプルが一番、という私のポリシーに反し? 最終的に辿り着いたのは、けっこう芸達者なDACでした。
まあ、こんなもんですよ。(・∀・)

KORGのDS-DAC-10R以外の候補として考えていたのが、TEACのUD-501とFOSTEXのHP-A8です。
で、HP-A8ではなく迷わずUD-501にしたのには裏と表の理由が、それぞれ一つずつあります。

まず表の理由ですが、「FOSTEXはメーカーのイメージ的にKORGの仲間であろう」と考えたからです。
仲間はやめておこう、と。
もちろん「個人の感想です」的な「勝手な憶測による思い込みってヤツ」ですが、この二つで色々悩んでもオカネと時間がもったいないな、と。さらに混迷の度合いが深まりそうな予感がしたんですよ。
それに判断力が鈍ってますからあんまり深い事考えられないんですよね。
KORGとFOSTEXの類似性について補足しておくと、それはつまり音の傾向です。
KORGを聴いて思いました。
「ああ、そうか。モニター的な音ってこういうのなんだろうな」と。
FOSTEXもオーディオ系の機材については個人的にはそっちのイメージが強いので、DS-DAC-100をHP-A8にかえても、それはDS-DAC-100を一回り良くした感じじゃないのかな、と。
一回り喰らいよくなっても、下手をするとラステームのRSDA302Uと比べると負けちゃうんじゃないかという気がしてなりません。
しかも値段は3倍近いのに一回り程度ですか、と。
いや、3倍良くなるかもしれませんけど、DS-DAC-100も相当レベルが高いと思いますので経験上、この手の機器、この手の価格差ではそこまで劇的な変化はないでしょうと判断したものです。

翻ってTEAC。
ここに対する過去の製品の勝手なイメージとしては、モニター系ではなく、いわゆるオーディオ系。つまり音を演出する系のブランドです。
つまりKORGとは違う方向性の音を聴かせてくれるだろうという期待を込めてポチったという事なのです。
それはDAC付きデジタルアンプ、ラステームRSDA302Uとも違う音でしょうし、だったら気に入る可能性が高い、と。

次にHP-A8ではなくUD-501をチョイスした裏の理由です。
だいたい表より裏の方が本音というか真実に近いのが世間の暗黙の了解事項ですが、まあ今回もそんな感じです。
その理由とは?
「HP-A8のアナログ出力にはRCAしかないから」
です。
KORGのDS-DAC-100でも、XLRとRCAで、音の差がわずかにありました。「3000円の耳」を自負する私でもなんとかわかる程です。
なので、できれば直接パワーアンプに繋げたいのでXLRがあるDACが欲しかったのです。
しかもUD-501はUSB以外に、コアキシャル×2、トスリンク×2というインプットI/Oがあってレバー一つで切り替えられます。
つまりデジタル系のセレクタとしてもつかえるじゃん、というスケベ心もあって、殆ど迷わずこちらを選んだという感じでございます。
シンプルなのがいい、と言った舌の根が乾かぬうちに「デジタル5系統のセレクタ機能、超便利そう!」とか、我ながら「歩く朝令暮改」ですな。(´д`)
まあ、自ら「ポリシー」という呪文を唱えて、行動が制限される呪いを掛けている人達より救いがあるって事で一つ。

で、夕方届いたUD-501ですが。
届けてくれたヤマトさんからひったくり、ガバーっと開梱し、ダダーっとトライよろしくリビングに駆け込み、バスバスっとばかりケーブル結線を行い、さっそく聴き比べを行いました。

が。
聞き比べをするまでもありませんでしたな。
PC(USB)→ UD-501(XLR)→ パワーアンプ(Thomann The t.amp S-75mk2)で鳴らしてみると……。
「いいじゃん、これ」
聞き比べは中止。
明らかに「私好みの音」が流れてきました。
駄耳に加えてオーディオ的ボキャブラリーが貧困なのでKORG DS-DAC-100との違いを表す適当な修辞をこらすことが出来ませんので、ここは一つ女の子に例えてみましょう。
KORGのDS-DAC-100は、女子陸上部のエース。整った顔に引き締まった体つきで、基本的に文句の付けどころはない女の子でございます。本人、マジなアスリートですから髪型は当然ショートカットです。
付き合うと色々未知の世界を見せてくれそうですし、そもそも走る姿が美しくて、見とれながらも応援してしまいたくなる女の子。
一方の、TEAC UD-501は、黒髪のロングヘアを普段はポニーテールにしている女の子。こちらは同じ運動系でも弓道部に所属している。でもエースというわけではない。でも弓道は大好きで真面目に練習はしている様子。黙っていると美人なのに、快活な正確からか、すましている時間より笑顔で居る方が多い感じ。体つきも全然太ってはいないけど、手などを見てもふんわりとしていかにも柔らかそうな感じ。
なんというか、この子を抱きしめたらさぞや気持ちいいだろうなあ、と妄想させてくれる女の子。

という感じでしょうかね。
え、わからない?
そいつはどうもスミマセン。

で、今になってふと気付いたのですが、「予算3万円」って話はどこにいったんだろう。(・ω・)
やっぱり判断力が低下していたようです。
というわけで、いちおうDAC選びは終了です。
DSDにも対応していますし、個人的にはこれで3年は戦えそうです。
LPのDSD化?
いや、もう少し録音環境が私にフレンドリーになるまで、仕方がないのでLPレコードはそのままおいとこうかと考え中。
具体的にはCD化して購入し直したヤツはスッパリ斬り捨てて、CD化されていないヤツだけを残しておこうかと。