「運動不足解消」
これです。
ただ、これには一つオプションがついていまして、それは
「夫婦揃って楽しめる方法」
で行おうというもの。
もちろんそれでも私が現在所有中のバイク、「Treck Y3@リビングルームの飾り」をムシする積極的な理由にはなりませんが、私の今回のバイク選びの為に作った青写真によると、どうにもY3は役に立たないのです。
「運動不足解消」
「夫婦揃って楽しめる方法で」
この2つの前提を二人で話し合って「やっぱバイクがいいね」となりました。
ここまではOK。
そしてバイクが前提という事になると、次は機種選びの前提が浮かび上がってきます。
これもありきたりな問題と言えるでしょうね。
「保管場所の問題」
です。
夫婦二人の話なんて要するにブレーンストーミングのようなものですから、さらに条件は追加されます。
「気軽に乗れること」
漠然としていますが、キーワードとしては重いですよね。
要するに同居人的には「マジなのはかんべんして」と言うことなのです。
話はどんどん膨らみます。そして、予想通りというか、
「どうせなら、車に積んでドライブ先でポタリングを楽しみたい」
という項目も追加されました。
「保管場所」については必然的に家の中となります。
もちろんマンションの自転車駐車場もあるのですが、そこはそれ、ウチのマンションもご多分に漏れず自転車置き場なんていうものは需要に供給が追いつかず、常に「待ち」が入っている状況ですし、そもそもそんな場所、盗難が心配です。
ハナから家に上げることが前提になっているので場所を取るのがちょっとね、というネガが存在したわけです。
「気軽に乗れる」という事も実に重要です。
通勤に使うわけではなく、つまりは週末ポタリストなので「よっこいしょ」な感じで乗るようだとそのうち「面倒だから今日はもういいや」となってしまいます。
他の人はどうだかわかりませんが、私はぜったいそうなります。
加えて「自動車に乗る」という条件。
これには一つ「決まり」があって、すなわちルーフにキャリアを付けてそこに搭載する、という事は一切考えていません。NGです。
これは個人的な好みです。
ああいう風にして運ぶのは絶対やりたくないんです。
何よりかっこ悪いし、どんなにしっかりしたキャリアに取り付けても脱落などの危険度は絶対に上がります。高さ制限のある場所は通れなくなりますし、ドライビングフィールが著しく悪くなります。それにバイクが汚れます。
白状しますと、Treck Y3を購入した時に、勢いで「MTBで山に入りたいかも」なんてちょっとだけ思った私は、その時の実用車用にスーリーのバイク用ルーフキャリアを購入したんですよ。ルーフレールも込みで。
で、どうなったかというと……。
「いちいち屋根に取り付けるのってものすごくめんどくさい」
事に気付き、一度だけ取り付けたのですが、二度とやりませんでした。
スーリーのバイクキャリアは、そういえばほんの数ヶ月前までベランダに放置されてましたっけ……。
まあそんなこんなでつまりはバイクを車に積むというのは私の場合は「車の中に乗せられる事」を意味します。
実はこの件についてはなんといか、タイミングがよくて、ちょうど車を買い替えたところでした。
しばらく二台体勢だった我が家の自動車ですが、年間走行距離が2台合わせtも3000km程度とかいう状態になってしまい、任意保険料、駐車場代、自動車税もろもろの維持費を考えるとフツーのサラリーマンには付加が高すぎると判断して、一台主義に転身? していたのですが、その一台というのが……つまり……なんというか……要するに実用車ではかったので……トランク容量が……というシロモノだったのです。
しかし2013年の夏に買い替えた新車はなんというか、充分以上に実用車で、ようやく人並み? のトランク容量が確保されております。
しかしながら、そこは実用車として「人並み」レベルです。
つまり「車(の中)に積む」という項目が絶対条件となった時点でロードレーサーやスポルティフタイプのいわゆる「普通のサイズ」のバイクはムリである事が決定しました。
我が家の新車は実用車寄りではありますが、決して大きな車ではありません。ましてやミニバンやワゴンでもなくプリウスより全長が短い……ようするに小型の車……つまりトランクは広くないのです。
トランクルームについてもフロアからルーフまでの高さが短く、ここに700cとかのサイズのタイヤをつけたバイクを2台搭載する事はちょっと現実的ではありません。
もちろんパーツ単位までバラせば載せられないことはないでしょう。でもそうすると「気軽に乗れる」という前提が覆ります。
自動車で運ぶわけですから走行中の揺れ対策なども考慮した積載方法を採らねばならないわけです。
バラシに時間を費やし、積み込みにも気を遣い、組み上げに苦労してようやく走り出す、なんてのは私の辞書には存在しない行動です。
自動車に二台積む、という条件が出た時点で結局のところ「選ぶべきはフォールディング・バイク」に決定したようなものなのです。