日月の連休を利用して、信州まで一泊二日のドライブ旅行に出かけてきました。(初出:2013/04/30)
中央高速でアレと遭遇
信州は東京からごく近いメジャー観光地なので、ひょっとしたら、と思っていたら、小牧JCTから中央高速に入ってしばらくしたところで早くも遭遇。
わが家にそのうち(9月頃か?)やってくるCoupe Dynamicというモデルとはドアの枚数も車高も違う為、同じフジ・ホワイト(EVOQUEの白は富士ホワイトという名称。もちろん全世界共通ネーム)でも見た目が相当違うなあ、と改めて思いました。
高速道路のカーブでなぜ転倒しないのかと思うようなデザインの兄貴分のレンジローバーと違い、実に安定した姿勢で走り去っていくその姿にまだ来ぬ(というか生産すらされていない)我が愛車でのドライブの期待が膨らみました。
ちなみにこのドライバーさんは制限速度+αで流しているわが家のクルマの後にしばらく着いた後でジェントルかつスムーズに追い抜き、正しくウインカーをだして走行車線に戻って常識的なハイペースで去っていかれました。
この手の車を選ぶ人は車好きなのはまあ間違いないところなので、わが家のクルマに興味を持たれたのでしょう。後ろについて同じペースでしばらく走っていたのはウチのクルマが何なのかわからずに車種特定をされていたと見ました。(・ω・)
わが家の地味ぃーなクルマに興味を持ってくださってありがとう。
私と言えば「おお、EVOQUEだあああ」と興奮しながらリアシートのトートバッグに突っ込んでいたカメラを取り出して、激写。(注)
その後1kmくらいペースを合わせて何枚かとったあとで元のペースに戻しました。
路面が荒れた場所&換算300mmの望遠の手持ちということでさしもの光学レンズ補正機能もカバー仕切れず、撮影した写真はことごとくぶれていましたがそれでも出だしからテンションの上がるツーリングでございました。
注:私は助手席でしたので、そういう事ができたのです。決して運転しながら撮影したわけではございません。念のため。
信州松本 喫茶「塩川」
正しくは喫茶部(写真参照)。
なぜ喫茶部なのかは不明。
ちなみに喫茶部以外が存在するのかも不明です。
店長の事は「部長」と呼ぶべきなのかどうかいつも悩みます。(うそ)
がっかりな喫茶店の紹介の次は、にっこりな喫茶店の紹介を。
昔は松本といえばこの店に行かずにはおられぬ、とわが家的プライオリティナンバーワンの店だったのですが、いつもなぜか私達には大サービスをしてくれるおばあちゃんが亡くなってからは足が遠のいていたのですが、こちらも久しぶりに覗いてみました。
喫茶という名前ですが、それよりも「甘味」に注目。
ここで珈琲を飲む人が居るのかどうかはしりませんが、わが家的にはここは「甘味処」です。
オススメは「田舎しるこ」
もっとも関西の人間がそうぞうする「しるこ」ではなくむしろ「ぜんざい」の仲間。というか、関西で言うところの「亀山」でしょう。
ただし「田舎しるこ」は冬季限定メニューだと思われ、今回出されたお品書きにはもうありませんでした。
なので今回は「クリームぜんざい」(夏季メニュー?)をチョイス。
相変わらず素朴というか、これ以上はないというシンプルさ。(・∀・)
粒あんの上に懐かしい味のアイスクリームが載っているだけ。
ええ、これだけです。
甘っ
と満足できる一品でございました。
私の記憶と比べるとボリュームが随分減っているように思われましたが、気のせいかもしれません。
甘い物が好きで、あんこが好きな人にはちょっとお勧めです。
「ちょっと」なのは、素朴すぎるからです。
ガイドブックに紹介してはいけないような、地元の、そうですねえ……蟻高の生徒が(蟻高の生徒の事を地元では「ありんこ」と言う)時々贅沢するのに「おばちゃん、こんにちは」なんて引き戸を開ける、そんなお店です。(おじちゃんもいます。部長だと思われます)
信州松本珈琲「まるも」
自分の住んでいる町よりも実は詳しいかもしれないのが信州松本市。
とは言えしばらくじっくり歩いていないので、けっこう様変わりしていて嫌でも時の流れを感じてしまいます。
そんな中、昔から変わらないのがこの珈琲屋さん。(簡素な宿もやってます)
ご覧の通り蔵っぽいレトロな佇まいのまま長く営業されているお店です。
珈琲が大しておいしくないので我々はほとんど入らないのですが、ずいぶん時間もたってるし、色々変わってるだろうなあ、と思って久しぶりにお邪魔しました。
いやあ、狭い店内は窮屈なテーブルと椅子が所狭しと置かれて観光客がすし詰め状態なのは昔と変わらず。
店内の調度なども昔とかわらず(たぶん)。
で。
珈琲は昔よりマズく……。
まあ、元々さほどおいしくもない珈琲なのですが、あろう事かこの店は一杯一杯淹れるのではなく、ポットに作り置いたものを出す店になってました。
GWだということもあるのでしょうが、正直この数年で全世界で口にしたどの珈琲より不味かったです。
一口飲んで帰ろうか、と思った我々ですが、喧嘩うってると思われるのもアレなので取りあえず鼻を摘まんで(ご存じかと思いますが臭いんですよね、ポットで淹れ置かれた珈琲って)黒い泥水を流し込んで早々に退散いたしました。
いろんなガイドブックに紹介されているし、ほっといても観光客がやってくるからだんだんおかしくなっていったのでしょうねえ。
ちなみにこの付近で「ちょっとお茶でも」と思った方は「まるも」の横の路地を通って中町の通りに出て左折。すぐそこにある「竹風堂」の喫茶部がオススメです。
豪勢に駐車場もあるので、空いていたら、ですが、留められます。
ちなみにEVOQUEでも問題無く留められるほど左右の余裕があるのが豪勢。でっかい輸入車で乗り付けるお客が多いからでしょうね。
信州諏訪 「うなぎ小林」
本店ではなく下諏訪の湖畔店。
ここも信州に行く度にまず間違いなく昼食に寄るお店です。
メニューは色々ありますが、オススメは
特重
上重
のいずれか。
写真が上重で、普通はこれで充分だと思います。
2,800円と(ウナギ・クオリティなど内容を考えると)安価。
特重はご飯の中にもう一枚鰻が入っています。要するに鰻一切れ分の差です。差額が700円。
つまり特重は3,500円というわけ。
この上に特々重なるものがあって、これが丸いでっかいお椀に入ってくるこれ。
これは鰻自体がちがうもので、写真ではわかりませんが、一回り大きく、肉厚。しかもより柔らかくて甘い感じです。
両者を並べてみたところ。鰻一切れの大きさの差と、厚みがわかりやすいようにちょっと削ってみましたが、わかりにくいですね、はい。(・ω・)
ちなみに4,500円です。
今回は奮発して4,500円の特々重を頼んでお腹いっぱい。(ご飯も2杯分くらいある)
普段食べている(いえ、時々ですが)鰻の質と値段のバランスを考えると大バーゲンだと思いますが、昨今の鰻不足でこのお店もかなり値上がりしています。
5年前と比べると、三から四割方料金がアップしています。
例えば
・上 1,575円 → 2,800円
・特重 2,100円 → 3,500円
・特々重 2,625円 → 4,500円
いやあ、以前はどれだけリーズナブルだったのかと。
カムバーック!! ウナギ!!!
です。