趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★地味子の、ここが好き ~納車待ちの日々編 その5~

「ここが好き」篇の最後をかざるのは……(初出:2014/09/22)

◆ユーティリティ

・4:2:4分割可倒式リアシート
これだ!(・∀・)
これこそ欲しかった機能。
というか、EVOQUEにスキーホールがあれば良かったんだけどネ。
豪勢にリアシートは3分割。これは単純にコストかかってます。
EVOQUEは所詮ユーティリティを語るクルマではないのです。わかってます。買う時によくわかっていてハンコ押しました。
でも、ずっと欲しかったんです、スキーホール。
これさえあれば……。
というか、EVOQUEの話じゃなくて地味子のリアシートですね。
我が家にとって、これが魅力的なのは
 A)スキー
 B)チェロ運搬
です。
もちろん長尺モノの運搬全般にメリットな機能です。
当然というか、普通にリアシートが可倒式、もしくは分割可倒式であればスキーであろうがチェロであろうが運べます。
事実、今はEVOQUEで両方運んでますから。
でも、そうすると4人乗れないんです。
あと、見た目もなんかかっこ悪いじゃないスか? なんか散らかっている感じで。
地味子はその全長から、一応ワゴン車の仲間じゃないかと思っております。ワゴン車であればこの装備は必須、というか、なければ私は絶対選びません。そんなワゴン車である事を忘れていない地味子が愛しいわけですよ。

・最低地上高
これをユーティリティのカテゴリーに入れていいのかどうかは議論の余地があると思いますが、いいんです。ムダにカテゴリ増やす意味はありませんし。
地味子の最低地上高はなんと235mmです。
SUVを標榜する同社のV40CCなんて145mmですよ? V40と10mmしか違わないのにクロスカントリー(CC)とか、へそが茶を沸かしそうです。
FREELANDER2と同じ数値を稼いでいて、けっこうなクリアランスだなと思えるEVOQUEでさえ210mmです。
ここは大いに褒めてあげたい。
これだけクリアランスがあれば、多少の車止めがあるコインパーキングでも……じゃなくて、いろんな障害物がある街中でも、積雪の雪国でも、安心感が高いってもんです。
私も大昔は低いクルマがカッコいいと思っておりました。
でも今では実用性の高さが地味にカッコイイと思う歳になりました。
なので「うん、地味子。お前ちょっとかっこいいぞ」と思うわけです。
ブタっとしたデザインのワゴンってだけではなく、ちゃんとSUVしてるじゃん、と思うわけです。もっともホイールベースがEVOQUEより12cmも長い地味子ですから、SUVとして認めてもらう為にランプブレークオーバーアングルを稼ぐ必要があり、結果として最低地上高を高くせざるを得なかった、というオトナの事情からでしょうが。
最低地上高が高くなると空気抵抗CD値が増えるような気がしますので高速燃費には不利なのでしょうが、それよりもやっぱりSUVは機能性だと思います。

・ラゲッジルームのフロア
平たく言うとトランクの床です。V40CCもそうでしたが、地味子の床は二重床です。
要するに収納スペースがたくさんあるんです。
これが実に使い勝手に優れていて、車の中(の見える場所)には何も置きたくない私にとってはまさに夢の装備。
まず、上のフタを開けるとそこはそこそこの深さの大きなトレイ状の物置になっていて、さらにメインの床板を持ち上げると、本来スペアタイヤの為のスペースが全て収納場所になっているのです。
そう。地味子にはスペアタイヤがないのです。不安でたまりませんが、代わりにエアコンプレッサーとパンク修理剤がはいっていて、要するに「これでダメならJAFを呼べ」という、ドライバーの手を極力汚さない気遣いが感じられます。
今は自分でタイヤ交換すらできない人が多くて、タイヤ交換させる為にJAFを呼ぶんだそうです。
私なんかはタイヤ交換も免許取得のテスト項目にすべきだと思っているのですが、ランフラットタイヤの普及などに伴い、そうも言っていられないような状況なのでしょう。私は「AT限定免許があるんだったらランフラットタイヤ限定免許も作れ」と言いたいところです。
そういうわけでスペアタイヤがない分、結構しっかりした収納スペースがあって嬉しい限り。EVOQUEでは今まで小型のトートバッグに色々入れてトランクの奥に固定していたのですが、そんな事しなくてもオッケーです。
EVOQUEは二重底の床でもなく、スペアタイヤが入っているべきスペースにはスペアタイヤが入っていましたので。

さらにこの二重底Systemの床板ですが、上側の床板にはもう一つ機能が隠されておりまして、それはなんと「間仕切り機能」です。ココを持ち上げて垂直に立てるとロックされ、それ自体が間仕切り変身するという寸法です。たったそれだけですが、結構広いトランクルームを狭くすることによって小さな荷物がGがかかる度にトランクルーム内を滑るようなこともなく、トランクの荷物に意識を割かれることなく運転に集中できるというわけで、これも一つの安全機能と言えるのかもしれません。
いやあ、このついたて方式の床板には感心しました。
同じようにV40CCにもついたて機能はあるのですが、アチラは間仕切りというよりは、買い物袋固定溝を作る、という目的のものなので地味子にはちょっと敵いません。

・自動格納式ヘッドレスト(後席)
格納というか、折り曲げですね。
センターコンソールにあるボタンを押すと、後席のヘッドレストが「バタン」と前方に倒れる、という機能です。
これの何が嬉しいって、ボタン一発でそう言う仕掛けが動くのがまず面白いじゃないですか。
実際にどういうときに役に立つかというと、ルームミラーで後方を見るとき、リアのヘッドレストが邪魔で視界が一部遮られてるなあ、と思ったらボタン一発でクリア。
あとはバックの時もかな。
おそらく普段は後席に人を乗せないので私の場合は倒しっぱなしなので実際問題としては必要ではない機能でしょうけど、それでも時々は人を乗せるわけで。そんな時はいちいち倒して回ったりはしませんよね。そこでボタン一発。
まあ、オモチャと言われればアレですが、一度やってみせると「おお!」という機能であるのは確か。ボタン一発だけに「一発芸」というヤツでしょうか。
ああ、早くこの一発芸を披露したい!(・∀・)
という事は、一発芸を披露したいが為に、普段からヘッドレストは立てておかないといけないという事に??
うーむ。なんか本末転倒ッスね。

と、今回の地味子べた褒め篇は取りあえずここまで。
結構褒めるところが多くて、調子に乗られても困りますからね(誰が?)。

我が家のクルマの使い方って、極近距離の市中徘徊を除くといきなり高速を使ったロングツーリングなので愛車の選択に当たってはそこにGTカートしての資質が求められるわけですが、地味子の場合は基本的にGTカーの資質を持ちつつ、それに磨きをかけるACCの存在が基本能力を2倍にも3倍にもかさ上げしてくれると期待しています。
いや、マジでACCの有無は大きいと思います。
日本の高速道路って、なんだかんだいって交通量が多いんですよね。だだっ広い平原の道を、自分の車一台だけがぽつーんと走っているアメリカのクルマの為に考えられた装置が、そもそも日本で使いやすいわけがないんです。高低差も大きいしね。
でも、ACCがあれば事情は一変します。
しかも高速道路だけじゃなくてその気になれば一般道でもOKです。なにせ0km/hカバーですから。
これはもう、使い始める前から断言します。
「ACCのないクルマはもう考えられない」と。
そう。もう一度言いましょう。
「今時ACCがないなんて、それはクルマですか?」と。
念のためにもう一度。
「もはやACCがないクルマで、お出かけしたくない」と。

以上、ACCエヴァンジェリストがお送りいたしました。(・∀・)