趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★地味子にがっかり Part 3 もしくは「人生が二度あれば♪」

VOLVO XC60

前車EVOQUEと比較して、走行性能やキャビンの快適性では相当満足感が高い地味子です。(初出:2014/10/10)

が。
こと装備やギミックについては、かな~りガッカリする事が多いのです。
EVOQUE Coupe Dynamicとほぼ同じ価格帯の地味子ですが、大きな所ではAWDではなくFFだったりして、割高感がハンパないんです。その分燃費がいいとか、チケットホルダーがあるとか、EVOQUEにはないXC60なりのいい装備もあるんですが……。
だがしかし、でございますよ。
今回の「がっかりネタ」は、マジガッカリなんです。
ガッカリというより「プンプンヽ(*`Д´)ノ」です。というか、呆れてます、VOLVOに!

それはこれ。

わかりますか?
ええ、サイドミラーっすね。ドアミラーとも言いますね。
ご覧の通りこれは右のサイドミラー、つまり運転席側のミラー……の後ろ側、つかミラーじゃなくてミラーカバーですね。
XC60のミラーカバーはご覧の通りボディ同色。EVOQUE Coupe Dynamicはここが信じられないことにブラックという仕様でしたので、白にしてから納車してもらった経緯があります。この辺は好みだと思いますが、私は断然ボディ同色派です。黒だと安っぽく思っちゃうんですよね。
昔はミラーが黒い=最廉価グレードの証明、みたいな感じで安っぽく感じてしまうんです。
それが最近は黒い方がかっこいいんだとか。
シャコタンがカッコイイとか竹槍マフラーがカッコイイと、デッパフロントスポイラーがカッコイイとか、ミュージックホーンがカッコイイとかと同列で、私には意味不明、理解不能です。
いや、個人の好みなんですけど!

いや、熱くなりすぎました。
ミラーカバーの話はどうでもいいんです。
うっかり本題を忘れちゃうところでした。
問題はミラーの動作、いやミラーに付随する機能の「いやいやいやいや」感がハンパない、というお話です。

EVOQUEにもありますよね、セレクタをリバースに入れると、ミラーが下を向いて車庫入れのアシストをしてくれるっていう、アレです。毎度毎度ミラーの位置を変更する手間を省いてくれる、地味ですけどとても助かる機能です。
「え、XC60ってついてないの?」
いえ、ついてます。点いてないのはサイドミラーの自動防眩機能です。これ、メーカーオプションなんですよね。絶対欲しい機能なのにウチの地味子は在庫車ですから、そんなものはつかないのですよ。
EVOQUEのPrestigeと同じようなプライスタグぶら下げてるくせに、こんな機能もないなんて……。
まあ、ルームミラーは防眩が標準なのでまだ救いはありますが、こういう細かい「ヤレヤレ感」がヤレヤレなんスよね。

えっと。
サイドミラーが自動防眩じゃない、という脇道の話題も「がっかり」ネタではありますが、まあ活躍頻度は少ないです。それよりリバース連動の方が圧倒的に活躍頻度は高いわけで。
ざっと1024倍ほど高いでしょう(当社比?)。

で、まあ、そのリバースに連動するサイドミラーの角度なんですよ、問題は。
EVOQUEってよくできてますよね。
下向きの角度は「ドライバーが任意の角度を決められて、当然それをメモリする事ができる」わけですよ、EVOQUE。
いや、リバース連動して下向きになる機能はその前に乗っていたEOSにも付いてましたけどね。EVOQUEと違ってEOSはズレるんです、ええ。だんだんズレてくる。ズレすぎるとレバー弄って再調整、みたいな、ちょっとアホな子だったんです。しかしEVOQUEはビシっとしてました。アホな子とは違いました。できる子だったんですね。だからEOSから乗り換えて感動しましたよ、こんな地味な機能ですけど。
なんてったって私の駐車場、庶民用サイズですから狭いんです。なのでビシっと入れないと色々面倒なんです。
EOS時代からディスプレイに映し出されるリアカメラと、この連動下向きサイドミラーを頼りに、ビシっと駐車してきた私なのです。EVOQUEはEOSよりさらに10cm近く車幅が増えましたが、このビシっとズレないできる子連動ミラー機能のおかげで、むしろEOSなどよりよほど車庫入れは楽だったくらいです。

そしてXC60。
リアカメラ映像 → ある。
リバース連動下向きサイドミラー機能(長いな) → ある。
そうそう、特記しておきますと、リアカメラが映し出す画像ですが、EVOQUEに慣れていた事もありますが、XC60のカメラ画像を見て驚きました。超鮮明で綺麗なんです。EVOQUEの画像が10年前のガラケーの液晶だとすると、XC60のそれはiPhone 6 Plusか、と思うくらいで。
モニタ自体はXC60の方が一回り小さいはずなのに映し出される映像はくっきり鮮明。ブラウン管の地上アナログ派テレビから、フルハイビジョンのプラズマテレビに買い替えたような感じでした。
しかもパーキングをガイドするライン。あれも見やすいし、めっちゃ正確なんです。EVOQUEのあれって画面が見難いのもありますけど「だいたいこの辺?」みたいな曖昧さがあって、私はほとんどガイドを信用せずにミラーしか使ってませんでしたが、いやいやいや、XC60のあのガイドはマジで使い物になります。

いや、映像の綺麗さとかガイドの正確さ、見やすさはまあ、いいんです。
XC60の問題は、そのリバース連動ミラーが動きすぎている、という事なんです。
ええ、後輪見えません。後輪よりずっと前、というかリアドアの下あたりを写すんです、私の着座位置だと。
私は舌打ちしましたよ。
「ちぇ。ちゃんと調整しておいて欲しいなあ」
なんてディーラーの営業氏に(その場にいないけど)グチを言いましたよ。
で、調整したわけです。

もうおわかりですね。
「XC60のリバース連動ミラーは、角度一定で(ディーラーのサービスでさえ)カスタマイズする事が許されていない」
んですよ、これが!
ええ、営業氏に聞きましたもん。だってマニュアル全部読んだけど、それらしい記述がわかんないんですよ。だから聞きました。営業さんは言いました「まことに残念ながら……調整は不可能です」と。
「マジか?」
「マジです」
マジだったんですって。

使い物にならないじゃん、これ!
今回ほどVOLVOだかインポーターだか知りませんが、黒幕(?)と小一時間膝を詰めて話をしたいと思った事はありません。いや、膝詰めで話しなくていいから「是非ユーザー側で調整できるようにしろ」と。おそらく簡単な事のはずなんですが……。EVOQUEにしろXC60にしろ、ヨーロッパ車のこの手のプログラムなんてデジカメの画像エンジンみたいなもので、既製品のカスタマイズ(魔改造?)でしょうから、チロチロって書き足すなりすればいいだけの話。
そう、我らユーザーは、この機能の開放を求める!
いや、私だけで「我ら」じゃないかもしれませんが、みんなこれで黙っているのでしょうか? もしかしてVOLVOオーナーっていいなりユーザーばっかり? というかこの機能の存在すらしらず、使った事がない?(設定でオン/オフできますので)

しばらく放心状態だった私ですが、手間はかかりますがトンチで逃げる事にしました。
さいわい、我が家は二人しかドライバーがいないので、三つあるシートメモリの空きを利用する事にしました。
手順としては

1)サイドミラーのリバース連動機能をオフにする
2)バックする時にバッチリな位置に、左右のサイドミラーを合わせる
3)その常態で空いているシートメモリに登録

幸にして、XC60はEVOQUEと同様、サイドミラーの角度はシートメモリに紐付けされるんです。残念ながらどちらもルームミラーは手動ですが。
まあ、そういうわけで、バックする時はバック用のミラー角度が付いたメモリボタンを押せば、シート位置そのままでミラーだけが適切な角度で下を向いてくれる、という寸法です。
ただ、問題の解決にはなっていません。なぜなら私だけしか使えない手だからです。
我が家のもう一人のドライバーの分のメモリボタンはないのです。
「人生が二度あれば」じゃないですけど、「メモリボタンが4つあれば」よかったんですけどね。

と言うか。
あの角度でいったいどうしろと????? > 黒幕